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参院選運動きょう(20日)限り 和歌山選挙区は世耕弘成氏(自・現)大きくリード、追う藤井幹雄氏(無・新) 〈2019年7月20日〉

2019年07月20日 08時30分00秒 | 記事

 

 21日投開票に向け、参議選の選挙運動も残すところきょう20日限り。与野党一騎打ちとなった和歌山選挙区は、自民現職で5選をめざす経済産業大臣の世耕弘成氏(56)=公明推薦、新宮市=が県下全市町村で幅広い支持を得て大きくリードを保っている。無所属新人で元和歌山弁護士会長の藤井幹雄氏(58)=立憲民主・国民民主・社民推薦、かつらぎ町=が野党統一候補としてどこまで追い上げるか(10面に関連)。

 藤井陣営 「安倍政治の暴走は許さない」を旗印に鍛えた足で県内をくまなく駆け抜けてきた。趣味のトライアスロンで使用するスポーツ自転車にまたがり各地で遊説。消費増税や改憲を進めようとし、年金問題に歯切れが悪い安倍政治を「嘘、ごまかし、隠蔽、くさい物にはふた、逃げる」と痛烈に批判。日に日に住民目線の訴えと知名度が浸透してきた。街頭演説や演説会では、推薦する政党や団体から応援弁士が駆けつけ同候補を後押し。党派を越えて支持が広がりつつある。
 日高地方には中盤の13日と15日に入って訴えた。陣営は「野党統一候補として着実に支持が広がっている。序盤とは手応えが全然違う。追い上げてきている」と話す。最終日は和歌山市内で支持拡大に全力。最後はJR和歌山駅前で訴える。
 世耕陣営 「次への責任!次世代を和歌山と共に」をスローガンに4期の実績と経験、現職大臣としての成果をアピール。本人は公務、他候補応援のため選挙期間中、県内入りしたのは公示日だけ。代わりにフェイスブックで動画配信、ツイッターで近況報告、テレビ会議システムを活用したウェブ集会を開いている。
 妻で元参議院議員の林久美子さん、市町村長、県議らが留守を守り、推薦の公明党や各種団体の応援も受け、無党派層を含めて県下全域で幅広い支持を集めている。三つ巴の6年前は33万7477票を獲得し、得票率は77・3%で全国2位だった。今回は初の「全国1位」を目指しており、陣営では「投票に行ってもらうことが大事」と棄権防止を訴えている。


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