飛騨の自然と巨木に親しむブログ

飛騨をうろうろぐるぐる歩き、飛騨高山の自然と巨木をご紹介します。あと、宮笠、登山、トレランのネタなども登場します。

焼岳に登ってきました。~新中ノ湯から上高地へ~20170624

2017-07-24 01:36:15 | 宮笠で登山

 またまた久かたぶりの更新となってしまいました。

 飛騨高山ウルトラマラソンは、練習不足か年のせいか、後半胃腸がやられて体が動かなくなり、83㎞地点で無念のリタイヤとなりました・・・精進して来年で直します!

 

 少し前になりますが、職場の仲間たちと焼岳に登ってきましたのでupしてみます。これまでに中尾温泉からしか登ったことが無かったので、今回の新中ノ湯から登って上高地に抜けるルートはなかなか楽しかったです。

 8時過ぎ、新中ノ湯登山口の駐車場は、もういっぱいでした。登り始めると火山注意の表示が。ヘルメットは持ってこなかった…

 

 登りはじめは樹林帯の中。針葉樹、広葉樹が入り混じり、結構な巨木もあります。天気は良くなるとのことですが、樹林帯の中なので、朝の涼しい空気を吸いながら、高度を稼いでいきます。

 やがて樹林帯が終わり近くになると、休憩に適した広場があり、山頂が望めました。

 

 ダケカンバなど背の低くなった樹林帯を進むと、徐々に山が迫ってきます。谷にはまだ豊富な残雪があり、近くに行くと涼しい風が吹いていました。今年は残雪がどこも多いようですね。

 

 傾斜が急になった岩礫地を登ると、山頂が近くなり、やがてコルに到着。このあたりでは、遠くからも見えていましたが、黄色い岩の裂け目から噴気があがっています。

 そこから岩場をぐいぐいと登ると、いよいよ山頂です。(11:30頃) けっこうな人でにぎわっています。山頂からは、火口湖や穂高方面がよく見えました。昼食をとりながら、のんびり眺めを楽しみます。

 (↑黒いごみのように見える点は、群れ飛ぶアマツバメ。すごいスピードで飛び回っていました。)

 

 下りは上高地方面に向かいます。北方面に向かう急な下りを進みますが、途中山頂方面から大きな落石があり、「ラーク!」(落石をまわりに知らせる掛け声)と声を掛けながら慎重に進みました。結構ヒヤヒヤしながら・・・

 下りの岩場には、イワヒゲやコケモモなどの花がちょうどいい感じで咲いていました。特にイワヒゲは、見事な群落がいくつもあり見頃を迎えていました。

 

 途中に小高い丘があり、噴気が出ている周りでは、(噴気のせいなのか)植物が生えずにコケや地衣類だけが生えている一帯があり、特徴的な景観を形成していました。

 

 しばらく下ると焼岳小屋があり、大休止をとった後、上高地に下ります。

 途中には、急な下りや、長いハシゴ場があり、慎重に進みます。対向者がいるときは声を掛け合って譲り合いながら進みました。

 長い長い樹林帯の下りも、やがて傾斜が緩くなって、林道に出ます。そこからも結構長く歩いて、田代橋を渡り、帝国ホテル前バス停でバスに乗り込みました。(15:30頃)

 同行した仲間が、知り合いが河童橋の近くで売っているという「カッパ焼き」を買って皆に食べさせてくれました。甘みが体にうれしかったー。皆さん、買ってください―。

 

 7時間かけて8.5㎞移動というのんびり登山でしたが、新しい景色に出会えて充実した山行きとなりました。皆様お疲れ様でした&ありがとうございました。

 

 



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