しばらくの付き合いだったDL1000
それほど注目度も高くないだろうと、販売よりも乗ることに力を入れていたものだから、
振り返ると気になるところを随分と修理したり部品交換したりものだと
記録をたどりながら感心しております。
そして最後の部品交換。
ダイヤルを回すだけで油圧によってスプリングプリロードが調整できるハズなのですが、
ここに来た時から油圧の効きが悪くて、めいっぱい締め込んでも最弱からほんのわずか
プリロードが強まるだけでほとんど効果なし…
普段、サスペンションについては故障でもしていない限り
あれこれご提案させていただくことはしていません(問われなければ)
不具合をご指摘することは出来ても、こうあるべきだと言う正解はご提示できませんから
これはもう力が足りないと言うこと (^_^;)
でも、バイクに載っかるモノの重さが変わって車体の姿勢が変化したのならプリロードの調整で元に戻す方向に
調整した方が「良いことが多い」と言うことだけは誰にでも言えるので、ことあるごとにお勧めしております。
とは言えピンスパナを出してきて狭いところに手を突っ込んで、簡単には回せないリングナットをしょっちゅう回してやりましょう
とは言わないけれど、工具無しで素手でカチカチ回してプリロード調整ができるなんてのはそれはもう素敵なことなんだから、
この機能が使えないまま新しいオーナーさんにバイクを渡すと言うわけにはいきませんでした。
それでなくてもシート高が高いのだからこれ以上高くなっては困るといった心配もあるかと思いますけど
それとこれとは別のハナシ。
どこと言って際立ったところはありませんでしたけど
いろんな場面で実に頼りになったし、良いタイヤとの組み合わせもあって
距離も走れるし短距離スプリントも可能、あらゆるステージで快走を楽しませてもらいました。
このまますぐにでも北海道にだって行けるコンディション。
楽しんでもらいたいデス。