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日高町西山でアサギマダラの飛来がピーク 〈2022年10月20日〉

2022年10月20日 08時30分00秒 | 記事


フラワー観光事業で咲かせたフジバカマにアサギマダラが飛来


 日高町の西山へ渡りチョウ・アサギマダラの飛来がピークを迎えている。西山はアサギマダラ飛来地として有名で、由良町、日高町、美浜町の観光連携プロジェクトチーム「PROJECT24」が、花を彩り誘客するフラワー観光事業で、今年、初めてアサギマダラが良く止まるフジバカマを育苗して植えた場所がある。花が咲き、アサギマダラが誘引されており、今後も飛来が続きそうで、同チームは、同地にコスモスも植樹していることから、合わせて西山の秋のフォトキャンペーン参加を呼びかけている。

 アサギマダラは全体が茶系統で、前羽の長さが5センチほどで浅葱(あさぎ)色の美しい文様が入っている。春に北東へ向かい、気温の低下とともに秋頃、南下し、紀伊水道を横切って四国、九州方面へ移動。西山周辺はアサギマダラを引き寄せるヒヨドリバナが群生し、休憩点の飛来地として有名。愛好家らが調査のためのマーキングに訪れたり、町教育委員会主催の自然観察会も開かれる。
 同チームは、3町で、ヒマワリの種を植えて咲かせ、観光スポット造成などフワラー観光事業を展開。その一環で今年度、日高町では、同じヒヨドリバナ属でアサギマダラを惹きつけるフジバカマの植栽を初めて計画。西山に自生していないため、町職員や地元民らが知人づたいにフジバカマを集めて1年ほど苗作りし、西山ピクニック緑地の北側で周辺に遊歩道や四阿(あずまや)がある場所を「アサギマダラの谷」と名付け、複数回植えてきた。
 町内愛好家によると、同地でフジバカマの開花期を迎え、気温が上がった今月14日には、30分程度で100頭近くのアサギマダラが飛び交い、18日は雨ながら20頭ほどの飛来を確認した。同チームでは、フジバカマと双方の誘客にも期待して、昨年に続いてコスモスを種植え、すでに咲き始めており、「西山ピクニック緑地の秋の魅力」をテーマにした「アサギマダラ&コスモスフォトキャンペーン」を今月14日から11月30日まで計画している。
 応募条件はインスタグラム公式アカウント「@PROJECT24」をフォローし、わかやま西海岸フォトや撮影場所がわかるハッシュタグをつけて、投稿すること。優秀賞2点を選出し、同チーム公式アカウントからの投稿で知らせ、受賞者には1万円相当の特産品を贈呈。優良写真は構成団体のパンフレット、ポスター等に活用する。
 同チームは「西山は多彩な自然美にあふれ、コスモスを植えたところは、景色が良い場所。撮影に訪れてもらうことで観光客に知ってもらい、楽しんでもらいたい」としている。


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山﨑彰久(少年野球)伊東剛志(日本拳法)両氏、御坊市体育協会スポーツ賞受賞 〈2022年10月19日〉

2022年10月19日 08時30分00秒 | 記事

 御坊市体育協会(山﨑武男会長)が、令和4年度スポーツ賞受賞者を発表。スポーツ優秀指導者賞に名田黒潮少年野球クラブ監督の山﨑彰久氏(52)=名田町楠井=、総合格闘技「TEAM日高」指導責任者の伊東剛志氏(45)=野口=が選ばれた。ほかにスポーツ奨励賞6人、ジュニアスポーツ賞7人、マスターズスポーツ賞1人。スポーツ功労賞、スポーツ顕彰の該当者はいなかった。表彰式は11月19日午前9時30分から市民文化会館小ホールで行う。

 山﨑氏は、平成15年から名田黒潮少年野球クラブのコーチ、21年から監督を務めており、青少年の健全育成と野球技術の向上に力を尽くし、野球競技の発展に貢献。県大会優勝3回、準優勝2回。受賞に「始めたころは、ここまで長く子どもの健全育成に携わるとは思っていなかった。今回の受賞に満足することなく、これからも子どもたちの健全育成に携わっていきたい」と話した。
  伊東氏は、平成23年から高校生や社会人を対象に県日本拳法連盟日高支部で指導者を務めている。令和元年に選手の競技力向上をめざし、TEAM日高の指導責任者に就任。日本拳法を通じて青少年の健全育成や社会人の健康増進を図るなど地域社会に貢献。受賞に「指導者の環境をつくっていただいたTEAM日高の代表、顧問をはじめ多くの皆様に感謝申し上げます。もっと格闘技を広め、助けを求められたり、困った人を助けられる人材を育てていきたい」と話した。
 他の受賞者は次の皆さん。カッコ内学年は現在
【奨励賞】河野曉人(藤田町吉田)全国スポーツウエルネス吹矢オープン大会80歳以上有段者8メートル3位▼阪本海月華(紀央館高3年)全国高校総体陸上女子円盤投2位▼柳瀬巴耶(同)近畿高校弓道選抜大会男子団体優勝▼前田哉(箕島高2年)近畿高校相撲大会団体優勝▼小籔奏大(和高専3年)近畿地区高専体育大会柔道男子団体優勝、男子66キロ級優勝▼WEEJUNTING=ウィー・ジュン・ティン(同)同バレーボール女子の部優勝。
【ジュニアスポーツ賞】福居京弥(智辯和歌山高1年)近畿中学校総体駅伝競走男子第1区2位▼柴田流行(御坊中2年)関西ジュニアボウリング選手権大会中学生2人チーム優勝、中学生男子個人総合3位▼阪本美晴(藤田小6年)和歌山チャレンジカップソフトテニス近畿学年別大会女子5年生の部3位▼中江優彩(塩屋小5年)全日本小学生ソフトテニス選手権大会女子団体5位▼假家大雅(名田小6年)日本拳法全国少年大会男子個人小学6年生の部準優勝▼中本美咲(湯川小6年、和歌山ハーモニーズ)NPBガールズトーナメント全日本女子学童野球大会優勝▼外川結愛(御坊小6年、同)同。
【マスターズスポーツ賞】山本一也(湯川町財部)近畿マスターズ陸上選手権大会男子円盤投60~64歳の部優勝。


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紀州鉄道紀伊御坊駅で鉄道防災講演会 〈2022年10月18日〉

2022年10月18日 08時30分00秒 | 記事


列車から飛び降り避難


 紀州鉄道紀伊御坊駅で15日、鉄道防災についての講演会が開かれ、県内外の35人が乗車中に地震が発生した場合の避難行動を学び、列車からの飛び降り避難を体験した。わかやまNPOセンター主催、近畿労働金庫共催、近畿ろうきん「社会貢献プロジェクト・笑顔プラス」の一環。JRきのくに線や紀州鉄道がある県や御坊市でも災害犠牲者を出さない取り組みが重要とし紀州鉄道の協力で企画した。

 講演会は、和歌山大紀伊半島価値共創基幹価値共創オフィス准教授の西川一弘さんが講師を務め、紀州鉄道「KR301」の車内で「鉄道の津波被害ゼロをめざして~キテツで学ぶ鉄道の防災~」をテーマに開いた。西川さんは、東日本大震で列車乗車中の人的被害がなかったことのポイントとして事前の避難訓練、マニュアル整備、現場の情報を基にした避難誘導、列車内待機の判断、津波到達までの時間など挙げ、「安全な避難のためには乗客との連携が重要」と強調した。乗車時に津波があった場合は「身の安全確保とともに第一義的には乗務員の指示に従うことが大切だが、主体的な避難行動も必要。迅速な避難のために乗客にもできることは多く、率先避難者として先導して逃げ、避難を促したり励ましたり他の乗客への声掛けや降車の支援も大切。“私は逃げない”という行動はやめてほしい」と話した。
 このあと列車からの飛び降り降車を体験。参加者1人ひとりが、約1・2メートルの高さの乗降口から車外へ避難した。しゃがみ込んで飛び降り空中で身体を反転しながら着地。赤レンガ敷きの地面と実際のバラスの地面へ飛び降りた。紀州鉄道副所長で安全統括管理者の岡地重行さんが車両の通報ボタンと非常用ドアコックについて説明し参加者がボタンとコックの使用も体験した。
 紀の川市の60代会社員男性は「鉄道乗車中の地震災害について考えたことがなかったので参加しました。飛び降り降車の体験をはじめ、避難方法や心構えなど多くのことを学べた。知る知らないでは大きく違う。備えができてとてもいい機会だった」と話した。


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御坊市文化賞に個人は竹内一郎医師(横浜市)、団体は御坊日舞の会 〈2022年10月16日〉

2022年10月17日 08時30分00秒 | 記事


竹内一郎医師

御坊日舞の会


 令和4年度御坊市文化賞に、個人は横浜市立大学医学部救急医学教室主任教授の竹内一郎氏(50)=横浜市=、団体は御坊日舞の会(休山優美子代表)が選ばれた。竹内氏は医療における先進的な取り組みで横浜市、神奈川県の救急医療の中心的な役割を果たしている。御坊日舞の会は若柳流と花柳流の2つの流派が協力し、半世紀以上にわたり日本舞踊の伝承と普及活動に取り組んでいる。表彰式は11月2日午前10時30分から市民文化会館で行い、三浦源吾市長から賞状と記念品が贈られる。今年で47回目。今回を含めて受賞者は79人、30団体。

 竹内一郎氏 御坊小、智辯学園和歌山中・高、群馬大学医学部卒。平成29年に横浜市立大学救急医学教室主任教授として赴任。附属高度救命救急センター長も兼任。横浜市メディカルコントロール協議会長も務めるなど横浜、神奈川県の救急医療の中心的な役割を果たしている。
 新型コロナ感染症では最前線で治療に当たり横浜全体の急性期医療の責任者として尽力。700人以上が感染した令和2年2月の外航客船ダイヤモンドプリンス号においては神奈川県DMAT統括として行政と連携し、陽性患者を重症者、中等症者、軽症者に層別化し、地域医療が崩壊しないように尽力。マスコミに多数出演し、重症度・緊急度に応じた横浜の取り組みは全国の手本となった。
 重症化時、命をつなぐ切り札となる体外式膜型人工肺(ECMO)や人工呼吸器を必要とする重症患者を多数受け入れ、生存率90%と世界トップレベルの治療成績を維持。先進的な取り組み、功績は極めて大きい。御坊市民大学副学長、竹内文雄氏の長男。
 竹内氏の話 栄誉ある賞をいただき、ありがとうございます。これからの私の使命の一つには日本救急医学会や日本ECMOネットの活動を通し、大都市と地方の救急医療体制の格差を埋めることがあります。これがふるさと御坊、和歌山県の救急医療体制の向上につながり、少しでも地域の発展に貢献できればと考えています。文化賞を誇りに日本での救急医療体制の充実に努力したい。
 御坊日舞の会 昭和41年に「いづみ会」が「御坊日舞の会」に改名したのが始まり。古き良き伝統芸能を後世に伝えようと、若柳流と花柳流の2つの流派が協力し、56年間活動。日本舞踊の魅力である着物を着た所作や立ち振る舞いを原点とした謙譲の美徳などを伝え、子どもたちにはあいさつや礼儀、感謝の心を持つ大切さを育むなど人としての成長にも取り組む。
 習い事の多様化などで稽古場から子どもの姿が少なくなり、カラオケが盛んになると演歌にあわせて踊る新舞踊が流行するなど時代の影響を受け、これを打開するため、古典的な形態を守りつつも新しいジャンルに挑戦しようと新舞踊の振り付けや指導も行うなど活躍の場を広げてきた。
 ごぼう商工祭、道成寺会式など各種イベントへの参加、老人ホームへの出張交流など地域に根ざした文化活動に取り組み、令和3年の国民文化祭では「道成寺釣鐘お里がえり」でジャンジャカ踊りを披露。長年にわたり日本舞踊の伝承と普及活動に努め、地域文化向上に大きく貢献。
 休山代表の話 栄えある文化賞をいただき、大変感動しております。半世紀以上にわたり活動を続けてくることができ、そしてこのような賞をいただけるのは、これまでの諸先輩方の活動や結成から応援してくださっている方々のおかげです。これからも日本舞踊を通じて地域の文化向上に努めていけるよう頑張ってまいります。 


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御坊市マイナンバーカード専用窓口増設 〈2022年10月15日〉

2022年10月15日 08時30分00秒 | 記事


市民課に専用窓口、写真撮影スペース増設


 御坊市がマイナンバーカード取得者に1万円分の商品券を配布するマイナンバー地域応援商品券事業が呼び水となり、市役所を訪れる人が増加し、市民課は対応に大わらわ。今月から会計年度任用職員(臨時職員)4人を新たに雇用し、13日午後からは申請、交付用の専用窓口も設けた。カード交付率は2日現在で47・9%、国目標の「今年度末までに100%」にできるだけ近づけたい考え。

 市は、全庁横断的に交付率を向上させる施策を推進中。市民課の夜間・休日窓口開設、各地区に出向いた休日出張申請所開設、市内高校への出張申請などを行い、10月から市内の企業や事業所から要望があれば平日、出向く取り組みも始めている。さらにカード普及を促進させようと、取得者に1万円分商品券を配布するマイナンバー地域応援商品券事業を実施する。
 対象者は(1)11月1日時点で市に住所を有し、カードを保有している人(2)11月2日から来年3月17日までにカードの交付を受けた人(3)御坊市に転入し、11月2日から来年3月17日までにカード継続利用の手続きを行った人。
 (1)は市で把握できるため、11月下旬以降に商品券を郵送する。(2)は申請者が市民課窓口でカード交付を受けたあとに商品券を郵送するか、11月下旬以降は窓口での交付時に手渡しする。申請から交付まで通常は1カ月程度だが、申請が殺到すれば2カ月程度かかるため「来年3月17日までにカードの交付を受けた人」の条件を確実に満たすため「年末までに申請して下さい」と呼びかけている。
 商品券事業が公表されて以降、申請と交付あわせて連日約100人が来庁。13日午後から専用窓口を設け、無料写真撮影スペースも増やした。電話の問い合わせも急増し、17日から地域応援商品券事務局(電話52・7333)を開設する。1階ロビーのマイナポイント特設窓口の利用も増え、会計年度任用職員を2人から3人に増員した。
 13日の臨時議会で、寝たきりの人、施設や病院に入り、申請に行けない人への対応について「一人でも多くの方に取得してもらえるようできる限り検討したい」と答えている。
 国が実施中の最大2万円分のポイトンを付与する事業に加え、令和6年秋から健康保険証を原則廃止してマイナカードと一体化させた「マイナ保険証」に切り替えることやマイナカードに運転免許証の機能を持たせることも表明しており、全国的にカード普及の流れが加速するとみられる。


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日高川町高校生農育プロジェクト2年目へ 〈2022年10月14日〉

2022年10月14日 08時30分00秒 | 記事


農育プロジェクトでミカンを収穫する高校生(昨年)


 日高川町内在住の高校生らに農育の一環として有給で農作業を手伝ってもらい、次世代の農業の担い手づくりを目指す「農育プロジェクト」の2年目が始まる。町農業振興協議会若い農業者部会(藏光俊輔代表)が、高校生らに地元の農業や農家にふれ、農業を将来の進路として考えてもらう機会を提供しようと昨年度初めて実施。高校生10人が応募し、延べ約340時間、ミカンの収穫などに励んだ。時給は900円で、ミカン収穫やウメせん定作業の繁忙期となる12月から2月ごろまで。

 農業者の高齢化などで担い手不足が課題となる中、町の依頼を受けて検討した農振協議会若い農業者部会が企画したのは、高校生らを対象とした農育プログラム。初めての実施となったた昨年度は、部会メンバー7人の園地で毎月4回、週1回程度農作業に従事することに時給を支給する形で実施。町内の高校生ら10人が応募し、中には複数回研修に参加した生徒もいた。
 有給の農育研修として農作業に携わることで、高校生らが農業のやりがいや農家の暮らしなどを知るとともに、農家にとっては貴重な労働力を補える。高校生にとっては賃金を得ながら、将来の進路選択として農業を考えるきっかけにもなり、次世代の農業の担い手不足解消にもつながると期待する。
 受け入れを行うのは▼みはらファーム(三百瀬、三原康弘)10月下旬~11月上旬、サツマイモ収穫▼垣内農園(山野、垣内宏和)12月~2月、梅の木のせん定▼藏光農園(松瀬、藏光俊輔)12~2月、梅の木のせん定▼亀井農園(三百瀬、亀井浩)12月、ミカン収穫▼東農園(鐘巻、東浩志)1~2月、ミニトマト収穫、葉切り等▼森隆農園(若野、森幹也)12月、ミカン収穫▼瀧本農園(小熊、瀧本雅史)12月、ミカン収穫。
 研修時期は、いずれも週末で、募集締切は農園によって異なる。申し込み、問い合わせは日高川町農業振興課内町農業振興協議会若い農業部会事務局(電話22・2048)か(メールnougyou@town.hidakagawa/lg.jp)、(応募フォームhttp://form.run/@hidakagawa)。


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日高保護司会から丸山初美さん(日高川町)里森修さん(御坊市)が法務大臣表彰 〈2022年10月13日〉

2022年10月13日 08時30分00秒 | 記事


日高保護司会から贈られた花束を手に
里森修さんと丸山初美さん(左から)


 罪を犯した人の更生活動に長年にわたり貢献したとして、日高保護司会から丸山初美さん(71)=日高川町山野=と里森修さん(69)=御坊市塩屋町北塩屋=が法務大臣表彰に選ばれた。25日に和歌山市の和歌山城ホールで開かれる県更生保護功労者顕彰式で表彰状が贈られる。

 丸山さんは平成12年5月に保護司に委嘱。以来、22年にわたり犯罪をした人の改善、更生の支援に献身的に取り組んでいる。26年4月から日高川分会長を歴任、今年4月から日高保護司会副会長を務める。
 これまで窃盗や詐欺、飲酒運転による交通事故など少年から高齢者まで10人を担当してきた。「つまずきはあったけれど、更生して健全に暮らしてほしい」との思いを込め対象者一人ひとりに寄り添い社会復帰をサポート。対象者と保護司の垣根を取っ払い、親身になって話を聞く。社会復帰した対象者の健全な暮らしぶりを知った時が何よりのやりがい。生活環境調整も5人を担当し、帰住予定地の調査や引受人との橋渡し役としても尽力する。日高保護司会副会長としてメンバーの知識向上、後進育成に力を注ぐ。受賞に「多くの方々のおかげで今まで続けられた。定年まで引き続き尽くしていきたい」。
 里森さんは、平成12年11月に委嘱されて以来、22年の長きにわたり罪を犯した人の更生、再犯防止に努め社会復帰を支える。
 少年から中年まで男女数人の立ち直りを支援してきた。面談の際は、常に対象者がリラックスして話せる雰囲気づくりを心がける。特に対象者が少年の場合、「人生始まったばかり。大切に一生を送ってほしい」と自身の身の上話をすることも。対象者と常に誠実に向き合う献身的な姿勢で信頼関係を築き、対象者の社会復帰に力を注ぐ。日高保護司会では理事、会報編集長として会の発展に尽くす。受賞に「今までやってきたことが認められてうれしい。これからも対象者と誠実に向き合っていきます。皆さんに喜ばれる会報にしていきたい」。


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御坊署の新人署員2人が殉職者慰霊碑(阿戸)に献花


「開かれた、あたたかい県政を」後援会事務所開きで岸本氏決意 〈2022年10月12日〉

2022年10月12日 08時30分00秒 | 記事


「開かれた、あたたかい県政を」と語る岸本氏


 11月10日告示、27日投開票の知事選(任期満了12月16日)に向け、保守系無所属新人で元代議士、岸本周平氏(66)=自民党、国民民主党推薦=の後援会事務所=和歌山市広瀬中ノ丁2の98=開きが10日に行われ、自民党の県選出国会議員や県議をはじめ県内市町村長・議員、推薦団体関係者、支持者が参集。岸本氏は「開かれた、あたたかい県政を進めたい」と決意を述べた。

 岸本氏は「広い心で私を受け止めていただいた、お集まりの皆さまに心より感謝申し上げます。県内を一生懸命回り、いろいろなお話を伺った。県民の皆さまに寄り添える県政、草の根で頑張っている人たちをボトムアップし、応援できる仕事をしたい。当選させていただければ、できるだけ知事室に、いないようにする。仕事は職員の皆さんに任せ、私は現地に出かけ、語り合い、注文を聞く。『開かれた、あたたかい県政』を進めたい」と決意を述べた。
 山下幸男・後援会会長代行は「岸本は全身全霊かけて頑張ります」と支援を訴えた。推薦した自民党は県選出国会議員がそろい、県連会長の二階俊博代議士は「立派な候補者を選ぶことができ、うれしく、県連として誇りに思う。県民との対話を重視し、県民と肌感覚で語り合い、聞き取れる県政、あたたかみのある県政をつくってほしい。期待に応えてくれると確信している」と力を込めた。
 世耕弘成・参院幹事長は「堂々と岸本さんを応援できる」、鶴保庸介議員は「独断専行ではなく、あたたかい政治を」と激励。石田真敏代議士、選対本部長を務める県市長会長の尾花正啓・和歌山市長、岸本氏一本化の流れをつくった県町村会は副会長の井澗誠・白浜町長、尾崎要二・県議会議長らもあいさつ。仁坂吉伸知事は公務で欠席し、木村雅人・後援会事務局長が「県民のために大活躍を」とのメッセージを代読。
 知事選には政治団体「新党くにもり」役員の新人、本間奈々氏(53)が立候補を表明しているほか、共産党が候補者を選定中で、三つどもえが予想される。


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元県警視の亀井泰久氏(日高町)に危険業務従事者叙勲 〈2022年10月9日〉

2022年10月11日 08時30分00秒 | 記事


当時の思いを振り返る亀井氏


 警察官や消防士、自衛隊など危険性の高い業務に精励した人に贈られる第39回危険業務従事者叙勲の受章者が決まった。日高地方から瑞宝双光章に警察功労で日高町比井654、元県警視の亀井泰久氏(73)が選ばれた。国が実施する伝達、拝謁は新型コロナ感染症の状況を踏まえ検討中。県からの上申者は県庁で伝達式を行う。県下受章者は29人で今回を含めて1038人。

 亀井氏は、昭和45年に県警察官を拝命。振り出しは御坊署で、平成6年に警部に昇格すると、湯浅や田辺署で交通課長、交通企画課長補佐、和歌山西署交通課長、交通規制課次席を歴任し、機動隊副隊長を最後に同22年に退職。交通課の20年を中心に刑事課、警備課を経験。人より強いと自負する正義感をモットーに40年間、道路の安全確保や犯罪捜査等に尽力した。好きな言葉は「継続は力なり」。
 交通課規制課では、事故が多い場所などを改良するため、現場での調査や道路管理者との協議に注力。当時事故が多かった水越峠では、雨が降ったときは必ずと言っていいほど事故があったという。亀井氏らは、運転者に自然に減速を促すために道路に減速帯を設置し、大幅に事故を減少させることに成功。渋滞が起こりやすい道路では、渋滞状況を確認し、信号が変わる秒数を図るなど渋滞緩和に努めた。速度規制の見直しや新設、高齢者を対象にした安全講話も行うなど、少しでも悲惨な交通事故を減らすため、全力で取り組んだ。今でも、悲惨な事故があった現場を通ると、当時の光景や、ひき逃げ事件などで3日間も寝ずに仕事をしたことなども思い出される。
 刑事課では和歌山市内などで発生した侵入窃盗事件に携わった。夜中にビルの高層階に住む無施錠の女性宅に侵入にし、金品を盗むなどを繰り返していた犯人に対し、亀井氏らはチームで捜査。張り込みや科学捜査など、現場周辺の不審者を探るなど地道な捜査を展開し、7年掛けて犯人を追い詰め、逮捕した。取り調べでは300件余りの余罪が発覚したという。
 亀井氏は「昔は事故が多かった。ルールを守ってもらい、事故をなくさなければとの気持ちだった。ルールを守ることは自分のためであり、他人のためでもある。違反者の取り締まりをすれば、文句を言う人もいた。でも誰かが言わなければならない。事故がなくなるなら、嫌われ者でもいいと思った」と振り返った。
 亀井氏の話 うれしいです。ありがたいです。非常に名誉なこと。1人で頑張っていただけるものではない。上司、先輩、同僚の方々や、地域にお世話になったおかげです。


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世界の「ニューズウィーク」に大洋化学(株)=御坊市=の上西一永社長が登場 〈2022年10月8日〉

2022年10月08日 08時30分00秒 | 記事


掲載された「ニューズウィーク」を持つ上西社長


 アメリカで1933年に創刊された世界的な国際ニュース週刊誌「Newsweek」英語版の10月号=9月30日発行=に御坊市の上西一永・大洋化学(株)代表取締役(66)が登場。「大洋化学(株)70年にわたり続く進化」と題し「麻雀王の愛称で親しまれる男の裏には、子どもたちの環境意識の向上に尽力してきた環境保護主義者という一面があった」と、ペットボトルをリサイクルした再生PET事業の取り組みなどを紹介している。

 日本トップシェアを誇る全自動麻雀卓製造をはじめ、再生PET事業、エンジニアリングプラスチック成形、わさび水耕栽培システムの開発・製造など事業の多角化を進める中、上西社長が「最も得意分野」と語る再生PET事業を大きく取り上げている。
 県内の小中高校などと協力して回収したペットボトルをリサイクルPET原料として活用し、高品質のペットボトルリサイクル製品を製造販売しており「同社の環境保護への取り組みは教育面に広がっている。上西社長は『プラスチックそのものは悪ではない。問題は不適切に廃棄されたとき』と考え、このモデルを海外でも展開したいと考えている」と紹介。
 変化し続ける自動車産業への進出も考えていることを紹介し「上西社長は失敗を恐れることはない。それはマイナスをプラスに、そして将来の業績につなげていくことが、この会社の存続と進化につながってきた長い歴史があるからだ」などと記している。
 上西社長は「事業内容が多岐にわたり、とてもユニークな企業として取材を受けました。大洋グループが紹介されたことは大変光栄に思います。新型コロナの流行、ロシアのウクライナ侵攻をはじめ、世界的なインフレ、円安と混迷の時代に突入し、SDGsなど地球環境問題などの取り組みが世界的に鈍化される懸念が出てきました。大きな時代の流れ、大きな権力には立ち向かうことのできない無力感と虚しさを感じますが、小さな存在でも生き残りをかけ、これからも父親から譲り受けたチャレンジ精神で挑戦を続けていきたい」と話した。
 日本版が近く発行されるほか、電子版では詳しいインタビュー内容が掲載されている。6日の御坊商工会議所要望で、この話を聞いた三浦源吾市長は「ニューズウィークの取材を受け、掲載されるとはすごいですね。世界に通用する企業が御坊市にたくさんあることをPRしていきたい」と話した。


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