
8年間ガレージで眠っていたR80を
通勤車両として起こしてから早いものでもう2年。
使用を再開してからの数々のトラブルも解消させながら今回車検を迎えました。
走行距離は9000Kmほど…
あれこれ交換時期を迎えるちょうどいい距離ですね。

前回、前後新品で走り始めたBT45も直後にBT46が発売になり
ちょっとタイミングがよろしくなかったかもと思いましたが、
次回BT46を装着すれば、新旧両方使えるのだからと良いように解釈しました。
初期のBT45のフロントタイヤは素人ながらに、何となくちょっと受け入れがたい印象でしたが
ある時期から仕様変更されて以来、我がK75Sにおいても良いフィーリングで
サイズラインナップの多さとどのバイクと合わせても間違いのない定番のバイアスタイヤと認識しております。
摩耗していなければ、R80とR100のステアリングを振れ難くしてくれるのも良いです。

定番と言えばOHVフラットツインのバルブクリアランス調整。
クリアランスもですけど、シリンダーヘッドの締め付け具合も重要で、
走行を重ねると変化していくだけに、クリアランス調整前に必ず締め付けるのですが
プリセット式のトルクレンチはトルク変化の過程が見えないので使いません。
旧いバイクはトルクの値だけに頼るとネジ山が負けることが少なくないので
心配性の僕はトルクレンチと普通のレンチの手応えとの両方で様子を見ながらトルクを高めていきます。

上限まで遠慮なくエンジンを回すオーナーさんですから、少しでもバルブの動きが遅れないように
バルブスプリングリテーナーをチタン製に交換したのが30年前、
クリアランスもやや広めに調整しています。

2年前にできる限りのオーバーホールをやっているヨシムラTMR-MJN
ヨシムラでなければ分解してはいけないことになっているスロットルバルブと「マルチプルジェットノズル」
このたび、オーバーホールとその先にあるVシールの交換の予約をしているので、それによりどう変わるのか…
当然そこだけを体感したいので、フィーリングに影響の出やすいバルブ回りの調整は今のうちにやっておこうと言うもの。
予約のFAXに始まり、様々な段取りも含めて完結まで2カ月以上を要する(費用もそれなりに)わけですから
あれもこれも一遍にやってしまうとたとえそれが良い結果だったとしても
何がどれだけ良かったのかわからずじまいで「結果オーライ」と大雑把なことになるのではないかと言う懸念から
その時には他にフィーリングに影響がありそうなことは一切やらないでいようと、
バイクにだけは辛口でバイク屋等の言うことをすぐには信じることの無いオーナーさんと、
バイクのことについて未だにあれこれ断言できる勇気のない僕とで一致しました (笑)
キャブレターメンテナンスを外注に出すのは初めて
極低速域が新品の時のようになる見込みデス (^_^;)