50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

アイラ島紀行 その33 湖水地方巡り その5

2015年09月20日 00時26分45秒 | アイラ島と湖水地方

<< Coniston Water へ >>

 実は、Wimdermere で何をするか、何処へ行くかは、決めていなかった。
一応、日経BP出版の 「旅名人ブックス」シリーズの No.42 「イギリス湖水地方 --ワーズワースの
詩とピーターラビットの世界に浸る --」というガイドブックは持って来ていた。
Hawksheadからはさほぼ遠くなさそうだし、夕方までは時間がたっぷりあるので、
”Coniston ”へ行ってみることにした。 イギリス英語の教材の中の Wimdermereの紹介の項で
”Coniston Water”というのが印象に残っていたからだ。
この地域では 湖のことを Lakeではなく Waterと呼ぶようだ。

大まかな地図を頼りにペダルを踏む。しばらく走ると左手へ行く道がある場所に出た。たぶん
そちらがConistonへ道のはずだ。でも、道が狭くなる。ちゃんと舗装はされているが 普通車だと
やっと離合できる幅しかない。確かバスも通るはずなのだが、どうなるのだろう。
そういうことを考えながら走っていると徐徐に道が登り坂になってきた。
ときおり高級車が坂道を下ってきたりする。とうとう私の脚力では登れない坂になったので
降りて、押すことにした。ほどなく頂上に到着。向こう側から 中年夫婦のハイカーが来たので
このまま道を下れば 「Conistonですか」と聞くと 「そうだよ、がんばって!」と激励された。
坂道なので楽に降りていけた。 左手に湖が見えた。Coniston Waterだ。



といっても 特に何かがある訳ではない。Campができるエリアがあり、湖にはボートを浮かべて
遊んだりしている。
湖を離れ、少し中心部へと進んだ。
そこには、B&Bのオーナーから聞いていた HOTELがあった。庭が CAFEのエリアだったが、
あまり好みでなかった。 そもそも Conistonへ来る人は、湖畔でCampするか ハイキングに
手頃な山があるらしいので それを目的に来るらしい。



これは、バス停から見た 小高い山。リュックをしょった人が居た。たぶんハイキングするのだろう。

何もすることもないので、引き返すことに決めた。ただし、自転車で山越えをする気力も体力も
なかったので、バスで Amblesideへ出て、そこから自転車で Wimdermereへ戻ろうと考えた。
自転車を折りたたむことにした。バス停の傍でそれをやっていたら 周りの人が珍しそうに
見つめていた。私も、人前でそれをやたのは初めてだった。

バスは私が来た道を進む。下り坂でもあまりスピードを緩めずに結構スリリングな走りだった。
たぶんバスが優先なのだろう、狭い道では、その手前から 普通の車は止まって待っている。

ということで、無事に Amblesaideのバス停に到着。Wimdermereへバスで帰るか、自転車で帰るか
思案していたら後ろから「Wimdermere行きのバスは、ここでいいのでしょうか?」と日本語で話かけられた。
私よりも少し年上の夫婦だった。「Amblesideって 特に何もない町ですね。主人も私も
この辺りの英語が聴き取れなくて、間違えて本当は来る予定でなかったのに、来てしまいました。」
とのこと。 「そうですね。Londonあたりとも違っているので、戸惑いますね。
私は、Liverpool、Scotlandの田舎を巡って来たので、だいぶん 聴き取れるようになりましたが、
やっぱり 聴き取れないことも多いです」みたいな話をした。

結局、Wimdermereへは自転車でも30-40分で行けそうなので、そうすることにして その夫婦と別れた。

Wimdermereまでの道は一本道なので、間違える心配はなかった。後ろから来る車は大きく右に反れて
自転車を追い越して行くので走っていても怖くない。

右手に湖を観ながら南下し、無事に B&Bに到着。

この日も、ビールとビーフサンド、サラダを調達して bownessの傍の丘へ行き、湖を眺めながら夕食。


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