50歳で始めた海外ひとり旅 と 自費出版

50歳にして「海外ひとり旅」の楽しさを知る。最近は野菜づくり、本づくりにも挑戦。

自主制作本「アイラ島と湖水地方」始末記 その4

2018年10月09日 00時19分19秒 | DTP
ミスの原因

 今回はとんでもなく校正ミスが多かった。基本的な原因はInDesignを使った初めてのちゃんとした本づくりだったからと言える。それは40ページほどの小冊子で、文字数も少なく構成もシンプルだった。プロトタイプを作る手間もかからないので、3回ほど作った。
 今回は全体を通して作ったので1回だけだった。

 ここからが核心ですが、たぶんプロジェクト管理が必要なのだろうと思う。
オフ・セット印刷でもオン・デマンド方式でも、入稿する際のデータはPDFが一般的だ。
が、その前にIndesignやIllustrator,Photosopでも、画像の埋め込みやフォントのアウトライン化処理(グラフィック処理)が要求される。

そういう場合の作業の流れは
(1) 文章全体の校正が終了した時点で、PDFに変換し、それを使って印刷しプロトタイプを作る。そして校正。
(2)ミスがあれば、修正し、再度PDF化してプリントして、再校正。

*この段階で、徹底的に校正をしなければいけないのだ。この繰り返しをすると画像の多い版下だとプリンターのインクを消耗する。プロトタイプを何度も作るのも面倒だ。

 で、つい校正作業をディスプレイ上で行ってしまう。
なぜか、ディスプレイ上では誤謬を見つけにくい。人間の眼というのは、凄くて
ちょっとしたズレなどが判る。不自然さが判る。でも、印刷するとインクが減る。

(3)校正、画像の配置などのチェックが終われば、ここで、フォントのアウト・ライン化を行い。PDFに変換する。

今回の私の失敗は、フォントのアウト・ライン化をやった後で最終的な校正を行った。
そこで、かなり致命的なエラーを発見した。なぜかOutline処理をしたら、妙な現象が発生してしまった。画像と文字の位置関係がズレたりした。
 Outline処理をしたら、もう修正はできない。

そこで、Outline処理をする前のデータに戻り修正をするのだが、どうも今回はその、戻るべき最終データのVersionを間違えてしまったようだ。
 つまり最終校正済みよりも前のVersionで手直しをしたようだ。
それを使って、崩れた部分を修正し、それをOutline化して、PDFに変換して入稿してしまったのだ。

 教訓としては、outline化するまでが勝負ということだろう。
Outline化して校正してはいけない。

 さて、そういう校正ミスだらけだが、遠方の友人も買ってくれるようなのだが、
定価を1,200円 + 税 としているが、どうしたものか。実際のコストは 1冊当り
約 1,175円だ。元々、利益を得ることは望んでいない。
が、これだけ誤謬が多いと 税込 1,000円というところだろうか。

ネット上のショッピング・モールともいえる The Base に出品予定です。 

 https://ariesbook.thebase.in/