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日高川町 南山陸技場に観覧席設置 階段状のベンチ工事進む  〈2019年7月19日〉

2019年07月19日 08時30分00秒 | 記事

競技場外周の本部棟付近(右奥)から斜面を利用して階段状の観覧席を整備


 日高川町が、南山スポーツ公園陸上競技場への観覧席設置を工事を進めており、ベンチ部分が姿を現した。競技場南側の本部席から西側入口ゲート方向にかけて、コンクリート製の階段状スポーツベンチ(最大約400席)を設け、最上段には日よけ屋根も設置する計画で、11月の「ねんりんピック紀の国わかやま2019」のグラウンドゴルフ競技開催までに約200席分が完成する。

 南山陸上競技場のトラック外周には観覧席がなく、日よけする場所もないことから以前から計画があり、町では、今年度の当初予算に陸上競技場や野球場の一部を改修する同公園整備関連費に5000万円を計上した。観覧席は、総事業費約4600万円を投じて着手。競技場南側にある本部棟から西側の入口ゲート付近まで約60メートルの斜面をコンクリート製で階段状のスポーツベンチに整備する。斜面を利用して幅1・29メートル~1・67メートルのベンチ4段を設け、最上段には高さと長さ約2・5メートルの日よけ屋根も設置。約70センチの間隔で座れば最大で約400人が座ることができる。国の社会資本整備総合交付金事業(2分の1)を活用し、60メートルのうち、ねんりんピック開催までに本部棟から約40メートルが完成する予定。
 同競技場は、わかやま国体でアーチェリー競技が行われ、同国体に向けて町が全天候型の人工芝とするなど開園以来最大のリニューアルを実施した。国体後は、夏休みなどの長期休暇中は高校や大学を中心にした陸上競技やサッカーなどの合宿で年間に2万人近い人が利用するなど人気を集めている。今年11月の「ねんりんピック紀の国わかやま2019」ではグラウンドゴルフ競技会場となることから、観覧席の整備を実施している。


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