2日目です。
2日目は英虞湾のホテル「夕雅(ゆうが)」を朝8:00に出発して、熊野へ向かいました。
天気は一日中快晴です!
2日目のメインは熊野本宮、熊野詣です。
ホテルを出て直ぐに国道260号線へ入り、紀伊長嶋からは42号線、新宮から168号線と一般国道をひた走って熊野へ向かいます。
途中通過した海岸の風景です。 砂浜の流木の上で鳶が羽を休めていました。
途中、熊野本宮の20km程手前で、「瀞峡めぐり」のウォータージェット船に乗りました。
往復大人1名3340円と、ちょっとお高目ですが、それだけの価値はあると思います。
ウォータージェット船の乗り場に着いたのが12:00ちょうど。
次の船の出発が12:30なので、その間に和歌山ラーメンで昼食を摂りました。
12:30、いよいよ乗船、出発です。 なかなかカッコイイ船でしょ。
平日の昼と言うこともあって、乗客は10名足らずで、船内はガラガラだったので、席も自由に移動できて、乗り心地の良い快速船で快適でした。
前半が川を遡り、上流の「瀞狭」まで行き、そこで折り返して後半は川を下って戻ってくるという往復1.5時間程度の船旅です。
半分は川幅広く、開けた景色、半分は切り立った渓谷、清流あり、急流ありという変化のある景色で、飽きずに楽しめます。
途中、あゆ釣りをする釣り人や、アオサギ、カワウ、鳶などにもたくさん出会えます。
渓谷に入ると船の屋根が開き、360度の景色が楽しめます。
屋根が開きました。
昨年の台風12号の爪痕があちらこちらに残っていましたが、これもそのひとつです。
川の水面から10mくらいの高さにある吊り橋のロープに布切れが引っかかっていますが、これはあの高さまで水が流れた証拠だそうです。
その他にも土石流で流された道路、なぎ倒された大木などが沢山見られました。
自然の力は恐ろしいです。
上流のUターン地点のすぐ下流の休憩ポイントです。
午後2時頃、瀞狭を出発し、本日のメインイベント「熊野詣」です。
・・・と言っても、ボート乗り場から30分足らずで着いた熊野本宮は、鳥居のすぐそばまで車で行けて、ちょっとあっけない感じがするくらいでした。
参道にはちょっと手強い階段があります。
明治以前はこのように川(掘り?)で囲まれていたようです。
本宮の入り口です。
本宮です。
ここに平安時代の貴族や天皇、平家一族なども詣でたのですね。
参道の階段を上から見下ろしたところです。
参道の階段の脇には世界遺産の熊野古道が残っています。
無事、熊野詣でを終えた後、本当は潮岬で夕陽を見ようと思っていたのですが、ちょっと間に合いそうもないので、少し手前の橋杭岩で夕陽を見ることにしました。
ここは杭のように並んだ奇岩で有名なところですが、夕焼けの名所としても有名なところです。
この日は天気も良かったので、なかなか見事な夕焼けを観ることができました。
この後、2泊目の宿である那智勝浦の「ホテル浦島」へ向かいました。
このホテル浦島は勝浦湾を形造る半島を全部使ったような、巨大なホテルです。
売り物は「オ-シャンビュー」と6ケ所もある「天然かけ流し温泉(硫黄臭の強い、黄白濁の湯)」です。
私が泊まった部屋からの勝浦湾の眺めです。
館内の案内図です。 迷子にならないようルートが色分けされています。
実際に廊下の床にもこの色のテープが貼ってあります。(なんだか病院みたいですね)
中でも、天然の洞窟に自然に湧き出たといわれる「忘帰堂」という露天風呂は圧巻です。
岩場の浪打際にぽっかりと口を開けた洞窟なので、温泉湯船の真下に波が打ちつけて砕け散るのが見えます。
地上32階の高さにある「天海の湯」というのも、その景色は圧巻です。
但し!
サービスや料理は期待しない方がいいです。
夕食、朝食共にバイキングでしたが、メニューの種類は少なく、ひとつひとつの料理も特に美味しいとは言えず、ごく普通です。
(夕食でマグロの解体をやっていましたが、なんとビンチョウマグロでした。)
とにかく、大規模な団体客向けの、昔ながらの温泉ホテルです。
(昔、よくあったヘルセンターの雰囲気です)
本日の走行距離、約300km