旧三月二十六日。今日は【八十八夜】です。立春(今年は2月4日)から数えて八十八日目。春爛漫のこの頃、4日後の5月5日はもう【立夏】ですが、昔から遅霜が多かったので、農繁期を迎える人々に注意を喚起する意味で、今から350年ほど前、暦に記されるようになったそうです。唱歌にあるように、茶摘みの季節でもありますね。それも温暖化の影響でしょうか、少しずつ早くなっているような気がします。
久しぶりにイベントを開催することになりましたので、お知らせします。今回企画したのは“暮らしのリズム”にとっては初の試み、落語と長唄三味線のイベントです。長唄の一部分が寄席の出囃子になったていたり、歌舞伎の情景が登場する芝居ねたなど、落語と長唄は演じられる舞台こそ違えど、とても相性の良い芸能です。落語と長唄三味線のライヴを通じて、それぞれの楽しい魅力を感じていただければ嬉しいです。第二部ではご出演いただくお三方を交え、初夏の味覚と味わい、銘酒の杯を傾けながら、お時間許すまで楽しいお話を弾ませてください。
出演は、成長著しい立川流若手のホープ、立川志の吉さんと、才色兼備な長唄三味線のデュオ・ユニット、スクイーズ☆ハジキーズの松永鉄駒さんと、松永鉄六さんです。皆さん、お誘い合わせの上、ぜひお運びください。
『噺と三味線~五月雨のたはむれ』
出演:立川志の吉、スクイーズ☆ハジキーズ(松永鉄駒、松永鉄六)
日時:6月14日土曜日 18:30開場、19:00開演
場所:渋谷・居酒屋ニュー信州
渋谷区渋谷3-20-16 tel.=03-3797-6966 Map
木戸:4000円(先ずの一杯つき)
5月9日(金)より予約受付開始
30席限定、要予約
ご着席は当日ご来場順になります。
◆立川志の吉
昭和47年兵庫県生まれ。平成9年立川志の輔師匠に入門。平成15年に二つ目昇進。古典から創作まで、現代的な鋭い感性の高座に定評があります。現在都内数カ所で定期的に独演会を開催するほか、講談、公認会計士、イラストレーター等とともに異ジャンル・コラボレーションを行うなど、幅広く活動を行っています。 本年3月に開催された第1回「東西若手落語家コンペティション」で初代王者に輝きました。
(写真は平成17年12月10日、第6回【居酒屋寄席】の模様です)
◆スクイーズ☆ハジキーズ(松永鉄駒、松永鉄六)
長唄三味線の魅力と楽しさを伝える才色兼備な女性デュオユニット。師である松永鉄九郎の下、松永流名取を取得し、2003年5月に結成。古典の長唄合方を中心に童謡、洋楽スタンダードを始め、戯曲タッチで聞かせる童話などをレパートリーに、親しみのある三味線音楽を披露しています。飾らないユーモラスなトークにも定評があります。西麻布のスペース[ホールDOZ]で毎月第三火曜日にライヴを行い、彼女たちの魅力がじわじわと広がって来ています。
(写真は平成19年5月15日、ホールDOZでの初ライヴの模様です)