各町や日高振興局の観光担当者や地域おこし協力隊でチーム結成
美浜町、日高町、由良町による観光連携プロジェクトの発表会は10日、日高町役場3階会議室で開き、プロジェクトチーム名を3町にまたがる観光道路とされる県道24号御坊由良線にちなみ「PROJECT24」として始動。各町の名物丼のPR動画「どんぶリーマン」など動画共有サイトのユーチューブへの投稿や、フェイスブックなどソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)開設による観光地、名所の写真等アップで各町をPRする。
プロジェクトチームは各町産業建設課の観光担当者と日高振興局の職員、地域おこし協力隊のメンバーの9人で構成。3町と日高振興局は、3町のエリアの魅力発信や誘客促進を目的に、平成30年12月から、共通する売り出し文句の考案やプロモーション方法の検討など昨年度4回、今年度2回にわたり協議を重ねた。
この日はチームリーダーの戸上正幸日高町産業建設課係長が「3町で人口約2万人。面積は90キロ平方メートルあり、国道や県道などが通り、交通の便が良く、ひとつのエリアと捉えることができる。県中部に位置する3町それぞれの魅力を詰め込んだ誘客や魅力発信が日高エリアでの観光や地域の情報を知ってもらう足がかりになれば」とあいさつ。メンバーがロゴマーク発表や取り組みなどを説明した。
3町は日高川を起点に北部に広がり、煙樹ケ浜、産湯海水浴場、白崎海洋公園と風光明媚な海岸線は地域振興に寄与する観光道路と位置づけられた県道御坊由良線でつながることから、プロジェクトチーム名を同県道の24号にちなんで命名。ロゴマークは、チーム名とともに、由良早生のように和歌山産物であるミカンからオレンジ色で果肉のような断面図とし、枠は県道路標識と同じ六角形に。「Yura」、「Hidaka」、「Mihama」と地理関係の表示位置に書き入れた。
若者中心に広く情報発信につなげようとユーチューブへのPR動画配信を月1回程度で導入。まずは各町に産物を生かした名物丼があることに注目し、多忙な現代社会を生きるクールなサラリーマンにとって、ランチの味方となる丼をコンセプトに「どんぶリーマン」を企画した。
初回は美浜町のアメリカ村食堂「すてぶすとん」のしらすと鮭を乗せた「すてぶす丼」を取り上げ、メンバーの一人がどんぶりをかき込んで食べる様子や店の情報など盛り込んだ動画(90秒)をアップ。同日夕方から一般公開しており、URLから入れるが、すでに「どんぶリーマン」と入れれば検索できる。
デザインや企画発案、動画作成は主に地域おこし協力隊が携わっており、第2弾は由良町で8月中旬から下旬の投稿とし、当面は「どんぶリーマン」の動画アップを目指していき、丼以外に配信内容を変えることも考えたいという。
SNS関係はインスタグラム、ツイッター、フェイスブックのアカウントを開設。白崎海洋公園、西山ピクニック緑地、煙樹ケ浜といった観光地の写真や説明などを盛り込み、1週間に1回以上の投稿を目標に運用する。このほか、3町を巡るマップ作成も検討しており、3町内で最も観光客が多く訪れる白崎海洋公園で配布するなど周遊促進を図る。
その他の主なニュース
● 13日 和歌山市で和高専フェア開催 実験・体験コーナーや入試相談
● わかやま夏の交通安全運動が11日始まり、田中達也副町長(日高町)ら呼びかけ
● GO!GOBOプロジェクト協議会が第3回共有会議開催 誘客促進へ4チームが活動方針、活動計画を話し合う
● 御坊市の藤田地区青少年健全育成連絡協議会の講演会で南畑亜規さん(市給食C)熱弁