とのさま不経済新聞 by 雲葉

「よるのとのさま」から改題(2013年2月1日)

鎌倉への道

2007年04月25日 | とのさまの漫遊
  高校生のころ、ゴールデンウィークくらいの時期に遠足がありました。拙者のときは1年生で日光、2年生で箱根へ行き、3年生ではというと、これが鎌倉だったんです。

  小学生のときから同級生と(子供だけで!)しばしば足を運んで名刹巡りをしていたので食傷気味だったため、なんか面白いことはないかと考えたのが往復の行程でした。現地集合&解散なので経路は自由だったのです。

  当時はもちろんネットなどなく、バス会社に電話して時刻や運賃を教えてもらいました。今は本当に情報収集ラクです。

  さて、当日は早朝に家を出て、しかも昨夜からの土砂降りのため傘を差しての道中です。目蒲線と東横線を乗り継いで桜木町へ。そこから県庁付近まで歩きます。県庁入口バス停から神奈中で大船駅へ。当時は横浜なんて滅多に行かないし、バス路線も初めて乗る系統だったため新鮮な感覚でした。雨は桜木町の時点で止んでおり、日が差し始めて傘が無用の長物に。一般道なのに遅れの回復のためかかなりスピードを出していた記憶があります。

  大船では鎌倉駅行きの江ノ電バスに乗り換え。線路と並行して走り、集合場所である鶴岡八幡宮の目の前のバス停で降りました。集合時間ぴったり(前後2時間の幅はありません)。拙者を見た友人たちから異口同音に「どっから来た!?」と言われたのはもちろんです。

  帰りもバスで。京急沿線に住む友人と江ノ電バスに乗って上大岡へ。そこから京急の電車と東横線、目蒲線で家路につきました。

  これじゃ運賃が高かったのでは?というとさにあらず。往路は合計でも国電利用より20円安く、復路は同額でした。国鉄が高かったのかバスが安かったのか。

  ちなみにそれらの路線バスは今も走っています。県庁入口―大船駅は280円、大船駅―鎌倉八幡宮前が220円、上大岡駅―鎌倉八幡宮前が310円です。国電の横浜―鎌倉が330円ですから、今じゃバスが高くなってしまったわけです。でもたまにはのんびり路線バスの旅も乙なものですよ。