50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

英国南西部への旅日記 No.20

2017年10月22日 00時36分55秒 | イギリス南西部へ

TATE St Ives へ >

6月5日(月曜)

さて、Minack Theatre からバスでPenzanceへ戻ってきた。雨は相変わらず降り続いていて止みそうもない。

当初の計画では、Lnads End とMinack Theatreで、もっと時間をかけてのんびりするはずだった。
 が、この雨で予定が狂い、午後の時間がまるまる空いてしまった。
ということで、せっかくなので、 St IVES(セント・アイヴィス)へ行ってみることにした。
部屋へ戻り、前夜の残り物のサンドイッチとサラダを食べた。そして、雨に備えて
防水付きの防寒着も着ていくことにした。

駅前のバス停へ行くと、ほどなくバスが来た。 
雨のせいか乗客は少ない。観光客らしき人は、私だけみたいだった。

 実は、St IVESは、旅の計画をしているときに気になった場所だった。
というのが、数年前に、私の地元の新聞の連載小説で、愛読したものがあった。
その舞台が、大分県の日田に始まり、東京そしてStいたと思うが、英国の陶芸家 「バーナード・リーチ」や、日本の陶芸家、
濱田庄司など、日本の民芸運動をリードした人も登場する内容だった。
 でも、計画の時点では、Lands End, Minack theatreの次になり、時間的に訪れるのは無理と判断した。

が、雨のせいで、予定が狂い、時間ができたという訳だ。

バスは、20分ほどで、St IVESに到着。が、事前のリサーチをしていないので、頼りは「地球の歩き方」とインターネットだけだ。
で、取り敢えずの行先は TATE St IVES(美術館)だGoogle Mapで、Information Centreを探し、行くことにした。
が、雨はひどくなるし、傘をさしているので、iPhoneは観づらい。なんとか、Information Centreに辿り着いた。
中に入ると、中年男性が3人ほど雑談していた。「すみません、TATEへ行きたのですが、ここからは近いですか?」と
尋ねると、意外にも、「TATE って?」という反応だった。「美術館です」というと、「ああ、あれか」と言う。
それで、「地図はありますか」と聞くと、「ああ、あるよ。」と渡してくれた。かなり簡単なものだったが、£2とのこと。
日本だと、これくらいのだと無料だがなあ、と思いつつも、無いよりましだと思い買った。

 その地図は、予想はしていたが、日本人には、馴染みにくい、Streetを中心とした地図だ。結局、iPhoneでGoogle Mapを
使うことになった。が、半日を経過しているので、iPhoneのバッテリーが無くなり始めた。仕方ないので、お粗末な
紙のMapに頼るしかなくなった。が、なかなか目的地へ辿り着かない。私と同じようにTATEへ行こうとしている様子の
観光客を見かける。いっそ、TATEへ電話してみようとも考えたが、自分の居る場所が把握できていない。
 目の前を行く、観光客がどうも、目的地が同じように感じたので、後をついて行くと、海辺の道に出た。
左手の後方を見ると、そこに目指す建物があった。

 3階建(だったか?)の立派な建物だ。
入口の手前のエントランスで、一休み。何しろ、雨で、身体まで雨が浸み込んでいた。防寒着を脱ぎ、入場できる
準備をした。私の周りには、同じ様な人がいた。

 時間は、ほぼ午後3時。 入場料の£7.5を払って中へ入った。
残念ながら、写真撮影はできなかった。
バーナード・リーチ、日本の陶芸家、浜田庄司の作品も展示、説明がされていた。
たぶん施設自体は、美術館ではないようなので、絵画を期待すると、ちょっと違うようだ。

1時間ほど居て出た。雨がひどくて、写真は、たったの2枚しか撮ってない。

 < TATE の正面付近 >




< TATE の前の海 >



かなり雨が降っているにもかかわらず 数名の人がサーフィンをしていた。
あとで検索してみたら、ここは英国ではサーファーに人気のある場所だった。


< iPoneで動画を撮ってみた >




 St IVESの街中には、いたるところにギャラリーがあった。覗く時間はなかったのは残念だ。
じっくりと見て廻ると、いい場所もあるようだ。以下のサイトを参照して下さい。

 4travel.jpの投稿より

 https://4travel.jp/travelogue/10599010



英国南西部への旅日記 No.19

2017年10月10日 15時32分57秒 | イギリス南西部へ

英国南西部への旅日記 No.19

Minack Theatre へ >

 風は強いし、雨も降ってきそうだったので、次の目的地 Minack Theatre へ向かうことにした。
タイミングよくバス(路線A1)がすぐに来た。結局 Land's Endには、1時間弱いただけだった。
15分ほどで、Porthcurnoに着いた。小粒の雨が降り出した。
 すぐ傍には、広い駐車場があった。これは、電信博物館、ビーチ、Minack Theatre を訪れる
観光客のものなのだろう。事前に調べたとおり、近くに案内板があった。

 Minack Theatre への案内板 



ちょっとだけ、ビーチへ続く道へ出てみたが、かなりの距離があるので、引き返しTheatreへ行くことにした。
眼の前の坂道を4人の若者が歩いていた。一人は傘もささず、雨具も着ていない。Tシャツに短パンだ。

 私の前を行く若者たち 


400mほど進むと、駐車場があり、劇場の入り口もすぐに見つかった。

劇場への入り口を入ったところ 


階段を降りて直ぐに、右手の建物がVisitor Centre のようだ。中に入ると、受付があり、入場料£5を払うと
劇場へ通じる扉から中へ入っていける。
 が、その前に身体も冷えていたので、同じ建物の中にあるCafeへ行くことにした。
2-3人掛けのテーブルが7-8脚あったが、満席だった。暫く待っていると空きが出たので、座る。
 普通ならコーヒーを注文することが多いが、身体が冷えていたので、カプチーノにした。£2.2なり。
 ゆっくりしたかったが、席が空くのを待つ人もいたので、席を立ち、外へ出た。

劇場を見下ろせるCAFE 


 風はさらに強くなった。劇場の全体が足元に見渡せるが、とても「感動する」には風が強すぎて
じっと立っていられない程だ。
 観光客もまばらだ。お歳寄りなど、突風があるとよろけたりしていて気を付けないと危ない。
通路は、それほどでもないが、客席そばは、傾斜も強くなっている。

劇場全体 



ステージ近く。 



何か特設ステージを作っていた。 




風が強いので正面を向いていられない。




劇場の左手には、綺麗な砂浜がある。でも海は荒れていた。



動画を撮ってみた。



 すごい風の音ばかりだ。

 ここも、そう長くは居られそうもない。Visitor Centreへ戻り、併設されている展示場に入る。

そこは、野外劇場を独力で作り上げたRowena Cade(ロウィーナ・ケイド)の生涯に関する
資料が展示されていた。あらためて、すごいことをした人だと思った。

 天候が良ければ、Land's End とこの劇場付近で、夕方近くまで時間を潰すつもりだったが、
予定を変更して、Penzanceへ引き返すことにした。なぜなら予定していなかった St Ives へ
行けそうだったからだ。
 Porthcurnoへ急いで戻ったが、11:45発のバスは出たばかりだった。次は1時間後だ。

 雨は本格的に降り出したが、停留所では雨を防げない。周囲を見ると「電信博物館」の看板が
あり、Cafe Telegraph とも書かれていたので行くことにした。

 思った以上に中は綺麗だった。展示品を見ると、何だか昔見たことのあるものがあったりした。
私が若い頃(40年ほど昔)に、働いていた職場(Cost radio station)を想起させた。
興味があったが、時間がないので、Captinoだけ飲んで、停留所へ戻った。

 暫くするとバスが来て、一旦、宿へと戻った。




英国南西部への旅日記 No.18

2017年10月04日 22時39分28秒 | イギリス南西部へ

英国南西部への旅日記 No.18

 Land's End へ >


今回の英国旅行の目的は、Land's End へ行くことだった。そして、せっかくなので、かの崖っぷちに作られた劇場
「Minack Theatre」へも行くことだった。
 この二カ所については、ネット上で情報を捜すと沢山出てくる。その多くは、車で巡るというのは多いようだ。
私の場合は、バスを使うことに決めていたので、検索の結果、以下のサイトが、参考になった。

(1)その1  こちら 
 
       http://d.hatena.ne.jp/saebou/20150821/p1

(2)定年退職後ロンドンで始めた学生生活の日記 

    http://oldstudentlondon.blog40.fc2.com/blog-entry-348.html

   このサイトのオーナーが止まったB&Bは、私が泊まったところと同じ気がする。それか、
 その隣ではなかろうか。

ということで、私が書くことは、これからLand's End、Minack Theatre へ行くことを考えている人には
大して役に立たないと思う。

 さて、この日の朝は、あまり天気が良くなかった。というか殆ど雨になるとの予報だった。
朝食のために食堂へ行くと、誰も居なかった。7時半からと聞いていたので、その時間に来たのだが。
 あまりゆっくりはしておれないので、 隣りの調理場へ行き奥に向かって Good morning! と
声を掛けた。女性オーナーが顔を見せて、「Britishi Breakfastでよいか」と聞いたので、OK と答えた。
 直ぐに、食事が運ばれてきた。料理の量(プレート)は、Cotswoldsのときと同じくらいか。
ただ、オプションのヨーグルトや、ブルーベリー、フルーツなどは提供されていなかった。
 もちろん、それは、宿泊料が、こちらは、はるかに安いから当然だ。
 食事を済ませて、すぐに出かけることにする。天気は、完璧に雨模様。手軽な防水のウィンド・ブレーカーを
着て、ちゃんとしたハイキング時のレイン・ウェアも念のためにリュックに入れた。勿論、折り畳みの傘も。
 バスは 08:45 , 09:45 , 10:45 とほぼ1時間おきにバスは出ている。
 08:45で行くことにした。

 駅の入り口(海側)にある、バス停へ行く。路線は A1 だ。

< バス停、時刻表 >



バスは定刻より、少し遅れて 9時前に出発。

 < 出発直後のバスの内部 >



 出発したときは、バス内には、私ともう一人の乗客だけだった。

さほど広くない坂道を進む。路上駐車が当たり前のようで、あちこちに車が停められている。
道は、狭くなり、車1台しか通れないほどになる。それでも、運転手はガンガン飛ばす。
対向車が来たらどうするのだろうと、冷や冷やし通しだった。
 実際に一度だけ、そういう場面があった。相手の車は豪華なBMWだった。相手の方が、
後退してくれた。

 40分ほど走ると Porthcarno(ポースカーノ)停留所に到着。

<Porthcarno停留所にあった、案内板 >



 ここは、Minack Theatreのある場所だ場所だ
歩いて劇場に行く場合は、ここで降りることになる。私は、まず、Land's End へ行き、帰りにここへ寄ることに
決めていた。
 ここから数人の若者(中国人か、韓国人)が乗ってきた。私の便とは違う経路で来た人達だろう。

約20分ほどで、目的の Land's End に到着。

< 到着したバス >



 <バスを降り、LAND's END の Infomation というか、アトラクションというか、それらしき
  建物に向かって歩く >



 10時開場とあるが、が、まだシーズン・オフなのか、天候のせいか、施設は閉じたままだ。


 
仕方がないので、Land's Endの方へ歩いていくことにした。

<よく紹介される、写真を有料で撮ってくれる場所 >



あいにくの天候で、空は曇り、風はあり。そのせいで、営業してないのかどうかは、わからなかった。
 
< そのまま、崖っぷちの方へ歩いていった。 >



 風は強くなるし、雨も降り始めるし、海は荒れていた。その沖には、小さな灯台みたいなものが見えた。
きっと、付近を航行する船が座礁しないためのものだろう。

 そこで、撮った Land's End の動画。




 その場所から、振り返ると 少し離れたところに、ハイキングというかトレッキングかをしている
人達を発見した。
 小雨交じりの中を、もくもくと歩いていた。

雨も風も強くなり始めたので、退散することにした。その帰りぎわに、入口付近で、中国人の若い女性二人が
お互いを撮り合っていたので、これ幸いに「撮って上げましょうか」と言って、撮ってあげた。
 そして、「よければ、私を撮ってもらえますか?」と言って、撮ってもらった。



 10時40分位に、Porthcarno『ポースカーノ停留所』経由、Penzance行きのバスに乗りMinack Theatreへ向かった。

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 このときの走り書きのメモを見たら、実際に行動した時間が間違っていたので、修正しました。