50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

Spey川は 黒い?

2009年05月27日 23時46分40秒 | スコットランドへ
 確かに、Spey川は、見た目には、黒く見えるが、
水そのものが黒く色づいている訳ではない。
川底にある石が黒いのだ。そういう意味では、
川の水がピートの黒を含んでいて、それが沈殿して
石を黒くし、見た目には、川が黒くみえるのだろう。
いづれにしても、決して水が黒く濁りを含んで
いるのではない。
ゴミひとつ見当たらず、自然そのままの川だった。

黒い川面 Spey river

2009年05月27日 23時19分26秒 | スコットランドへ
先週末、会社の同僚と今年初めてのビアガーデンへ行った。
別にセーブして飲んでいた訳ではないが、まだ8時を過ぎた
頃だったので、たまに行く「Whiskey Cat」という名の
Shot Barへ行った。時間が早いせいか、12席くらいある
カウンターの半分くらいは空いていた。
 奥から4番目くらいの位置に座る。Guinnessの生ビールの
サーバが左手にある席だ。ビアガーデンでタップリ ビールは
飲んで来たのだけども、ギネスをHalfサイズで頼む。
それを飲み終えた頃、左側に座っていた30代くらいの
男性が、バーテンダー(女性、とりあえずSさんとしておこう。
実際、名前も知らないし)と何やら話していて
小さなガイドブックみたいなのを指差して、
「High land地方は.... Low Land地方はこの辺りで...」
とか話始めた。で、ついその話に引き摺りこまれてしまった。
相手も連れのない一人みたいで、「私、HighLandへ行きましたよ」
と言ったら乗ってきた。「どの辺りへ行ったんですか...?」と
聞いてきた。すると、Sさんが、小さな写真のホルダーを出した。
それは、私が、いつだか、4-5枚、Scotland土産とか言って
渡したものだった。で、それを見た彼は、実にうれしそうに
写真を見ていた。
 そして、「こういうのが、いいだよな」と言って、
この、Spey川の川面を撮っただけの写真をとても
嬉しげに見てくれた。私としては、構図を考えて撮った
のを褒めて欲しかったのだけども。
単純な川面の写真の方が「いい」とのこと。
ちょっと複雑な気分だった。が、まあいいか。
でも、それ以上に喜んでくれたのが、やはり
「"McCLELLANDの蒸留所"の数枚の写真」だった。
確かに、私としても、うまく撮れているとも
思えない、川面の写真よりも蒸留所の写真の
方が興味を持ってもらえるとは思っていた。



Dinnerを求めて

2009年05月21日 00時58分28秒 | スコットランドへ
写真は、この村(と言うにはお洒落な地域ですが、家の数からいうと
ぴったりかも)には2軒のHOTELしかなく、そのうちの一つが、Craigellachie Hotelだ。もう一軒は Highlander Inn 

最初は、他にも小さなレストランがあるのではないかと
思い、周辺を歩いたが、それは無し。
そうとわかっていれば、隣町のAberlourで、ビールと何か食べる物を
買ってきてB&Bの部屋で食べたのだけども。今から車で戻るのも
おっくうだったので、あまり気乗りしなかったが、Craigellachie Hotelへ
行ってみることにした。
庭先では、宿泊客らしき人が、ベンチに座ったりしてくつろいでいた。
入り口がわかり難かったが、レストランの入り口らしきドアがあった。
でも開かない、宿泊客以外はお断りと書いてあるようだった。
そしてHotelの入り口は左手とある。そちらへ回り、階段を
上がって2階部分がフロントらしい。誰もいない。小さなベルを
押すと、暫くして女性が来た。身なりもきちんとして どうやら
managerらしい。「何か御用ですか」と聞かれた。それ程冷たく
ない応対だった。たぶん、もう予定していた予約客は到着している
はずなので、荷物も持ってない私が宿泊を希望しているとは
思っていなかっただろう。私が何か言うのを待っている風だった。
で、私は「夕食が取れますか」(実際には何と言ったのだろう?
たぶん I'd like to take a dinner. ***** ? という感じのことを
言ったのだろう。少し困惑した表情をして、瞬間、考えていた。
ちょっとこと後に彼女が言ったことは完璧に聴き取れなかったが、
"OK, But we have no seat for you at restauraunt. ***** "
と言って、私に付いて来いと1階へと降りて行った。
そこは、それほど広くないBarだった。既に客が10人ほどいて、
歓談していた。彼女は私を開いたソファに座るように言い、
すぐに、小さな四角いtableを持って来て、私の前に置いた。
で menuを持って来て、お決まりの "Would you like a drink?"
ときた。私は、「ああ、レストランは予約がいっぱいなので、
ここで、我慢しろ」ということなのだと理解した。
で "Beer please." と言い、出てきたビールを飲みながら
周囲を観察した。
<補足>
このBarのことを載せていた 雑誌 PENの08年5月1日号から

  その Barの様子  


私はちょうど、この写真のアングルの位置に座っていました。



モニュメント

2009年05月20日 01時10分15秒 | スコットランドへ
Spey川にかかる、現代風な橋の上には、こんな格好をした
古い塔が建てられている。
何か Casteみたいに読めるので、古代の城をイメージして
いるようだ。古代の言葉だと、ゲール語だろうか。
「CAST・AT・PLAS.....」は CASTLE AT PLACE という
英語を意味するのかな。
 それにしても、本当に静かで、日本の田舎と同じだ
(と言っても、どこかをイメージしているのではないのだけども)。
これも日本に帰ってから思ったことだが、この村を
訪れる人は、Scotch Whisky の蒸留所巡りと
かの Craigellachie Hotel のBarを訪れるのが目的なの
だろう。そういう玄人好みの場所へ私は来てしまったらしい。


Spey川にかかる橋

2009年05月20日 01時01分26秒 | スコットランドへ
Spey川の川岸へと歩いて行く。途中は、細かい砂で、まるで
海岸の浜辺のようだ。
 ここへ来る前に日本で見た雑誌「PEN」に掲載された
写真とは違うが、この旅の目的の一つだった、Scotch Whiskeyの
源流、Spey川を見るということが、達成された。
のだけど、あまりにも、周りが静かで、誰もいなくて
それなりの感激はあったのだけど、実に淡々とした
出会いであった。
川の水は、ほぼ透明だが、川底の石が黒いため、
水が黒く見える。ピートの影響だろう。


Spey Riverの周辺

2009年05月20日 00時45分48秒 | スコットランドへ
荷物を置いて、まづは宿の周辺を探索することにした。
こじんまりとした地域で、villageと言うと、ちょっと
違うが、現代風の田舎町か。農業の片手間にB&Bを
経営している感じだ。家の前の道に出ても殆ど
人は歩いていない。道を下るとHotelが一軒。
日本に帰って来てわかったことだが、有名なBarを持つ
CRAIGELLACHIE HOTELだった。
何となく私には縁のない感じがして、遠巻きに眺め
ながら国道の方へと歩いた。たまに車が通るが
静かな田園風景といったところだ。
本当に誰もいない。
たぶんあれが、SPEY川と思われるので近くまで行く
ことにする。
古い橋があり、周りには、いろんな花が咲いていた。
日本の「わらび」のでかいのがあったりして
日本の風景と同じだなと思ったりした。
桜の一種と思われる木があり、花が満開だった。
 5月下旬なので、桜の季節なのだ。


B&B SpeyBank

2009年05月18日 00時19分51秒 | スコットランドへ
Craigelllachieは、実に静かな町です。
2日目の宿のSpeyBankに辿り着いたのは、たぶん6時を過ぎていたと
思う。デジカメの写真のデータを見ればわかるのだけど
時差があるので、結構、面倒だ。
駐車スペースはすぐにわかったので、入って行くと、宿の主と
思われる男性が見えた。農作業着で、いかにも典型的な農家の
主人という格好だった。他にも宿泊客がいるようで、車が
泊まっていた。「空いているところに停めてくれ」と言われたので
適当に停めた。
簡単に挨拶をしたが、「よく来てくれた」という程度で、実に
あっさりした対応だった。あまりB&Bの経営には興味がないと
いった感じだ。
 玄関を入ると、奥さんが出て来て、この人の方がB&Bを切り盛り
しているのんだなと、すぐに感じるほどテキパキしていた。
すぐに2階の部屋を案内してくれた。思ったよりも広くて、
それに綺麗だ。改装されてそんなに経ってない感じだ。
「インターネットは使えますか」と聞くと、「使える」とのこと。
無線LANなので、すぐにID(SSID)を教えるとのこと。
こんな山奥なのに、無線LAN完備なんて、少々感動した。
日本だと、山奥のひなびた旅館で無線LANが使えるというのは、
まだ、普通ではないだろう。
ただし、残念ながらなぜか、無線LANへは接続できなかった。
部屋の中は、こんな感じだ。


私が泊まった B&B SpeyBank の部屋。
 

日本に居るときに、この宿のあるエリアがかなりローカルな場所に
思えたので、夕食を取れる場所は近くにあるのかと、問い合わせていた。
返事では、歩いて300mほどのところにある、との返事だった。
そのことを聞くと、Hotelがすぐ近くにあり、ここから電話で
予約ができること、他には、Aberlourまで行くと(車で10分くらいか)
いくつもあるとのことだった。
夕食のこともあるが、とにかくこの町の様子とSpey川を見てみたかったので、
あまり細かいことは、聞かずに、「OK,OK」と応えた。
「何か、あれば1階の部屋にいるので、ドアのベルを押してね」ということで、
降りて行った。結構、Edinburghからのドライブで疲れてはいたが、
とにかくこの辺りを、散策することにした。