紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

日高川町 南山陸技場に観覧席設置 階段状のベンチ工事進む  〈2019年7月19日〉

2019年07月19日 08時30分00秒 | 記事

競技場外周の本部棟付近(右奥)から斜面を利用して階段状の観覧席を整備


 日高川町が、南山スポーツ公園陸上競技場への観覧席設置を工事を進めており、ベンチ部分が姿を現した。競技場南側の本部席から西側入口ゲート方向にかけて、コンクリート製の階段状スポーツベンチ(最大約400席)を設け、最上段には日よけ屋根も設置する計画で、11月の「ねんりんピック紀の国わかやま2019」のグラウンドゴルフ競技開催までに約200席分が完成する。

 南山陸上競技場のトラック外周には観覧席がなく、日よけする場所もないことから以前から計画があり、町では、今年度の当初予算に陸上競技場や野球場の一部を改修する同公園整備関連費に5000万円を計上した。観覧席は、総事業費約4600万円を投じて着手。競技場南側にある本部棟から西側の入口ゲート付近まで約60メートルの斜面をコンクリート製で階段状のスポーツベンチに整備する。斜面を利用して幅1・29メートル~1・67メートルのベンチ4段を設け、最上段には高さと長さ約2・5メートルの日よけ屋根も設置。約70センチの間隔で座れば最大で約400人が座ることができる。国の社会資本整備総合交付金事業(2分の1)を活用し、60メートルのうち、ねんりんピック開催までに本部棟から約40メートルが完成する予定。
 同競技場は、わかやま国体でアーチェリー競技が行われ、同国体に向けて町が全天候型の人工芝とするなど開園以来最大のリニューアルを実施した。国体後は、夏休みなどの長期休暇中は高校や大学を中心にした陸上競技やサッカーなどの合宿で年間に2万人近い人が利用するなど人気を集めている。今年11月の「ねんりんピック紀の国わかやま2019」ではグラウンドゴルフ競技会場となることから、観覧席の整備を実施している。


その他の主なニュース

 参院選 世耕弘成候補に代わり林久美子夫人管内入り 由良でミニ集会、支持拡大訴える

 御坊署はポスター等で駐車場内での事故防止を呼びかける

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 2021年の紀の国総文祭の大会テーマ 毛筆表現で手島千奈さん(紀央館)最優秀賞、イメージソング曲で田端志帆さん(日高)最優秀賞受賞

 
 

ベトナム人気女優のガンさんが松本町長(日高町)表敬訪問、温泉館入浴などの様子をSNSにアップ 〈2019年7月18日〉 

2019年07月18日 08時30分00秒 | 記事

歓迎ボードを前に松本町長(右)と握手するガンさん


 ベトナムの若者に人気の女優、チャン・ティ・キム・ガンさん(21)が16日、日高町に来町。松本秀司町長を表敬訪問し、黒竹民芸品作りや温泉館「海の里」みちしおの湯での入浴を楽しみ、それらの様子を撮影した。多くのフォロワー数を抱える自身のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にアップする予定で、日高町の観光振興にも期待されている。

 ガンさんは所属事務所の「グルーピー・ベトナム」の清水一行社長らとともに来日。15日にみなべ町で梅酒づくりを体験し、白浜町や古座川町などを巡り、16日朝から那智勝浦町を訪れた後、日高町へ。
 町長室で松本町長が「有名な女優さんと聞いて、楽しみにしていました」と歓迎し、ガンさんも「山や海の自然美は素晴らしく、紹介したい。人にも食べ物にも満足でき、生活習慣も体験できるところがいい」と話した。
 SNSで自然風景や体験などを写真や動画でアップするとともにベトナム人にガンさんが感じた気持ちも伝えたいことを説明し、松本町長も全国鍋グランプリで日高町の天然クエ鍋が日本一に輝いたことなどを歓談。プレゼント交換し、記念撮影した。
 ベトナムをターゲットにした観光客誘致活動を続けている日高町観光推進プロジェクト協議会の会長でもある松本町長は「SNSアップで興味を持ってもらい、日高町を満喫してもらえるようになれば」と期待。ガンさんは色紙にサインし「日高町を知ってもらえるように頑張ります」と約束。この後、花入れの黒竹民芸品作りや温泉館で入浴もして感想を語ったりした。
 同協議会は8月3、4日に旅行、文化、食、製品、サービスの日本のあらゆる魅力を一度に体験できるベトナムでの大規模なイベント「FEEL JAPAN IN VIETNAM」にブース出展し、日高町など県内を盛り込んだ関西周遊の旅行ルート2タイプの商品を一つ定員20人で売る予定。その際にガンさんもブースに来てPRに一役買ってもらう。
 ガンさんは「美人すぎるボクサー」としてインターネット上で世界中の話題になった元アマチュアボクサーで、現在は女優として映画の主演も多く、モデルとして雑誌に載るなど「カー・ガン」のニックネームで親しまれ、活躍中。フジテレビの「にじいろジーン」にも出演経験がある。フォロワー数95万のフェイスブックや同数160万のインスタグラムなどガンさんのSNSは人気。若い人であればベトナム人の知名度はほぼ100%と言われるほどの国内屈指の女優で、SNS掲載効果は抜群と見られている。


その他の主なニュース

 27日から31日まで、県内で第5回アジアオセアニア高校生フォーラム開催 

 17日 美山支所(日高川町)新庁舎建設地鎮祭

 夏の高校野球 日高13得点、コールド発進、和高専は土壇場で大逆転劇

 8月3日 川辺西小体育館でつながりを広めるサマースクール開催

 

御坊市のSioトープにメダカやザリガニ20種300匹を親水池に放流 〈2019年7月17日〉

2019年07月17日 08時30分00秒 | 記事

子どもたちが捕まえた生き物を親水池に放流


 御坊市は15日、森岡田人の会(前出勇代表)の協力で、この日、同会が実施した田んぼの生き物調査で子どもたちが捕まえたメダカやザリガニ、エビ、ドジョウなど身近な生き物約20種300匹を日高港塩屋緑地「Sioトープ」の親水池に放流した。親水池は当初海水だったが、平成29年に淡水化したのを機に、親子で自然とふれあえる憩いの場として充実させようと、今年4月に御坊生まれの舞妃蓮を分根したのに続き、身近な生き物を放流した。

 親水池は延長約100メートル、幅は最大15メートルあり、自然石を使った護岸や砂浜、木橋など自然に近い形に整備している。平成21年のオープン当初、市が送水ポンプなどを設置して海水を汲み上げて池に送水し、小魚などを放流していたが、夏場に藻が発生するなど管理面が難しかったことやポンプの不具合もあり、新たに井戸を掘り、29年5月から地下水を汲み上げて池に流す淡水に変えた。
 29年11月に日高港が国の「みなとオアシス」に登録され、日高港新エネルギーパーク「EEパーク」もPR館、研究施設、公園施設のすべてが市の管理となったのを機にSioトープもさらに充実させようと、今年4月に塩屋町の舞妃蓮保存会長を務める阪本尚生氏=北塩屋=の協力で北塩屋中山ハス池から、尚生氏の父で「ハス博士」として知られる故・祐二氏=元日高高校教諭=が作った舞妃蓮を分根し、7月に一番花が咲いた。
 第2弾として身近な生き物を放流しようと、15日に毎年恒例の田んぼの生き物調査を実施した森岡田人の会に協力を依頼。調査には親子連れ80人が参加し、森岡地区の用水路などでタモ網を使って捕まえたり、事前に仕掛けた「かごワナ」を引き上げ、メダカやザリガニ、ハゼ、ドジョウ、テナガエビ、オタマジャクシ、ヌマチチブ、カメ、カニ、ボラの子など13種の生き物を捕まえた。
 市職員が捕まえたヤゴ、ゲンゴロウ、アメンボなどもあわせて約20種300匹をSioトープに運び、舞妃蓮を分根したそばで子どもたちが一斉に放流。参加者は「捕まえた生き物を放流することは、子どもたちにとっても良い思い出になったし、またここへ遊びに来てた時に大きくなっているかを確認する楽しみも出来た」と喜んでいた。市は「今後も生き物や蓮を増やしながらEEパークと一体化させた観光拠点として充実させたい」としている。


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 参院選和歌山選挙区 藤井幹雄氏(無・新)が2度目の管内入り

 厚労省医薬生衛局長表彰に谷口卓司さん(御坊市・いさみ寿司代表)が県内で唯一人受賞

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 第2回市民教養講座で假屋崎省吾さん(華道家)が「花からはじまるライフスタイル・花は心のビタミン」をテーマに講演


参院選和歌山選挙区 藤井幹雄候補(無・新)が日高入り、支持訴え「“安倍こべ”政治は許さない!」 〈2019年7月14日〉

2019年07月14日 08時30分00秒 | 記事

 21日投開票の参議院選挙和歌山選挙区は、野党統一候補で元和歌山弁護士会長の無所属新人、藤井幹雄候補(58)=立憲民主、国民民主、社民推薦、かつらぎ町=が13日、公示後初の管内入りし、各地で支持を呼びかけた。みなべ町芝のスーパーマーケット、オークワみなべ店前で街頭演説を行い、買い物客や地元住民らを前に、経済悪化を招く恐れがある消費増税、平和を揺るがしかねない憲法改正をめざす安倍政治に「“安倍こべ”政治は許さない。暴走を止めたい一心だ」と力強く訴えた。

 趣味のトライアスロンの自転車にまたがって、鍛えた脚で県内各地を駆けめぐっている同候補。
 この日、オークワみなべ店前で買い物客らを前にマイクを握った藤井候補は「安倍政治の暴走を止めたい一心で立候補した」と〝管内〟第一声。消費増税について「汗水たらして働き、節約してギリギリで生活している私たちの懐から取る消費税を上げては、地域経済が今以上に悪くなる。増税させてはならない」と強調した。その上で安倍政権の経済政策、アベノミクスに「年金を使って円安、株高を演出しているだけ。私たちには恩恵がきていない」と強く批判し、「消費税を上げようとする一方、大もうけしている大企業や大金持ちに対して増税するのはばかげた政策と断言する安倍政治。安倍政権だからといってそんな〝安倍こべ〟な政治は許さない」と力を込めた。
 県の根幹産業である農業について、自身の実家が農家であることから「農家の皆さんの気持ちは分かる。家族で経営を支え合うようにしないと農業基盤がすたれる。皆さんの声を聞いて農家が元気になる県にしたい」とし、憲法改正には「9条を守って今以上に平和な日本をつくる、世界の平和に貢献する日本にすることを誓う」と述べた。
 終盤戦を迎える選挙戦に「地に足がついた政治活動で皆さんの気持ちを聞くこと、トライアスロンで鍛えた体は(相手候補の)世耕さんには負けない。皆さんの力をいただいて残された期間をさらに走り続けたい」と訴え、一人ひとりと笑顔で握手を交わした。
 この日は、みなべ町のあと、街宣カーで印南町、御坊市、美浜町、日高町、由良町を回り各地で街頭演説。15日にも管内入りし、由良町、日高川町、御坊市など巡る。


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 13日 産湯海水浴場(日高町)で宝探し大会開催

 名田小(御坊市)前の市道に歩道新設 危険箇所改善 来年度完成へ

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 近畿高校総合文化祭京都大会美術・工芸部門に前田美琴さん(紀央館)、小宮琴未さん(日高)が県代表に決定


JA紀州「とくし丸」が現金出金を開始 移動販売で全国初の取り組み 〈2019年7月13日〉

2019年07月13日 08時30分00秒 | 記事

利用者に現金出金について説明するドライバー


 JA紀州(芝光洋組合長)の移動スーパー「とくし丸」は12日、デビッドカードキャッシュアウトサービス(現金出金)を開始した。利用者のニーズに合わせ、移動販売では全国初の取り組みで、芝組合長は「より一層地域に貢献できるJAをめざす」と期待を寄せており、とくし丸利用者へのより便利なサービスで見守りにもつなげていく。

 JAは、「とくし丸での買い物のついでに現金を出したい」、「JAやATMが遠くてお金を出しに行くのが大変」とのニーズに応えようと、今回、JA紀州貯金口座から現金出金を可能にした。
 利用は、(1)「キャッシュカード払出依頼書」を記入し、とくし丸ドライバーに渡す。その時、配達日と出金金額を伝える(2)とくし丸訪問時に専用端末にカードを通し、引落金額を確認。キャッシュカードの暗証番号を自分で入力し、最後に確認キーを押す(3)専用端末での取り引きが完了したら、ドライバーが現金と利用明細書を渡す(4)現金金額と利用明細に表示された金額に間違いがないか確認し、受け取り確認のサインをする。口座から出金額が即時引き落とされる-。
 出金は2万円か3万円。サービスの利用は、出金金額に応じて1件あたり200円プラス税の手数料が必要。JAバンク優遇プログラムによる出金手数料のキャッシュバックサービスは適用されない。
 12日は、日高町のAコープひだか店で出発式。芝組合長はじめ、津村耕平専務、JA役職員、(株)とくし丸・住友達也社長、和歌山信連・岡本眞明理事長、農林中央金庫大阪支店・福田仁支店長らが出席。芝組合長は「とくし丸開業当時から、『買い物していただくだけでなく、お金も出せたらもっと便利になるのでは』と考えていた。今回、関係者の皆様のおかげで実現した。今後1つのアイテムとして、買い物して、地域を見守り、多様なサービスを提供できると思う。より一層地域に貢献していきます」とあいさつ。出席した来賓らも「画期的でJAらしい取り組み」と絶賛した。
 関係者でテープカットをしたあと、とくし丸1号車と5号車が出発。家庭の玄関先で、ドライバーがキャッシュアウトサービス開始のチラシを配り、サービスの利用を呼びかけた。
 平成27年に始まったとくし丸事業は現在6号車まで開業し、買い物に行くことが難しい世帯の玄関先まで訪れ、商品を販売している。


その他の主なニュース

 全国高校野球和歌山大会開幕 日高勢6校が堂々の入場行進

 由良町青少年育成町民会議 学校・家庭・地域が連携し、犯罪や非行から子供を守る対策会議を開いた

角幸彦代表((有)ハウジングギャラリー)が国交相表彰受賞

● 中国の児童が和田小(美浜町)へ 6年生と笑顔で交流

 

2019年6月 データバンク

2019年07月13日 08時29分59秒 | データバンク

1日
御坊市が東京五輪聖火リレールート入り決まる御坊市野口で「とび山花しょうぶ園」開園

2日
県道場少年剣道大会で塩屋道場(中学生団体)、前田健心君(中学男子個人)が優勝、全国へ少年メッセージ2019日高地方発表大会で湯川楓花さん、鉢本雅さんが優秀賞受賞世耕弘成・経産相が日高地方各市町で国政報告会スポ少野球県大会で美浜が優勝、御坊準優勝宮子姫みなとフェスタ5千人の人出でにぎわう

3日
湯浅御坊道路下り線で軽トラと普通乗用車が正面衝突、軽トラの御坊市20歳男性が死亡

4日
鳥羽商船高専の練習船が日高港へ入港し御坊市の園児、児童が船内見学美浜町吉原で民家全焼

5日
高校生放送コンテスト県大会アナウンス部門で開智の中野歩さん(大成中出身)が優勝し全国へ

7日
吉田敏夫さん(御坊市)が近畿補導功労者表彰受賞経産省の「はばたく中小企業」の全国300社に中紀バス株式会社が選ばれる

8日
陸上自衛隊和歌山駐屯地創立57周年記念行事、一方で市民団体の抗議デモも「ごぼうまちゼミ」スタート

9日
陸上自衛隊和歌山駐屯地94式水際地雷敷設車体験乗船に県内外から300人以上参加県中学柔道大会66キロ以下級で杉本気翼君(切目)優勝

10日
日高川町土生、薬用植物栽培試験場跡地の地域包括ケア施設事業所に選考委が黎明会を選定

12日
田中よしみさん(御坊市・本紙随想同人)が自由律俳句全国大会で最高賞の「青い地球賞」受賞

14日
日高広域観光振興協議会認定「ひだかブランド」12品目発表

15日
県障害者技能競技大会で由良みのり園の豊里睦さんが金賞、全国大会へ

17日
川辺西小5年生が古代米「紫黒米」の田植え体験

19日
日高高校の山本のどかさん、橋本昴君が茨城ゆめ国体剣道県選抜メンバー入り

22日
御坊市民教養講座で増田明美さんが「自分という人生の長距離ランナー」をテーマに講演

23日
ソフトテニス高校生ナンバーワン決めるJCで清流中出身の前本真弥さん(和歌山信愛)が女子ダブルスで優勝わんぱく相撲県大会で井上力也君(野口小)V、川口虎眞君(同)準Vで全国へ

24日
御坊市役所の空調システムが故障

25日
御坊署がネット利用の特殊詐欺を防いだとして島郵便局の楠卓也さん、橋本実季さんに感謝状贈る湯浅御坊道路の4車線化工事で川辺第2トンネルが貫通

27日
日高川町千津川、市畑池の水面一面に赤色の浮き草繁殖

29日
海自護衛艦「しまかぜ」が日高港に初寄港、見学会や物産展でにぎわう会津藩士・丸山抱石の子孫4人が往生寺(御坊市)を訪れ先祖をしのぶ御坊市の国道42号沿い路側帯で作業中の男性に軽四乗用車が衝突、男性が死亡

30日
全国小学生陸上県予選男子5年100メートルで瀧本瑛太君(GOBO)優勝、全国へ


美浜・日高・由良町で「PROJECT24」始動 動画(名物丼)配信やSNS(名所) 投稿 〈2019年7月12日〉

2019年07月12日 08時30分00秒 | 記事

各町や日高振興局の観光担当者や地域おこし協力隊でチーム結成


 美浜町、日高町、由良町による観光連携プロジェクトの発表会は10日、日高町役場3階会議室で開き、プロジェクトチーム名を3町にまたがる観光道路とされる県道24号御坊由良線にちなみ「PROJECT24」として始動。各町の名物丼のPR動画「どんぶリーマン」など動画共有サイトのユーチューブへの投稿や、フェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)開設による観光地、名所の写真等アップで各町をPRする。

 プロジェクトチームは各町産業建設課の観光担当者と日高振興局の職員、地域おこし協力隊のメンバーの9人で構成。3町と日高振興局は、3町のエリアの魅力発信や誘客促進を目的に、平成30年12月から、共通する売り出し文句の考案やプロモーション方法の検討など昨年度4回、今年度2回にわたり協議を重ねた。
 この日はチームリーダーの戸上正幸日高町産業建設課係長が「3町で人口約2万人。面積は90キロ平方メートルあり、国道や県道などが通り、交通の便が良く、ひとつのエリアと捉えることができる。県中部に位置する3町それぞれの魅力を詰め込んだ誘客や魅力発信が日高エリアでの観光や地域の情報を知ってもらう足がかりになれば」とあいさつ。メンバーがロゴマーク発表や取り組みなどを説明した。
 3町は日高川を起点に北部に広がり、煙樹ケ浜、産湯海水浴場、白崎海洋公園と風光明媚な海岸線は地域振興に寄与する観光道路と位置づけられた県道御坊由良線でつながることから、プロジェクトチーム名を同県道の24号にちなんで命名。ロゴマークは、チーム名とともに、由良早生のように和歌山産物であるミカンからオレンジ色で果肉のような断面図とし、枠は県道路標識と同じ六角形に。「Yura」、「Hidaka」、「Mihama」と地理関係の表示位置に書き入れた。
 若者中心に広く情報発信につなげようとユーチューブへのPR動画配信を月1回程度で導入。まずは各町に産物を生かした名物丼があることに注目し、多忙な現代社会を生きるクールなサラリーマンにとって、ランチの味方となる丼をコンセプトに「どんぶリーマン」を企画した。
 初回は美浜町のアメリカ村食堂「すてぶすとん」のしらすと鮭を乗せた「すてぶす丼」を取り上げ、メンバーの一人がどんぶりをかき込んで食べる様子や店の情報など盛り込んだ動画(90秒)をアップ。同日夕方から一般公開しており、URLから入れるが、すでに「どんぶリーマン」と入れれば検索できる。
 デザインや企画発案、動画作成は主に地域おこし協力隊が携わっており、第2弾は由良町で8月中旬から下旬の投稿とし、当面は「どんぶリーマン」の動画アップを目指していき、丼以外に配信内容を変えることも考えたいという。
 SNS関係はインスタグラム、ツイッター、フェイスブックのアカウントを開設。白崎海洋公園、西山ピクニック緑地、煙樹ケ浜といった観光地の写真や説明などを盛り込み、1週間に1回以上の投稿を目標に運用する。このほか、3町を巡るマップ作成も検討しており、3町内で最も観光客が多く訪れる白崎海洋公園で配布するなど周遊促進を図る。


その他の主なニュース

 13日 和歌山市で和高専フェア開催 実験・体験コーナーや入試相談

● わかやま夏の交通安全運動が11日始まり、田中達也副町長(日高町)ら呼びかけ

● GO!GOBOプロジェクト協議会が第3回共有会議開催 誘客促進へ4チームが活動方針、活動計画を話し合う

 御坊市の藤田地区青少年健全育成連絡協議会の講演会で南畑亜規さん(市給食C)熱弁

 

ベトナム若者に人気の女優ガンさん 日高町を撮影、SNSにアップへ 〈2019年7月11日〉

2019年07月11日 08時30分00秒 | 記事

 ベトナムの若者に人気の女優、チャン・ティキム・ガンさん(21)が16日に日高町を訪れ、観光地撮影などする。その様子を多くのフォロワー数を抱える自身のソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)にアップする予定。ベトナムをターゲットにした観光客誘致活動を続けている日高町観光推進プロジェクト協議会(会長・松本秀司町長)は「日高町に興味を持ってもらえたら」と期待している。

「美人すぎるボクサー」としてインターネット上で世界中の話題になった元アマチュアボクサーで、現在は女優として映画の主演も多く、モデルとして雑誌に載るなど「カー・ガン」のニックネームで親しまれ、活躍中。フジテレビの「にじいろジーン」にも出演経験がある。
 放送コンテンツ海外展開総合強化事業のベトナム国営テレビ(VTV)、TBSとの共同製作番組「Sac Mau Nhat Ban(日本の色)~農泊にっぽん旅~」で日高町が取り上げられた際、昨年9月に撮影のため訪れた女優のレー・チーさんと、カー・ガンさんは同じ所属事務所で、その関係から、ベトナムからの観光客誘致に力を入れている日高町への来町が決まった。
 今回は15~18日の日程でみなべ町や白浜町、和歌山市などを巡る。16日には松本町長を表敬訪問し、温泉館「海の里」みちしおの湯で入浴するなどし、民宿にも宿泊。撮影した様子をフォロワー数95万のフェイスブックや同数150万のインスタグラムなどカー・ガンさん自身のSNSに載せるという。
 カー・ガンさんは若い人であればベトナム人の知名度はほぼ100%と言われるほどの人気でSNS掲載効果は抜群と見られ、同協議会は「誘致活動でつながり、カー・ガンさんが訪れてくれることになってありがたい。多くのベトナムの若い世代の人々に伝えられることが大きく、日高町の良さを知ってもらえたら」としている。


その他の主なニュース

 印南町 全小学校で空調設備工事が完了し、供用開始

 御坊由良線整備促進協議会が仁坂吉伸知事に県道御坊由良線の整備促進を要望

 鈴木菜々さん(紀央館)の油彩画が美術工芸部門で県代表作品に 全国高校総合文化祭へ参加決定

 こじか保育園(美浜町)で花澤晃宏さん(理学療法士)が足育講座


真妻やまびこ塾 電飾イベントで地域盛り上げる 登校日に見立てた夏祭りも計画 〈2019年7月10日〉

2019年07月10日 08時30分00秒 | 記事

地域活性化へイルミネーションイベント計画


 印南町真妻地区の有志でつくる「真妻やまびこ塾」(山本育男代表、メンバー30人)は、地域活性化につなげようと同地区皆瀬川の閉校した真妻小学校校舎側にそびえるメタセコイヤにイルミネーションを飾る。28日に点灯式を行う計画で山本育男さん(57)は「廃校後、地域の明かりを消さないようにとの思いだった。明るく灯して地域を盛り上げたい」と話している。

 真妻やまびこ塾は、平成9年に「山村振興等農林漁業特別対策事業印南町山村等活性化ビジョン等」が策定され、地域の現状、地域の資源、地域活性化の取り組みについて研究・協議に携わったメンバーを中心に結成。今後さらに真妻地区を活性化していこうと、20~30歳の若手メンバーを加え「僕たちの青春の木を真妻のシンボルに」をキャッチフレーズに今回新たな取り組みとしてイルミネーションイベントを計画。
 メタセコイヤへのイルミネーションは、真妻小当時の平成7年に学校のシンボルでもあるメタセコイアをクリスマスツリーにと保護者らが飾って以来、閉校後も同塾が飾り付けを行うなどして継続、地域の風物詩ともなっている。「真妻全体のシンボルツリーとして、これからの真妻を見守り、明かりを灯す存在に」と、クリスマス期間だけでなくイルミネーションを飾り光のファンタジーで地域を盛り上げようと、印南町や龍谷大学などが連携し、収益を地域の課題解決などに取り組む団体に助成する地域貢献型メガソーラーとして印南町に設置し稼働中の太陽光発電施設「龍谷ソーラーパーク」の収益金を印南町内の団体を対象に助成する「印南まちづくり基金」に申請し採択を受けて支給された50万円のほか、真妻地区の6区すべてから寄せられた協力金でイルミネーションイベントを実施する。
 樹齢60年余り、高さ30メートルのメタセコイヤへの電飾の取付作業は、(株)タカショーデジテック=海南市=の協力で行い、同社は地域貢献事業として製作費用も含め負担するという。飾り付けは21日から行い、28日の点灯式に備える。本番までに点灯を週末限定とするかなど時間帯も含め協議するが、期間は来年3月末までを予定している。
 イルミネーションは地元で暮らす人と真妻を離れた人に向けたメッセージ。暮らす人はもちろん、離れた人も帰省時にみんなが集える場になればとの願いもあり、8月12日には「MAZUMA真夏の登校日」をテーマに廃校の真妻小で登校日に見立てた夏祭りも計画。午後5時の朝の会で幕開けし、社会(真妻○×クイズ)、理科(ツリー点灯)、算数(ビンゴゲーム)、最後の授業?は体育で夜の餅まきを予定している。
 町は「印南まちづくり基金の目的である『住民が主体となって取り組む印南町のほっとけない課題を解決する活動に届ける』にイルミネーションイベントは合致しており、地域貢献型メガソーラーの効果とも言え、行政も出来る限り取り組みを支援したい」と真妻やまびこ塾の活動に期待を寄せている。


その他の主なニュース

 20日 御坊市民文化会館で日高地方Uターンフェア開催

 全日本ゲートボール選手権大会予選、美浜煙樹が優勝が全国へ、江川が準V

● 日高町阿尾の私有地に瓦など不法投棄される

 御坊駅前商店街振興組合は御坊・日高スタンプラリーを開始 旅行券やUSJパス当たる


おんぱく2019が7日 書道パフォーマンスで開幕 松てるわ広場(美浜町)で催し満載 〈2019年7月9日〉

2019年07月09日 08時30分00秒 | 記事

オープニングイベントで、書道アーティスト・森下さんが気迫いっぱいに「御博」の文字を書く

少年剣士らが松林の下、元気いっぱいに戦った野試合


 御坊日高博覧会(おんぱく)2019は7日に開幕し、美浜町吉原運動公園南「松てるわ広場」でオープニングセレモニーを開催。家族連れや地域の人らが集うなか、若手書道アーティストの森下友喜さん=有田市=が、気迫のこもったパフォーマンスで躍動感あふれる「御博」の文字を書いて見せ、華々しくオープニングを飾った。

 谷口光実行委員長は、5回目を数えた今回のおんぱくのテーマを「ありそうでなかったものを」と紹介して「多くの人にご参加いただけたら」とあいさつ。龍神康宏御坊副市長が柏木市長のお祝いのメッセージを届け、三浦源吾日高振興局長と、松てるわ広場を舞台に地方創生に取り組む(一社)煙樹の杜の西垣哲雄理事長が祝辞を述べた。
 会場でのイベントは、子どもからお年寄りまで老若男女が楽しめる催しが盛りだくさん。遊歩道の周りに連なった御博屋台村には、パンやコーヒー、カレー、しらす丼など食品を売る店、苔テラリウムやハンドメイド品を売る店、ボディケアの店などが並んで多くの人を集めた。
 日高地方の少年剣士約50人による野試合は、迫力満点。剣士らは3陣営に分かれ、それぞれが頭に紙風船をひとつ、各陣営の大将は2つつけて、大将の紙風船を2つとも破れば勝ちとのルールで対戦。群れになって敵を取り囲んだり、後ろから不意を突いたりと、知恵を働かせた作戦を仕掛けあって熱戦を繰り広げた。大将を務めた赤組の楠部紅鯨君(日高町武道館、内原小6年)、青組の川神天真君(同)、黄組の塩田愛美さん(印南少年剣道クラブ、印南小同)は戦いの後「めっちゃ楽しかった」「またやりたい」「1回勝ってうれしかった」とキラキラした目で話した。
 美浜町出身の画家・西垣至剛さんが観客の前で想像を超えた世界を襖に描くライブペイントや、ヨッシーオカモトさん=田辺市=によるバルーンショー、親子で楽しめるグラウンドゴルフ大会、地元のバンドによるライブと催しは続いて、流しそうめん機や任天堂スイッチなど豪華景品が当たるビンゴゲームには約300人が参加した。
 夕方には松林の下、ビアガーデンがオープン。日暮れ前にはみんなでカウントダウンしてイルミネーション点灯式を行い、日が落ちた後は野外ナイトシアターで、太地町立くじらの博物館を舞台にした映画「ボクはボク、クジラはクジラで、泳いでいる。」を上映した。

屋台村で夕暮れ市

 ええやん!MIHAMA夕暮れ市も、御博屋台村で開催。いつもよりも開店時間を延長して、流木を使ったオブジェや釜揚げしらす、餃子や菓子類など、地域の自慢の味やこだわりの逸品を並べ、人を集めた。


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