ハセガワとニチモの1/48隼Ⅰ型の2機同時制作が2機揃って無事完成ました。
パーツの精度やディテールという意味では両キット共に申し分のない素晴らしい出来ですが、ハセガワの方はシルエットに問題があります。
エンジンカウルからキャノピーに掛けてのラインと、胴体下面、特に主翼の辺りのラインが実機のイメージと大分違っています。
隼は直線的で、贅肉をそぎ落としたようなスリムさが特徴ですが、ハセガワのキットはちょっとポッチャリしてしまっています。
特に修正せずにキットなりに組み立てました。
ニチモのキットの方がシルエットは正確だと思います。
もうひとつの問題は、ニチモがハセガワより一回り大きいということです。
キットのサイズをノギスで正確に測ればどちらが正確な1/48なのか判るのでしょうが、そこまで追求しません。
2機共通で手を加えたのは、
・シートベルトをWAKO製の「紙創り」で追加(今回、試しに使ってみたのですが、なかなかGoodです。)
・ブレーキパイプの追加
・アンテナ支柱を真鍮製の自作に交換(強度確保のため)
ニチモだけに手を加えたのは、
・ピトー管を真鍮製に交換(キットのパーツはあまりにもダルくて使えません)
・エンジンが見えるように、エンジンカウルのパネルをカット
それ以外は全部素組みです。
マーキングについては「フムナ」などの注意書きとプロペラのストライプ以外は全部塗装です。
塗装はハセガワが昭和17年ビルマの加藤少佐搭乗機です。
ニチモは同じく昭和17年ビルマの佐々木軍曹の搭乗機です。
2機共に増装タンクは付けませんでした。
資料本の実機写真を見ていると増装を付けた写真はほとんどありませんし、付けない方が隼の軽快な感じが強調されて良いと思いました。
【ハセガワ1/48】
上の写真でシルエットの問題点がお判りいただけると思います。
【ニチモ1/48】
下の写真でハセガワとのシルエットの違いがはっきりとお判りになると思います。
エンジン見せです。
これで、今年に入ってから7個目の完成です。
月産1個はなんとか達成中です。