50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

スイスの旅 Grindelwald その2

2013年08月12日 10時45分55秒 | スイスへ2013年

<< First(フィルスト)の展望台に到着 >>

Firstの展望台は標高2,167mにある。展望レストランもあるが、経費節減ということで少し見晴しの
良いところで、サンドイッチでランチ。まだ周りには雪が残っている。
ここも何やら工事が行われていた。

< First展望台付近での工事 >



ハイキングの小手調べということで、片道が約1時間のところにある湖 Bachalpsee へと向かった。
道路の脇には、かなり雪が残っている。
ところが歩き始めて10分ほどで、カミさんの様子がおかしくなった。
「フー、フー」と息が上がったような息遣いをしている。本人は「普段から運動しているから
歩くのは大丈夫」と出発前には言っていたのだが、、、。
やはり標高2,000mといえども、それなりに空気が薄いわけだから、こういうことも起こりうる。
最初の行程でこれだと、明日からのハイキングの計画も修正しなくてはと考えながら
展望台へ戻ることにした。


    << 展望台から約15分くらい歩いた付近 >>

私は、時間もまだたっぷりあるので、ゴンドラで下りの一つ目の中継駅 Schreckfeldから
歩いてGrindelwaldまで下ることに決めた。Schreckfeldにもレストランがあるので
そこで休憩し、カミさんは、先にホテルに帰ることとなった。

 < Schreckfeldのレストランでビールを一杯 >



カミさんと分かれてサイクリングロードを歩き始めた。ガイドブックによると町までの所要時間は
1時間とちょっと。もし疲れたら、Bort駅でゴンドラに乗ればいい。
下の方を見ると、整備されたサイクリングロードが見える。



が、どうも普通の自転車とは違う乗り物に乗っているようだ。後ろを振り向くと
サイクリストが下ってきた。

 <<サイクリスト?>>


自転車のように見えるがかなり違う。ハンドル周りは同じだが、ペダルがない。
坂道を下るだけの乗り物だ。ペダルの位置は両足を乗せるためにフラットになっていて
そうスクーターみたいな構造でエンジンがないという感じか。

私を追い越して行った。急な坂だと結構スピードが出そうだ。と、その後から追い越して
行った 女の子が転倒した。が、すぐに立ち上がって走り去った。
たぶんカーブでブレーキの掛け方が悪かったのかも。慣れればそんなに危険ではないの
かも知れない。

 その後は誰とも出会うことなく進み、途中でサイクリングロードから分岐したハイキング用の
道を進んだ。Bort駅を過ぎるあたりから道の傾斜が強いところもあったりして、足が痛く
なってきた。まだ、靴に馴染んでいないからだろう。

予定の1時間をかなりオーバーして5時頃にホテルに到着した。
夜は、ホテルのレストランで、お薦めのチーズフォンデュを食べた。
具はパン以外にもジャガイモ、ブロッコリーなどがあり 少し塩気のあるチーズと
良く合っておいしかった。日本人には一人前で十分な量が出て来る。



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スイスの旅 Grindelwald

2013年08月10日 17時24分16秒 | スイスへ2013年

<< Grindelwald 1日目  >>

 一人旅のときは、列車の中などで時間があるのでメモを取ったり、次にやるべきことを
調べたり、確認したりする。そして写真もよく撮る。なので、帰ってきてからも結構記憶に
残るものだ。だが、二人のときはメモも取らないし、写真も二人分を合わせても三分の一くらい
しか撮ってなかったりする。やっぱり緊張感が少ないからだろうか。

ということで、記憶があいまいなところが多いが、今回の旅を思い出してみよう。

<Zurich空港からGrindelwaldへ>

Zurich空港へは昨年と同じで7時半頃に到着。列車のチケットセンターも簡単に見つけることが
できた。あらかじめスイス鉄道のWebから7-9時の間の運行予定をプリントアウトしていたので
それを窓口に見せる。地名の発音がうまく伝わらないこともあるので、この方法が確実だ。
スイスパスは持ってないことと、2nd Classを伝えるとOKだ。

列車は意外に混んでいた。2ND Classの座席は2階だが、席は空いてないが、荷物を置く場所は
あったので、スーツケースはそこへ置く。ビジネスマンと見える人が多かったので
たぶんBernで降りる人が結構居るだろうと期待して立っていることにした。
約1時間でBernに到着。予想どおりかなりの人が降りた。
次の停車駅はInterlaken Ost(東駅)。ここで乗替えだ。Lauterbrunnrn行きとGrindelwald行きは
同じ列車なので車両を間違えないようにしなければならない。Zweilutschinen駅で分かれる。
昼前にはGrindelwald駅に到着。この日泊まるホテルは「Hotel Restaurant Bellevue Pinte」。

なんでも、この町では最も早く出来た家族経営のホテルだそうだ。駅からは東へ約600m。
人通りは昨年よりもずっと少ない。まだツアー客には早い時期なのだろう。
しばらく進むと 何か様子が違う。目印になる「日本語観光案内所」がない。
その建物があったはずの場所には、大きな穴が掘られていて新しい建物を造るための工事が
行われていた。



看板を見ると、どうやら観光センターが出来るようだ。



目指す Restaurant Bellevue Pinteはすぐにわかった。中に入るが、ホテルの受付らしき
場所は見当たらない。テーブルには昼どきなのでお客が居る。ウェイトレスらしき女性に
「I have a reservation....」と告げると「ちょっと待って」と奥へ行った。すぐにオーナー
らしき女性が出てきて 「 OK 付いて来て」と一旦、店の外へ出て、建物の右端にある
階段を上り、そこにあるドアから中へ入って行った。そこがHotelの入口だった。
部屋は5部屋くらいありそうだ。部屋は事前の情報どおり古いが広さは十分だ。
部屋の鍵と入口の鍵を渡された。

まず、バスルームを見てみる。ちゃんと十分な大きさの湯船があった。ラッキー。
普通、シャワー室だけを増設したところが多いのに、古い建物だから元々備わっていたのだろう。

少し休んで、早速、出かけることにした。
歩いてすぐのところに Firstの展望台へのゴンドラの乗り場があるので、それで頂上まで行き、
そこから歩いて1時間(片道)のところにあるBachalpsee(バッハアルプゼー。湖がある場所)
まで行ってみることにする。近くにあるスーパー Coopへ行きサンドイッチに水を仕入れて
出発。

<  ゴンドラからの眺め >




 このゴンドラは6人乗りで、往復料金は54CHF(スイスパスを持っていると半額)。
標高差1,100mを25分で上る。途中にBort、Schreckfeldという中継駅が2か所ある。


 <  Schreckfeldの中継駅 >



                   < 続く >







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旅先での Wi-Fi について

2013年07月12日 00時18分13秒 | スイスへ2013年
 
 << Bern の Hotel SAVOYのロビー >>



携帯電話で、e-mailが使えるようになったのは、いつだっただろうか? 2007年にNew York経由で
Prince Edward島へ行ったときだろうか。この時は、SONYのVAIOの小さいやつを持って行ったので
まだ携帯メールは海外では使えなかったのかも知れない。
翌年の2008年にScotlandへ行ったときは Edingberg からメールしたのを覚えているので
その頃だろうか。
2011年にフランスへ行ったときは、iPOD touchがWi-Fi対応になったので、買って持って行った。
ついでに、フランス語辞書も購入してインストールした。
 このときに パリの普通のHotelでは Wi-Fiが整備されていることを知った。またパリ市内には
公衆無線LANのNetworkが整備されつつあることも知った。

なので、翌年(2012年)のスイス旅行でもiPOD touchを持って行った。これは正解だった。
まだ、部屋でのWi-FiサービスをやっているHotelは少なかったが、ロビーでのサービスは
大抵のところで始まっていた。と、それはいいが、何しろ iPODなので、入力はシヅライ。

ということで、今回の旅の宿泊先では ほぼWi-FiサービスがFreeで提供されているとのことだったので
iPAD miniを 出発の直前に調達した。運よく値上げが決まった日だったので、値上げ前の値段で買えた。
で、フランス語辞書をインストールし、新たに英語辞書も Apple Storeから購入した。
独語辞書も買おうかと思ったが、英語辞書に比べると、かなり割高だったので止めた。

今回の旅では、hotelについて言えば、SAVOYを除く全てのHotelで 部屋からWi-Fiが使えた。
SAVOY だけが LobbyのみWi-FiはFreeということだった。

それ以外にも、BangkokやZurichの空港では wi-fiが 1時間という制限付きではあったが
無料で使えるサービスがあった。 乗り換えのための待ち時間には 重宝するサービスでした。
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スイスでのエピソード その4

2013年07月11日 00時08分13秒 | スイスへ2013年

都市部での土日宿泊は最悪です。気を付けましょう。

欧米では、デパートなどは金曜日も17時までとかが多いし、土日はたいてい休業する、
ということは知っていたし、昔、米国のChicagoでも経験した。でも、あまり
困った経験はなかった。米国だとセブン・イレブンのようなコンビニやDeli、
レストランなど小規模な店は営業していたからだ。英国もそうだったように思う。

が、スイスは違っていた。徹底していた。

6月22日(土)、Zermattに別れを告げ、次の目的地 スイスの首都 Bernへと鉄道で向かった。
が、時間もあるので、Veveyで途中下車して、世界遺産の葡萄畑を見ることにした。
荷物をコイン・ロッカーに入れて、列車で15分ほどのシェーブル(Chexbres)へと向かった。



  << 案山子があった。葡萄の木(?)はまだ60cmほど。向こうに見えるのは レマン湖 >>

1時間ほど葡萄畑辺りを散策してVevey駅に戻る。

カミさんがせっかくスイス・ワインの産地なので お土産に地元産のワインを買おうということに
なり、駅前のデパートへ行き、なんとかLocal wineのコーナーを見つけ買うことができた。

この予定外の行動で時間を食ってしまったが、列車で Bernへと向かう。
途中、今、日本では オリンピックの招致でよく耳にするようになった Laussane で乗り換える。
昨年、3日ほど滞在したので、ちょっと構内を移動するとき 懐かしかった。

で、Bernに着いたのはもう5時前だった。この日の宿は HOTEL SAVOY。 駅前からすぐのはずだが
目印となる大通りが あちこち工事中で道がわからない。やっと見つけてチェックイン。
すぐに街中へと出る。デパートで お土産でも買おうと思ったから。が、既に時は遅し。
殆どのデパート、店が閉まっていた。
ほんとに 日本人からみると信じられないくらい徹底して 閉まっていた。
スイス連邦の首都なのだから、少しは遅くまで開いてるところがあるかと思ったが甘かった。

 翌日の日曜日は、更に 人まで居なくなっていた。連邦議事堂の前も Main Streetも
独特のアーケードというのか、写真のような通路にも 見事に人がいない。



たまに居るのは観光客だ。これは、翌日のZurichでも同じだった。

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今回の旅のエピソード 3

2013年07月06日 00時44分06秒 | スイスへ2013年

 << スイスでの tipについて >>


はっきり言って よくわからなかった。

ガイド本(私がよく使うのは「地球の歩き方」)によると、基本的にスイスではTipは不要と書いてある。
現に、昨年、私は一度も払わなかった。といういうか、そういう場所へ行かなかったということもあるが。

が、今回は違った。

初めて行ったZermattで泊まったHotelでのこと。

着いたのが 昼頃で、部屋に荷物を置き
Lunch Timeになったので、そのHotelの経営する レストランへ行った。
客も多いようなので、外れではないだろうと思って。

料理については、海外のレストランではよくあることだが、予想しない料理が出てきた。




リゾットを頼んだのだけど、、、、。ま、確かに米の料理だ。
見た目は 赤飯だ。でも小豆に似たものは何だったのだろう?

カミさんは、米が硬くて食べれないというが、私的には、それほどでもなかった。

 ま、それは頼んだこちらのせいなので、文句は言えない(悲しい)。

勘定を頼むと 小型のカードリーダーを持って若いウェイターがテーブルに来て、Billを見せた。
ちょっと気になる記述が目に入ったが、深くは考えなかった。そして、彼女が渡したPrint Outを見ると
Tipという項目が目に入った。どうやらこの地域では Tipが必要らしい。
支払い額が約45CHF(日本円で5,000円くらい)なので、5CHFくらいが必要なのだが、手元にその硬貨がなかった。

 スイスの硬貨は 5CHF、2CHF、1CHFとスイス・フランで表す硬貨と、少額のサンチーム(Ct)という単位の
硬貨がある。Ct20、Ct10、Ct5 だ。

日本でいうと、百円玉、50円玉、10円、5円、1円みたいなものだ。そして、10円や5円でtipを払うことなど
まづいだろうというのは、万国共通みたいなので、気を使わざるを得ない。

5CHFがあれば、事は簡単だったのだが、 ない! ので、少々、気が引けたが 2CHF+1CHFの硬貨を直に
" For you " と言って渡した。

このことがあってからは、レストランへ行くと 常にTipのことを考えなくてはならなくなった。
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今回の旅のエピソード 2

2013年07月03日 23時53分44秒 | スイスへ2013年
旅のエピソード その2

 今回、遭遇したエピソードは、予約した内容と違う内容がhotel側に伝わっていたこと。
いまどき、Net予約が普及した中で ちょっと信じられないことを経験した。

出発前の3月 Matterhornを見るために ZermattのHotelを捜した。比較的メジャーなAgentから
手頃な価格のHOTELを見つけ、予約した。

場所もZermattの駅から近く、Main Street沿いのレストランが経営しているHotelだった。

で当日、行ってみるとレストランの受付とhotelの受付が同じだった。
20代と思われる女性が対応してくれた。

普通に確認が進んだが " 2 Double Bed room two. Right? " と聴こえた???
え!? 2部屋なんて予約していないのだが。

実は、この予約については、出発前からちょっとひっかかるところがあった。
というのは、予約確認書を見ると、英語では、 Prepaid 支払済みと記載されているが
日本語では 「支払は現地にてお願いします」と書かれていた。
なので、日本を出る前に、Agentに問い合わせたのだが、「事前の支払いに間違いはないが、
念のため、カード支払いの控えを持参するように」と言われていた。

なので、英語版とドイツ語版をPrint outして持参していた。で、それを見せ、部屋は一つでいいのだと
言った。すると彼女は困惑した。"But a --- " と言って席を離れた。そして、オーナーという女性が
現れた。ちょっと癖のある英語だったので、全ては聴き取れなかったが、データは2部屋となっているし、
既に決済済みなので、問題ない。と言ってkeyを2個渡された。

ま、それはそうだが、二部屋あるとは言っても、2階と4階なので、使いにくいし。
部屋へ入ると 狭い。ベッドも2台あるが小さい。そういえば、受付の彼女が、bedについて
" Like Double Bed" と言っていたのが思い出された。

普通のTwin Bedよりも幅が狭いBedが2台だったのだ。

もし、二部屋分の料金を請求されていたのなら、一部屋分の料金を返してくれ、と言いたいところだったが、
それを伝えるだけの 英語のフレーズも出てこなかったので、止めた。
まあ、好意的に考えると、狭い部屋しか提供できないので、二部屋を提供してくれたのだろうと。

結局、二つ目の部屋は 荷物置き場として使った。なにか、イタリア語を使う人達なので、
大らかなのか、いい加減なのか わからない。
別に被害を被った訳でもないが、初めての経験だった。


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今回の旅のエピソード 1

2013年07月02日 23時57分12秒 | スイスへ2013年
 
今回、初めて体験したことで印象的なのは やっぱり 飛行機の欠航だ。
日本人の感覚だと、チェックインの際に 航空会社からなにがしかの 説明なり謝罪がありそうだが
一切なかった。そもそも迷惑をかけたという意識がないのだろうか。

出発を1日延し、都内の娘のところに泊まったときにその話題になった。娘のダンナ(彼は、若い頃 米国や
ヨーロッパを旅した経験の持ち主だ。(私には放浪の近いと思うのだが)
彼が開口一番、「客が少なかったので飛ばさなかったのでしょうね」と言った。日本にいると、そういう発想が
出てこないが、案外そうなのかも知れない。
それを前提に推測すると、
 まず、First Class, Business Class は 提携の航空会社に振り替える。次にEconomy Classでも 航空からダイレクトにチケットを
買ったお客も可能な限り振り替える。最後に残った 旅行系Agentの顧客は、翌日に回した、と。
そもそも 成田-Bangkok - Zurich という乗客はあまりいないはずだ。
そして Bangkok - Zurichという路線自体、現地の人の搭乗は少ないだろう。確かに、Bangkok発 Zurich行きの単独の
チケットを買うとしたらどうだろうと、昨年調べたことがあるが、べらぼうに高い。日本からZurichに行くのよりも
高かったように記憶している。

なので、私のように、Agentを通してチケットを買った顧客は、全然、気にも留めなかったのだろう。

もし、Thai航空から直接買っていたら どうだったのだろうか。でも、たぶん mailで 欠航しますと連絡が来ただけかも
知れないな。

それにしても、今回は、Expediaの対応には がっかりした。英語版でサービスが始まった頃から 利用していたので
なおさらだ。それに比べて、Hotels.com は、結局、2か所 宿を予約していたのが、どちらもキャンセルという結果に
なったのに、とても素早い対応をしてくれた。24時間の電話対応だし、直に現地のhotelとも連絡を取り、
キャンセル料金なしにしてくれた。

今回、ホテルの予約に使った Agentは3社だが、これはちゃんと分析する必要があるかな。

楽天がもう少し 営業エリアを広げてくれるといいかな、、、、?

 ま、いづれにしても、世界をまたにかけるAgentが日本語で自由に選べる時代になったことはいいことだ。
よく見極めて 使うにこしたことはない。

 そうそう、今回 泊まったホテルの中で 超 お得だったのは、 Bernの Savoy Hotel でした。
よく検索すると、そういうこともあるものです。





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衰える 英語力

2013年07月01日 01時01分42秒 | スイスへ2013年


さて、このblogは「旅と英会話」と銘打っているが、最近は英語とはトンと縁がない。
英語は使わないと「しゃべれなくなる」とはよく言われることだが、まさに実感だ。

旅先で、物を買ったり、切符を買ったりするのは、決まり文句が言えれば大抵なんとかなる。

ただ固有名詞、切符を買うときにどうしても言わなくてはならない駅の名称などは
そうはいかない。米国や英国などだと、主要な都市の名は聞き覚えがあるし、たいていは
読めるので何とかなる。イントネーションが間違っていて 一度では通じないことはあるが。

これが、フランスやスイスとなるとそうはいかない。Zurichだって日本では チューリッヒと
表記されるが、まず通じないのではなかろうか(試したことがないが)。

昔、習っていた先生がスイス人で、その先生が Z を セットに近い発音をしていたので
日本人が習った「ゼット」ではないことは知っていた。もちろん、英語でも 「ゼット」と
発音しないのは、いまは多くの人が知っている。私の年代は例外だが。
「ジー」でもなく Zi なのだが 実際正しい発音は、私もたぶんできない。

次に発音できないのは、英語もそうだが R みたいだ。

2年前にフランスへ行ったとき、パリを離れて ルーアン(Rouen)へ行くために切符を買う時
全くRouenが通じなかった。諦めて メモ帳に書いてやっと切符を買うことができた。

物を買うときみたいに、対象物が眼の前にあるのと違い、地名などは、似たような場所も
あるし、間違って伝わったらやっかいなことになる。ということで、私の場合は、それ以来
列車やバスのチケットを買うときは、必ず 地名をメモして示すことにしている。

 現地の人に、行先を尋ねるときも 地名だけは書いて見せるようにしている。

で、英会話の話だが、尺度というか、自分の耳の「英語耳」の度合いを知るために、飛行機に乗ったら
必ず映画を観ることにしている。もちろん字幕無し、音声は英語で。

昨年も今回も、使った航空会社は「タイ航空」なので、日本語の音声や字幕は殆どない。
たまに、邦画が提供されたりするが、音声は日本語で字幕は中国語だったりする。
ハリウッド映画にも 中国語の字幕が付いたりする。

成田からBangkokまでは約6時間なので、最低2本は観れる。bangkokから Zurichまでは10時間なので
観ようと思えば4本くらいは観れるかな。が、睡眠も取らなくてはならないので、そんなには観れない。

たぶん、行きで4本、帰りでも4本くらい観たかも知れない。

が、今回は、なかなか「英語耳」状態になれなかった。そもそも機内で何本映画を観たのかさえ
よく憶えていない。そもそも、タイトルを憶えていない。

行きで観たのは

・Rolling Stones のデビュー当時のドキュメンタリー。日本で公開されたかどうか知らないが、
 かなりリアルな映像が提供されていて、興味深かった。なんとなく 内容はわかったが、英語のまま
 聴き取れてはいなかった。

・いわゆる「ジャックと豆の木」のSFX版の映画、日本でも公開されたもの。これは、字幕が中国語で
 画面下部に出てくるので、邪魔で仕方がなかった。どうしても漢字なので目がそちらへ行き、意味を
 考えてしまい、英語に集中できなかった。

あと、憶えているのは、順不動で 内容の概要だと

・70年代初頭の英国で Beatlesが活躍した時代を背景にした 田舎の若者が BANDを結成し 世に出て行き
 挫折する内容の映画。

・シャリーズ・セロンみたいな可愛い女性が、酒を飲み過ぎ、ひょんなことでイケメンとはほど遠い男と一夜を共にし
 妊娠し、その後のドタバタを描いたコメディー

・母親と本人はエリートと思っている一人息子と一緒に米国のあちこちを 息子の開発した商品を売り込むために
 車で旅するという これもコメディー。母親役が有名な 女優だけども 名前が出てこない。

・アル・パチーノ(Alfredo James “Al” Pacino)主演。
 これは、米語だったので ほとんど わかったかな。しゃべりも 年寄の喋り方なので ゆったりしていて
 聴き取れた。
  今、検索したら  アル・パチーノ主演最新作・「Stand Up Guys」だった。

とにかく、Britsh english の映画、そう シャーロック・ホームズも なかなか聴き取れなくてイライラした。
ふとした時に、そのまま頭に入って来て 「あ、わかる」という状態になるのだけども、長く続かない。
たぶん疲れていたからだろうか。

どうも、脳がうまく発音のタイミングに tuning できていないのだろう。口元を見て その動きに付いていけてる
感じがするときは、聴き取れているようだ。

要するにSpeedに着いていけてないのだ。

ハッキリと 英語がそのまま入って来たと感じたのは
Russell Ira Crowe(ラッセル・クロウ)主演の映画 『 マスター・アンド・コマンダー 』のときだった。
やっと、来た という感じだった。口の動きに合わせて出てくる言葉が、そのまま分る感じになった。
が、この状態が長続きしない。でも、まがりなりにも 英語脳の状態になれることがわかった。

それと、今回、初めて体験したことだが、映画を観ながら眠ってしまって、眼が覚めたら、そのときも
英語がすんなりと頭に入ってきていたので ちょっと驚いた。脳は眠っていなかったようだ。

 いずれにしても、やっぱり普段、Nativeな英語使いの人と向きあって 脳を刺激しないと 
英語力は衰えるみたいだ。

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孤高の山 Matterhorn

2013年06月28日 23時05分09秒 | スイスへ2013年


今回の旅の目的は、これに尽きるかな。




孤高の山と呼ばれるにふさわしい。Matterhorn 4,478mだ。

これは、Gornergrat展望台からの眺めだ。
Matterhornに一番近い展望台は他にもあるが、初・中級者向けのハイキングコースが準備されている。
まともなハイキングは初めてというカミさんにはふさわしいと思ったが、予想以上にみごとな
眺めだった。前日の雨が嘘のように晴れ上がり雲ひとつかかってない状態が見れるのは珍しいらしい。
夏のピーク時には、人で溢れかえるのが、唯一の欠点といわれているそうだが、少し、タイミングが
早かったせいか、展望台のテラスのテーブルに座る人は、わずか数人という状況だった。

この山を、こんなに理想的な状態で見れたので、旅の出だしのアクシデントも帳消しだ。

この後の、ちょっとしんどかった山下りのハイキングにはついては、後日書くことにしよう。
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旅も終了

2013年06月27日 18時32分44秒 | スイスへ2013年
今回の旅も終了です。
いま、羽田空港の出発口です。二日前に成田に着き、東京に二泊しました。
スイスのアルプスからVeveyの街へ来た時も、結構、街中ヘ戻って来た感じがしましたが
Bern や Zurich に比べても 東京は とてつも無く大きな都市だというのを 痛感します。
渋谷ヘ行ってみましたがこれほど建物が密集し人が溢れるかえる都市が 西欧諸国に
あるだろうかと思ってしまいます。
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