表彰状と受賞した「ぬか床」を持つ細田部長
国土交通省が日本各地の半島地域の食のブランド化を推進する「半島の食のブランド化推進のための官民連携体制構築実証事業」において、同実証事業に参画する事業者7社が選ぶ「半島産品アワード」が発表され「楽天グループ半島WEB物産展賞」に御坊市島、(有)樽の味=細田幸治代表取締役社長=の看板商品のひとつ「漬けもん屋のぬか床」が選ばれた。
半島産品アワードは半島産品の発掘、販路拡大等を図り、官民連携で「半島の食のブランド化」の推進を図るための実証実験として実施した。全国23の半島地域の自治体から情報提供された半島産品データベース371品の中から実証事業に参画する楽天グループ、JTB、日本航空、大丸松坂屋百貨店、光文社など7社がそれぞれ関わりの深い分野の視点から選定。
楽天グループ半島WEB物産展賞に選ばれた(有)樽の味の「漬けもん屋のぬか床」は看板商品のひとつ。米ぬかや厳選した自然の材料と漬物に使う大根を一緒に漬けこんで仕上げている。実際の漬物をつくる過程の中で生まれたぬか床なので、天然大根の中の甘みや旨味成分もぬかに入り込み、しっかり乳酸発酵したぬか床となっている。
1袋(800グラム)600円(税込)で販売し、楽天市場でリアルタイムランキング1位になるなど多い時は月間300万円以上を売り上げる人気商品。同市場の出品事業者の中で一定期間における売上、売上成長率が高い▼説明書きなど消費者が気になるポイントをわかりやすく伝えている▼消費者が簡単にぬか漬けを行えるよう工夫している▼専門の説明書をつけるなどサポート体制が充実しているなどが評価された。
副賞として楽天会員向けメールマガジンで商品が紹介される。細田幸平・通販事業部長(42)は「受賞できると思っていなかったのでびっくりしていますが、本当にうれしいです。ぬか床を扱う業者の中で1、2位を争う実績も評価していただいたのかなと思っています。受賞を機にさらにPRに努め、ぬか床カテゴリーの絶対王者になれるよう頑張ります」と話した。
半島産品データベースに市内から(株)やまだの「紀州金山寺味噌、金山寺味噌厳選三種セット」も掲載されている。現在もデータベースへの登録は可能で、市のホームページに条件、申請方法等を掲載している。
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