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参院選和歌山選挙区 藤井幹雄候補(無・新)が日高入り、支持訴え「“安倍こべ”政治は許さない!」 〈2019年7月14日〉

2019年07月14日 08時30分00秒 | 記事

 21日投開票の参議院選挙和歌山選挙区は、野党統一候補で元和歌山弁護士会長の無所属新人、藤井幹雄候補(58)=立憲民主、国民民主、社民推薦、かつらぎ町=が13日、公示後初の管内入りし、各地で支持を呼びかけた。みなべ町芝のスーパーマーケット、オークワみなべ店前で街頭演説を行い、買い物客や地元住民らを前に、経済悪化を招く恐れがある消費増税、平和を揺るがしかねない憲法改正をめざす安倍政治に「“安倍こべ”政治は許さない。暴走を止めたい一心だ」と力強く訴えた。

 趣味のトライアスロンの自転車にまたがって、鍛えた脚で県内各地を駆けめぐっている同候補。
 この日、オークワみなべ店前で買い物客らを前にマイクを握った藤井候補は「安倍政治の暴走を止めたい一心で立候補した」と〝管内〟第一声。消費増税について「汗水たらして働き、節約してギリギリで生活している私たちの懐から取る消費税を上げては、地域経済が今以上に悪くなる。増税させてはならない」と強調した。その上で安倍政権の経済政策、アベノミクスに「年金を使って円安、株高を演出しているだけ。私たちには恩恵がきていない」と強く批判し、「消費税を上げようとする一方、大もうけしている大企業や大金持ちに対して増税するのはばかげた政策と断言する安倍政治。安倍政権だからといってそんな〝安倍こべ〟な政治は許さない」と力を込めた。
 県の根幹産業である農業について、自身の実家が農家であることから「農家の皆さんの気持ちは分かる。家族で経営を支え合うようにしないと農業基盤がすたれる。皆さんの声を聞いて農家が元気になる県にしたい」とし、憲法改正には「9条を守って今以上に平和な日本をつくる、世界の平和に貢献する日本にすることを誓う」と述べた。
 終盤戦を迎える選挙戦に「地に足がついた政治活動で皆さんの気持ちを聞くこと、トライアスロンで鍛えた体は(相手候補の)世耕さんには負けない。皆さんの力をいただいて残された期間をさらに走り続けたい」と訴え、一人ひとりと笑顔で握手を交わした。
 この日は、みなべ町のあと、街宣カーで印南町、御坊市、美浜町、日高町、由良町を回り各地で街頭演説。15日にも管内入りし、由良町、日高川町、御坊市など巡る。


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