若き日のボブ・ディラン、そのデビューから5年間ほどの経緯を描いた映画「名もなき者」を観てきました。
名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN | Searchlight Pictures Japan
1960年12月にボブがミネソタからヒッチハイクで単身ニューヨークへ出てくるところから始まり、1965年のニューポート・フォーク・フェスティバルで初めてエレキギターを持ち、バックバンドを従えて演奏したところで終わります。
正にボブが天才フォークシンガーの名声を確立する青春時代の5年間を描いた映画です。
ネタバレになるといけませんので、ストーリーは書けませんが、この映画は2つの面で見応えのある名作だと思いました。
ひとつはこの時代のアメリカの音楽界の状況がボブを取り巻く人間関係(この映画に登場するのはピート・シガー、ウッディ・ガスリー、ジョーン・バエズ、ジョニー・キャッシュ、アル・クーパーなど)を通してよく判るという面です。
は2枚目のアルバム「フリーホイーリン」のジャケットでボブと腕を組んでニューヨークの街を歩くボブの恋人スージー・ロトロも作品を通して登場します。
もうひとつはボブを演じたティモシー・シャラメの名演です。
ギターもハープも歌も吹き替えなしで全てティモシーが実演していますが、単なるモノマネではなく、彼なりのパフォーマンスになっているところが素晴らしいです。
たった5年間でボブを取り巻く環境が激変し、本人と周りの意識のギャップが拡大し、どんどん孤独に追い込まれていく様子がギトギトしないように上手く描かれているのも良かったです。
ボブ・ディランファンや60年代の音楽が好きな方にはお勧めですが、賛否両論あるかもしれません。★★★★
それ以外の方は、ご自由に・・。★★
141分の作品としては十分だと私は思いました。😃
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