紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

県「人権の花運動」コンテストで笠松小(日高川町)最優秀賞 〈2016年9月6日〉

2016年09月06日 08時30分00秒 | 記事

チューリップなどを育て最優秀賞に輝いた笠松小の児童


 和歌山地方法務局と県人権啓発活動ネットワーク協議会主催の第34回和歌山県小学校「人権の花運動」写真コンテストの審査結果が発表され、県下で8校が選ばれる最優秀賞に日高川町笠松小学校(藤川誠校長)が選ばれた。日高地方からは優秀賞4校、奨励賞を5校が受賞した。

 最優秀賞の笠松小では、10年以上前に奨励賞を受賞したことがあるが、ここ数年はコンクールに参加していなかった。昨年秋から育てたチューリップやパンジー、ビオラ、スノーポール、サクラソウなどに囲まれた児童13人が、文化祭などで歌っている曲名「ありがとうの花」から付けた標語と一緒に笑顔を見せる写真で応募。管内で唯一の最優秀賞を受賞した。
 同校では、全学年の児童が球根の植え付けに参加し、3年生以上の児童が中心になって当番制で水やりなどの世話を続けた。春にはプランターで育てた約200株のチューリップやパンジーなどが咲きそろい、入学式を彩った。普段は学年別の花壇で野菜を中心に植物を育てている。久しぶりのコンクール参加で最優秀賞に藤川校長は「花の美しさも大切ですが、児童たちの表情が受賞につながったのだと思います。子どもたちもとても喜んでいます」と話している。
 同コンテストは県内小学校児童(5年生以下が原則)を対象に実施。プランターや春咲きの球根などを県内全小学校に配布し、今年は県下110校が応募した。小学生が協力して花を栽培することで、情操を豊かにし、児童が人権思想に対する理解を高め、豊かな人権感覚を身につけてもらうのが目的で、花と児童が写る写真などで審査される。 日高地方の入賞校は次のとおり。
【優秀賞】志賀小、内原小、印南小、寒川一小。
【奨励賞】名田小、野口小、比井小、三百瀬小、江川小。


その他の主なニュース

 みなべ町長選に向け小谷芳正氏(現職)事務所開き、3選へ決意

 美浜町煙樹ケ浜フェスティバルに2500人来場

 御坊署管内上半期の交通事故多発交差点、ワースト1位は御坊市内4カ所

 日高川大水害から5年、日高川町が放送流し犠牲者に黙とう捧げる


国保日高総合病院が「回復期リハビリテーション病棟」来夏開設へ 〈2016年9月4日〉

2016年09月05日 08時30分00秒 | 記事

一般病棟(写真左)に回復期リハビリテーション病棟開設


 御坊市外5ヶ町病院経営事務組合が経営する国保日高総合病院(曽和正憲院長)が、懸案の一つだった脳神経外科患者等のリハビリを充実させるため来年夏に「回復期リハビリテーション病棟」を開設する。慢性的な看護師不足で平成23年から急性期病床(一般病床)の一部を休床していたが、日高看護専門学校第1期生が来春卒業するなど看護師確保にメドが付いたことに加え、国が進める病床再編計画に伴い回復期病床の充実に努めようと、急性期病床からの機能転換を図ることで6年ぶりに休床を解消させる。

 リハビリについては昨年5月に急性期治療が終わり在宅復帰に向けてリハビリが必要な人らを対象にした地域包括ケア病棟を開設して充実を図っているが、脳梗塞など重い後遺症が残る可能性のある脳神経外科の患者の多くは他の病院を紹介しているのが現状。患者が担当医の指示のもとで手術後すぐに専門的なリハビリを受けられる回復期リハビリテーション機能を強化させることが懸案のひとつだった。
 看護師不足で平成23年4月から急性期病床300床のうち57床を休床していたが、来春卒業する日高看護専門学校第1期生40人のうち約20人が勤務を予定するなど継続的に一定数の看護師を確保でき、公募分でも10人程度の採用が見込まれている。また、国の病床再編計画に基づき県が策定した地域医療構想では御坊医療圏域で急性期病床を減らし、回復期病床を増やすなどを進めていることから急性期病床の休床分のうち30~35床を回復期リハビリテーション病棟に機能転換させることで回復期病床の充実強化を図ることにした。
 回復期リハ病棟は来年6~7月開設に向けて準備を進めている。約1億5千万円かけて一般病棟の3階と6階を改修し、年内に地域包括ケア病棟が3階から6階に移り、3階に回復期リハ病棟を開設する。一般病棟北隣には最新のアンギオ(心臓血管撮影)装置を設置する鉄骨3階建ての建物を新築しており、来春オープンする。3階には専門的なリハビリ室を設け、回復期リハ病棟と連携させて患者のリハビリに当たる。病院は「休床の解消は経営面からも悲願だった。今後も地域医療の充実に努めたい」としている。


その他の主なニュース

 日高町で徳本上人ゆかりのそば作り、耕作地1・1ヘクタール確保し本格始動

 道成寺で書院ガイドツアー、御博で11日まで住職らが案内

 御坊署管内で電子マネーだまし取る詐欺相次ぐ

 東京で由良町の魚が大好評、日本料理店「和処 きてら」店主・佐々木さん和歌山PR


日高地方トップ切る印南祭の各区でならし始まる 〈2016年9月3日〉

2016年09月03日 08時30分00秒 | 記事

秋祭りに向けてならしが始まる


 残暑が続く中、日高地方秋祭りのトップを切る印南祭(宵宮10月1日、本祭り2日)に向けて、印南町印南地内では早くもならしが始まった。町内各地でも10月の秋祭りに備えてならしが始まり、笛や太鼓の祭ばやしとともに季節は初秋へと移っていくが、長期予報ではまだしばらくは暑い日が続くとされ、残暑厳しい中でのならしとなりそうだ。日高地方の秋祭りは印南祭を皮切りに、日曜日、祝日を中心に11月3日の寒川祭、宝神社祭まで続く。

 印南地内の地方区のならしは1日から、地区集会場前で始まり、へや回し(星合佑紀君・印南小3年)、太鼓(中元煌翔君・同4年)、獅子舞(叢哲成君・印南中2年、浜本聖矢君・同3年)を担当する役付きの子どもたちが地元青年団(久保田大輔団長)やOBらの指導で、OBや女子中学生が吹く笛に合わせて、動きやリズムを確認しながら練習に汗を流した。
 ならしは他の地区でも始まり、今月いっぱいまで続く。祭り好きで知られる印南は10月2日の本番に向け、祭りムード一色となる。今年は5年ぶりに日曜日と重なることから例年以上のにぎわいを見せそうだ。
 印南祭は浜、地方、津井、西山口、楠井、上野、野島が山口八幡神社。光川、本郷、東山口、宇杉が印南八幡神社で行う。山口八幡は激しい屋台の競り合いや地方区の雑賀踊り(別名・けんけん踊り)、印南八幡は屋台と神輿が印南川に飛び込む川渡りや東山口の重箱獅子があり、毎年多くの見物客らでにぎわう。


その他の主なニュース

 日高川水害から5年、惨状を記憶にとどめ経験と教訓を次世代の防災へ

 御坊市体育協会28年度スポーツ賞 奨励賞18人、ジュニア40人

 日高川町内9小学校全児童大運動会の内容決まる

 3日 煙樹ケ浜フェスティバル 各種催しに模擬店、ピザーラも


印南町が防災の日(1日)に合わせ職員の参集訓練 〈2016年9月2日〉

2016年09月02日 08時30分00秒 | 記事

対策部ごとに課題などを協議

「絶えず災害への対応を考えてもらいたい」と職員に
呼びかける日裏町長


 印南町は1日、「防災の日」に合わせて職員の参集訓練を行った。職員には実施時間を事前に伝えていない抜き打ち訓練で、職員全体の約83%が参集の連絡を受けて25分以内に役場に参集した。講評で日裏町長は全職員に「災害を防ぐことはできないが、災害への対応、起こったあとの対応など住民の命を守るため事前に考えておくのが我々行政の役割。もう一度気を引き締めて絶えず災害への対応を考えてもらいたい」と呼びかけた。

 訓練は、南海トラフ巨大地震など大規模災害に備え、災害発生時において「自らが何をするべきか」を考え、災害に対して十分な準備をすることができるよう、意識の高揚と知識向上を図るのを目的に実施。午前6時5分に職員参集システムを起動、職員80人に「震度6強の地震が発生。大津波警報が発令。第三号配備体制を取るので全職員参集」と一斉参集メールで連絡。メールを受けた職員が随時役場に駆けつけた。30分後には日裏町長を本部長とする災害対策本部を設置した。参集開始から25分後の6時30分現在の参集人数は66人。40分後の6時45分には全職員の86%にあたる69人が登庁した。
 町公民館でテレビ和歌山で放送された印南町の防災対策を紹介した「国土強靱化が郷土を救う」を見たあと、総務、民生、財政、産業、建設、税務、文教の各対策部ごとに課題などを協議した。
 新規採用の職員8人は、災害時などに役場と連絡が取れる双方向通信施設であるアンサーバック機能付き防災行政無線を使った情報伝達訓練にも取り組んだ。脇谷宗男総務課長は「災害発生時には万全の態勢が取れるよう今後も定期的に参集や図上訓練などに取り組んでいきたい」としている。


その他の主なニュース

 日高川の河川監視カメラ5基設置完了、早期避難へ最新水位を提供

 海上自衛隊由良基地分遣隊に澤井正明新隊長着任

 柏木征夫御坊市長ら100歳以上の長寿者11人を激励

 御坊市で芝田安希さん(元Vリーグ)講師に小学生バレー教室始まる


第5代宮子姫に堀内友里加(由良町)吉田美咲(美浜町)さん 〈2016年9月1日〉

2016年09月01日 08時30分00秒 | 記事

右から柏木市長、堀内さん、吉田さん、吉田会頭


 御坊商工会議所、市観光協会、宮子姫顕彰会、紀州新聞社、日高新報社、紀州ビジネスクラブでつくる「宮子姫実行委員会」(実行委員長・吉田擴御坊商工会議所会頭)は30日、第5代宮子姫に堀内友里加さん(26)=由良町門前、JA紀州由良支店=、吉田美咲さん(22)=美浜町和田、紀陽銀行御坊支店=の2人を発表した。任期は10月1日から1年間。各種イベントに参加し、オフィシャルコンパニオンとして宮子姫、御坊市のPRに一役買う。

 8月1日から19日まで管内在住、在勤の満18歳以上、独身で髪の毛がきれいで健康的な女性を対象に公募。応募のあった中から選考委員会で審査、投票して第5代宮子姫2人を決定した。吉田会頭は「2人とも宮子姫のイメージにふさわしい素晴らしい女性です。10月から1年間、各種イベントに参加して御坊、日高地域の観光振興、活性化に協力していただきたい」とあいさつし、2人を紹介した。
 堀内さんは「貴重な機会を頂き、光栄です。地元が大好きで、御坊、日高地方をPRし、少しでも貢献できるように頑張ります」、吉田さんは「地元がものすごく大好きなので、その気持ちをぶつけ、地元のために少しでもお役に立てるように頑張ります」と抱負を述べた。モットー、好きな言葉は堀内さんが「一生懸命」、吉田さんが「思いやりを大切に」。好きなことは堀内さんが「旅行」、吉田さんが「歌をうたう」。
 9月30日午後5時から御坊商工会議所で任命式・新旧引き継ぎ式を行い、2人にはそれぞれ賞金10万円と副賞を贈る。10月23日の「宮子姫顕彰祭」を皮切りに10月30日の「宮子姫みなとフェスタ2016」、来年1月4日の御坊商工会議所新春賀礼会、2月18日の同会議所創立60周年記念式典・会員大会、ごぼう商工祭など各種イベントにオフィシャルコンパニオンとして参加する。
 
「1年間頑張って」
柏木市長を表敬訪問
 
 2人は吉田会頭らと市役所を訪れ、柏木征夫市長を表敬訪問した。柏木市長は「ご苦労様です。1年間頑張って下さい。阿南市との交流事業にもぜひ参加して下さい」と激励し、市のPR用クリアファイルなどをプレゼントした。


その他の主なニュース

 日高町が保育士の防災士資格取得へ取り組み

 日高川町の南山スポーツ公園、今夏も好実績 合宿で延べ約1000人利用

 御坊市「野菜の絵」特別賞に柳岡穂香(わかば保)辻浦光莉(塩屋幼)竹内心優(愛徳保)さん

 県高校弓道選手権大会団体で日高男子B、紀央館女子A優勝、個人で管内9選手入賞


2016年7月 データバンク

2016年09月01日 08時30分00秒 | データバンク

1日
柔道女子48キロ級で久保井仁菜さん(京都文教高・松洋中出身)優勝、インターハイへ日高川町でプレミアム商品券販売開始御坊、御坊南、御坊東3RCが新体制でスタート

2日
地酒「日高桜」蔵出し、販売開始親子で工場見学バスツアー第一弾実施岩崎恭子さん(金メダリスト)迎え市民教養講座スポ少野球近畿大会で御坊が健闘2位

3日
奥村昌弘、小川光男両氏の叙勲受章祝賀会が日高川町、日高町で開かれる

4日
日高高校が姉妹校の中国西安中学訪問団迎え歓迎集会

5日
関西電力(株)御坊発電所と御坊市消防が合同で休日・夜間火災事故想定訓練実施

6日
大洋化学(株)がハイブリッド型水耕栽培システムで「沢ワサビ」の実験栽培開始

7日
パン工房「サンフルひだか」11周年で記念セール御坊市の小竹八幡神社で御坊JC七夕まつりにぎわう

8日
31日開幕(~9月11日)の「御博」メニュー40件決まるまちに役立つアプリ開発コンテストで和歌山高専チーム「筍林」が最優秀賞

9日
バドミントンの松下羽衣さん(由良町・耐久高)2年連続で国体県メンバー入り産湯海水浴場で海開き

10日
第24回参議院議員通常選挙投開票。和歌山選挙区は鶴保庸介(49)=公明推薦、岩出市=が圧勝4選中学硬式野球大会地区予選で御坊ボーイズ優勝、G杯出場へ美浜町和田、本の脇で崩土発生。県道御坊由良線全面通行止め近畿小学生Sテニスで片山剛志・川村幸大組(印南Jr)優勝

11日
わかやま夏の交安運動始まる上海電機学院生徒ら柏木御坊市長を表敬訪問

13日
第98回全国高校野球選手権大会和歌山大会開幕国保日高総合病院に8月1日「歯科口腔外科」開設決まる

14日
日高町比井地区避難道路新設工事始まる御坊市、小竹八幡神社に竹灯籠を設置日高町が産湯海水浴場で使う救命ボートを新調、スタッフが訓練実施

15日
中田惟斗投手(御坊ボーイズ)侍ジャパンU15入り日高町の「さわやか日高」リニューアルオープン

16日
伊藤園「お~いお茶新俳句大賞」で河口諒君(日高中津高)が優秀賞白崎海洋公園で「海の学校」開校県学童野球選手権大会決勝で御坊(日高1位)が東牟婁1位みさきストロングスを下し初優勝。近畿大会出場を決める

17日
日高地方中体連野球で松洋が2年ぶり18回目優勝県小学生バレー大会で御坊つばさ、印南はまゆうがブロック優勝、近畿大会へ第32回全日本GB選手権予選で美浜煙樹優勝、全国大会へ近畿高専剣道大会で和歌山高専が団体6連覇、男子個人戦も楠見君優勝

18日
昨年より1日、平年より2日早く近畿地方梅雨明け日高港沖で親子ヨットクルージング体験クエ・クレモンティーヌコンサート

20日
「海の日」海事功労等表彰式典。尾上淳治さん=由良町=、MESに国交相表彰和歌山高専4年、山澤優君が近畿地区高専大会陸上男子円盤投げ2位水のシーズン迎え御坊署が水難救助訓練

22日
日高川町入野浄水場(川辺簡易水道)が今秋から試運転、年内供用へ印南町が全国大会や東アジア大会に出場する小中高校生の壮行会開く

23日
御坊市が温暖化対策の平成27年度実績まとめ。5年連続で「7%削減」の目標クリア日高高校生物部が「和田不毛メダカの生態調査」で全国高校総合文化祭に出場有田市沖で水上バイクの男性(美浜町)死亡日高川町、駒場工務店でキャンドル作り教室開催

24日
世耕弘成・内閣官房副長官が日高地方入りし国政報告会夏休み最初の日曜日。産湯海水浴場にぎわう第23回きのくに信金バレー大会。印南はまゆうA、Bそろって優勝

25日
県中学総体陸上共通男子3千メートルで湯川中3年、家吉新太君が標準記録突破の大会新で優勝。初の全中出場へ

26日
御坊市暴力追放・生活安全推進協議会が下野口防犯会に市長感謝状御坊ライオンズクラブが献血運動推進、貢献で厚労相表彰

27日
JR和佐駅が開業以来86年初めての改良工事スタート御坊南海バス(株)と和歌山県警が高速乗合バスの運行を前に合同でバスジャック対応訓練実施

28日
日高町が通級指導教室を新築、9月完成へ県中学野球で松洋が決勝進出、近畿大会出場決める

29日
川辺で栽培のユーカリが東京・日野市の多摩動物園に提供始まる国保日高総合病院で高校生が看護体験

30日
由良町白崎海岸の海中洞窟で光のアート。ダイバーに人気和歌山高専女子バレー部が近畿5連覇。全国大会へ和歌山高専オープンキャンパス

31日
御博(おんぱく)2016開幕。道成寺でオープニングイベント県消防ポンプ操法大会小型ポンプ操法の部に出場の御坊市消防団塩屋分団が優勝学童野球の第10回ナガセケンコー旗大会で御坊が初優勝。県代表で近畿大会へ