言い方が正しいのかどうかわかりませんが、売れ筋バイクの在庫を取り揃えることが難しい当方に、
ごく稀にモデル指定で車両を用意してほしいと言ったオーダーをいただくことがあるので、これはまさに「注文販売」
CBR600RRのPC40型そしてABS無しで年式の幅も4年間…と お馴染みのお客さんにここまで指定していただくと
さすがに僕ももう迷うことはありません (^_^;)
既に10年かそれ以上に時間の経過しているスーパースポーツですから
車両のコンディションを見抜き、お客さんの希望に見合うか若しくは上回るものとするためには相応に働きぬきます。
たとえ気に入ってもらえなくて商談が流れても、僕が気に入れば在庫車両になってもいいくらいのコンディションを選ぶことができたので、
外装取り払って目視で舐めまわすと同時に、納車前整備で交換するだろうな~と思われるパーツと液体は前倒して交換し時間の節約デス。
特殊化するスパークプラグの交換は作業の難易度高まる一方。
個体の様子を知るには乗るのが一番。
オーダーは敢えてのABSもトラクションコントロールも備わっていない年式、
FUELインジェクションもまだスロットルバイワイヤー化されていないけど右手の動きへの忠実さに磨きがかかりきった、完成度の高い燃料供給は愉快なレスポンス。
すでに乗り手としての進化が望めずむしろ衰えていく下り坂の僕と、どんどん高まるバイクの進歩の交点みたいなものがこの年代あたりにあったんじゃないかと (^_^;)
エンジンはもちろん、車体側の工学みたいなものにおいても僕が満足する程度になら既に完成していると思えるくらい
スポーツするかのように走ることの楽しさ。
多くはないけどスーパースポーツをこうして試運転させてもらうのはいつも楽しみですね。
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