"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

準備完了。もうすぐ佃島盆踊り

2007年07月11日 15時52分51秒 | 催しごと

 旧五月二十七日。二十四節気の【小暑(しょうしょ)】が7月7日でした。いよいよ梅雨も後半戦。シトシト降る雨から周期的にザーッと降る雨に変わってきます。九州では大雨による災害が相次いでいます。大きな台風4号も近づいてきました。天気予報などには十分に注意しましょう。

 本来お盆は、旧暦の七月十三日に迎え火でご先祖様をお迎えして、十五日が盆、十六日は送り火でご先祖様をお送りする行事です。今はだいたい旧暦の頃、ということでひと月遅い8月に行うのが一般的なようです。沖縄などでは変動的な旧暦に則って行う習慣が根強く残っていますね。東京の古い町では、明治以降カレンダーの7月13日から16日にお盆を行う風習がよく見られます。東京都無形民俗文化財の“佃島盆踊り”もこの時期、毎年7月13日から15日までの三夜に渡って行われます。
711junbi  開催を翌々日に控えて、今日は早朝から準備です。明け方までの激しい雨も止み、強い陽差しも無く良い日和です。櫓を組み上げ、提灯を飾り、精霊棚を組み立てるなど、午前中をかけて会場の準備を行いました。
(写真上段:まずは櫓の土台から。基本的には金物を使わずに組み上げます。下段:昨年新調した精霊棚は、伝統に則って備中檜の節のない木材をで出来ています)
 今年は週間予報では天気が悪そうで、台風の影響もあるかも知れません。なんとか一晩でも踊りの輪ができれば有り難いですね。
719tsukuda_1  太鼓と唄だけによる盆踊り唄は神秘的で引き込まれていきます。踊りもゆったりとシンプルな振りですが、10分も輪に加わっていれば体が熱くなって、気持もスッキリしてしまいます。素朴で不思議で魅力的な盆踊りをぜひ体験してみてください。(写真は昨年の模様です)

◆◆佃島盆踊り(佃島念仏踊り)◆◆
日程:7月13日(金)~15日(日)
時間:19時頃から21時過ぎまで(雨天の場合は中止です)
  ※前半は子どもの踊り、名音頭取り飯田恒雄さんは20時過ぎに登場します。
場所:中央区佃一丁目(地図はこちら)
注意:佃島盆踊りは、この地に上がった無縁仏を供養するための行事です。必ず精霊棚でお線香を上げてから踊りの輪に入りましょう。

過去の関連エントリーは
2005.7.14「佃島盆踊り」
2006.7.12「佃島の夏景色」
2006.7.22「『遙かなる佃』昭和の東京を見る」
です。ぜひご覧下さい。


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