"暮らしのリズム"的できごと

先人が培った暮らしの知恵を通じて今を楽しむ【暮らしのリズム】のブログ。旧暦、落語、音楽、工芸品、食、民俗芸能などをご紹介

もうカレンダーを買いましたか?

2005年11月07日 12時18分34秒 | 日々のことなど

 旧十月六日。二十四節気の“立冬”です。秋の嵐をもたらした低気圧が足早に通り抜けて、東京では雲一つ無い秋晴れの空が広がっています。低気圧に向かって吹き返す南風の影響で、暖かい冬の始まりの日になりそうです。

 街のショウ・ウィンドウは、ハロウィンが終わるとオレンジ色から、一気にクリスマス・カラーの赤と緑に変わってゆきます。自然の微妙な移ろいが感じさせてくれる季節感よりも、人間によって演出された季節感がずいぶんと先走っているようで、師走へと向かうこの時期は、特に慌ただしさが増してゆくものですね。そんな気分にさせられる一つが、カレンダーです。書店や文具店では、来年の手帳とカレンダー・フェアが真っ盛りです。どちらかというとのんびりしている私は、年が新しくなってから、店頭の少ない選択肢から適当なものを選ぶことが多く、数年前には半額のカレンダーを買って、あたま2枚は過去のもので破ってから使い始める程でした。

11-7calender3 昨年のこと、ちょっと目を引いたカレンダーがあり、ちょうど今頃の時期だったでしょうか買ったものがあります。まだ50日ほどありますが、今年ずいぶんお世話になりました。『月と波のカレンダー』というカレンダーです。11-7calender1月の形が表示されているカレンダーは良く見ますが、写真にあるとおり、潮位も表示されていて自然のリズムがより手に取るように感じられるのです。住んでいる月島のは東京湾の運河に囲まれているため、干満はもちろん大潮・小潮の様子もカレンダーとリンクしていてとても面白いのです。釣りの趣味があればもっと活用することが出来たかもしれませんね。
11-7calender2 カレンダーには他にも旧暦の日付、日の出日の入り時刻、二十四節気などが表示してあり、このブログをアップする際にもとても役に立ちました。来年もお世話になろうか思っています。とぼちぼち人混みのカレンダー・コーナーに足を踏み入れてみようかな、と思うこの頃です。

『月と波のカレンダー』を発行しているのは東京国際フォーラムにあるアートショップ【graphic station】です。 


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