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参院選和歌山選挙区 世耕弘成氏(自・現)圧勝で貫禄の5選 〈2019年7月23日〉

2019年07月22日 08時30分00秒 | 記事

 

バンザイ三唱で5選を喜ぶ世耕弘成氏


 第25回参議院議員通常選挙は、21日に投票を行い、即日開票された。与野党一騎打ちとなった和歌山選挙区(改選1)は、自民現職で経済産業大臣の世耕弘成氏(56)=公明推薦、新宮市=が県下全市町村で大きく票を伸ばす圧勝で貫禄の5選を決めた。野党統一候補の無所属新人で元和歌山弁護士会長の藤井幹雄氏(58)=立憲民主・国民民主・社民推薦、かつらぎ町=は及ばなかった。当日有権者数は81万6550人(男38万1730・女43万4820)。選挙区投票率は50・42%で3年前を4・87ポイント下回った。

「次のステップへ階段上がる」
 宣言通り全国トップで「当確」
 
 和歌山市の選挙事務所には開票前から多くの支持者が詰めかけ、午後8時に全国トップで当確が出ると「やったぁ!」「よっしゃー!」と歓声や拍手がわき起こり、喜びにあふれた。
 世耕氏は「公示日の初日しか県内に入れない中ではらはらしたが、全国トップで当確を打っていただける立派な成績を収められ、感謝感激で胸がいっぱい。皆さんのご期待の大きさ、力を結集していただいた賜物」と感謝した上で「これから5期目。皆さんのご期待に応えるため、次のステップに向け、大変厳しい階段をしっかり上がり、さらに大きな力をつけ、皆さんにご恩返ししたい」と誓った。
 さらに「これから安倍政権の仕上げの時期に入る。アベノミクスの成果が和歌山のような地方で実感していただけるように全力で頑張る。全国を遊説する中で、質の高い雇用をつくってほしいという声を多くいただいた。第4次産業革命の新しい技術を生かした新しいビジネスを創造し、地方で若い人が活躍できるようにすることがアベノミクスの最後の仕事。そのために全力を尽くす」と決意を述べた。
 選対本部長の鶴保庸介参議院議員は「本人の宣言通り、全国トップで当確が出たので良い成績で当選できたと思う。皆さんのおかげです」、石田真敏総務大臣(衆院和歌山2区選出)は「ともに喜び合いたい。我々の思いをしっかり受け止め、頑張ってくれると期待している」、仁坂吉伸知事は「真っ先に当確が出て恩返しできたかなと思う」ととあいさつ。バンザイ三唱や花束贈呈で当選の喜びを分かち合った。

 世耕氏略歴 昭和37年大阪市生まれ。早稲田大学政経学部を卒業後、NTTに入社し、広報部報道担当課長など務める。叔父の世耕政隆・元参議院議員の死去に伴い、平成10年11月の参議院議員補欠選挙で初当選。総務大臣政務官、首相補佐官、参院政審会長兼党政調会長代理、党幹事長代理、内閣官房副長官など歴任。28年8月に経済産業大臣として初入閣し、安倍政権を支えている。


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