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御坊市 御薗御樂祭 伝統文化伝承、モノづくりの3団体採択、補助金交付 〈2019年7月28日〉

2019年07月28日 08時30分00秒 | 記事

薗自治連は御薗御樂祭開催(写真は50周年記念イベント)

御坊の伝統文化伝承へ(写真は寺内町散策ツアー)

DIYで地域の居場所づくり(写真は以前行ったイベント)


 御坊市は、市民のアイデアやパワー、NPOやボランティア団体が持つ先駆性や専門性をまちづくりに生かす令和元年度「協働支援事業~オール御坊のまちづくり」に法人地縁団体薗自治連合会(酒本和彦理事長)、御坊の伝統文化を伝承する会(大谷春雄代表)、槇嶋建築×歩コミ(槇嶋求恵代表)の3団体を採択した。3団体には事業実施に必要な経費の補助金としてそれぞれ20万円交付し、事業を支援するとともに情報発信に協力する。

 まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、平成28年度に協働支援事業を創設し、今年で4年目。(1)地域資源の発掘・発信(2)地域の居場所づくり(3)婚活・恋活の支援をテーマに公募。4団体の応募があり、プレゼンテーションで協働の妥当性や自主性・持続可能性、事業効果、御坊らしさなどを基準に審査し、3団体を採択した。
 薗自治連合会は、若者にも人気の沖縄音楽と地域の歴史を融合した地域交流イベント「御薗御樂祭」を開催する。薗地区から発信する、御坊の地でグローバルな音楽を楽しもうと、沖縄のミュージシャンによるライブ、和太鼓ライブ、沖縄に関連する青空市場、地元で頑張っている人への表彰などを計画している。実行委員会を設けて地域と連携しながら盛大に開く。
 御坊の伝統文化を伝承する会は、御坊寺内町会館を拠点に講演や紙芝居などを通じて伝統文化の魅力を子どもたちに伝えたり、寺内町や市内観光スポットを周遊できる仕組みづくりをめざす。寺内町散策で活用する語り部のマイク・スピーカーや会館の音響機材を整備し、行政や学校、地域イベントと連携した講演や紙芝居、寺内町ツアーなど継続的に実施する。
 槇嶋建築×歩コミは、DIY(日曜大工)を通じて老若男女が自然に交わる空間「モノづくりの秘密基地プロジェクト」を実施する。槇嶋建築倉庫でDIYの講師を招いて基礎知識を学ぶ4回程度のワークショップを開き、ラックや棚、BOXなどを製作する。完成した作品を活用したイベントも検討している。今年は1期生を募集し、来年度以降も継続実施する。


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