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日高町が「うぶひだか」に合わせ、テントサウナの実証実験 〈2022年10月6日〉

2022年10月06日 08時30分00秒 | 記事


景色が良い浜ノ浦でも設置できるテントサウナ


 日高町は、15日に地域産品の出店や一日だけのカフェオープンなどを行うイベント「うぶひだか なみうちマルシェ」に合わせ、テントサウナの実証実験を行う。町立温泉館「海の里」みちしおの湯の利用促進へ向けた取り組みで、参加者にモニタリングすることで導入方法等を検討し、事業化へ向け、今後につなげたい考えだ。

 町議会で声が上がるなど同館の振興が求められる中、町職員が有効な方法をインターネットで調べていたところ、さまざまな場所で活用できるテントサウナを見つけ、みちしおの湯にはサウナがないことからも活用しようと計画。町商工会が地域活性化への「うぶひだか」事業の一環で取り組む産湯海水浴場駐車場での同マルシェの開催時間午前11時~午後3時に合わせ、同浴場近くの産湯海岸浜ノ浦で実証実験を行う。
 バーニャジャパン(株)=東京都=の特別に開発された3層の断熱生地によってマイナス40度の外気温でも蒸気浴を楽しめるテントサウナ。町が2基をレンタルして当日は浜ノ浦の浜辺へ設置。薪ストーブの上に専用のストーンを置いて利用者が直接、適度な水をかけて蒸し風呂にする。同社担当者が説明したり、入浴後、涼む時間も含め40分の5部制とし、第1部が11時~11時40分、第2部が11時50分~午後0時30分、第3部が0時40分~1時20分、第4部が1時30分~2時10分、第5部が2時20分~3時。
 各部限定2組(1組2人か3人)とし、飲み物、濡れても良い服装(水着やTシャツ等)、タオル、バスタオル、着替えなどは持参(会場でのレンタルはない)。シャワー室・更衣室はイベント会場近くで用意している。利用者の意見をアンケートで書いてもらうなどモニタリングするためにも今回は参加無料。すでに、第1部の予約枠は定員に達している。申し込みは先着順で12日までに申し込むこと。
 テントサウナはキャンプ場や川辺、湖、海岸などさまざまな場所で楽しめるだけでなく、しっかり温まった後は、水風呂代わりに海や川などにダイブし、合わせて自然を堪能することも魅力の一つ。町担当課は「テントサウナを使った後、みちしおの湯に入ってもらうのもいいし、涼む際に景色を楽しんでもらうのも一興で、活用方法によっては時期を問わず閑散期の誘客にも役立ちそう。参加者の意見を参考にして、導入方法などを考えていきたい」としている。
  問い合わせは、企画まちづくり課(電話63・3806)へ。


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