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日高港に大型客船にっぽん丸寄港、園児ら出迎え海の玄関口PR 〈2016年9月24日〉

2016年09月24日 08時30分00秒 | 記事

御坊幼園児がダンスで歓迎

ペンライトを振りお見送り


 大型客船「にっぽん丸」(全長166・6メートル、総トン数2万1903トン)が「世界遺産めぐりと瀬戸内クルーズ」で22日、御坊市の日高港に寄港した。平成25年6月以来3年ぶり6回目の入港。市と市観光協会が日高広域観光振興協議会と連携し、歓迎イベント、お見送りイベントを行い「日高地方の海の玄関口」をアピールした。乗船客約400人は寺内町や道成寺をはじめ白浜、高野山などオプションツアーを楽しんだ。

 4泊5日のクルーズで21日に横浜港を出港、22日午前11時前に日高港に入港した。歓迎セレモニーで柏木市長は「皆さんを歓迎します。メモリアルデーとして良い思い出を作ってください。今後もたびたび訪れていただきたい」とあいさつ。第4代宮子姫の岩崎理沙さん=御坊市薗=、岸本佳緒里さん=日高川町熊野川=が久保滋弘船長、川野恵一郎ゼネラルマネージャー、ツアーを企画実施した日立埠頭(株)日立ポートサービスの寺門達也観光開発室長に花束を贈った。
 柏木市長が入港記念の盾、久保船長が土産品をそれぞれ贈り、谷口卓司市観光協会副会長と龍神康宏市総務部長が芋焼酎「紀州宮子姫」24本と南高梅のジュース300本を贈った。乗船客全員に花のまち(ハマボウ、スターチス、舞妃蓮)御坊祭、日高別院の3枚組を1セットにした「絵はがき」もプレゼント。久保船長は「熱い歓迎、温かいおもてなしを受け、感謝します」と謝辞を述べた。
 御坊幼稚園の年長児12人がダンスで乗船客をもてなし、御坊市の「みーやちゃん」など日高地方、県のゆるキャラも集合し、記念撮影するなど乗船客とふれあった。テントブースでは市観光協会員が物産販売、市や日高広域観光振興協議会が観光PRを行った。乗船客はバス9台に分乗し、寺内町・道成寺・白崎海洋公園をめぐるツアーをはじめ、高野山や白浜などのオプションツアーを楽しんだ。
 午後6時30分の出港にあわせて行ったお見送りイベントでは、パートナーシティ協定を締結している徳島県阿南市から取り寄せたペンライト300個を配布。今夏、阿南市との交流事業に参加した塩屋少年野球クラブをはじめ、家族連れらが参加し、ペンライトを振りながら光のイルミネーションで見送った。
 日高港は大型客船が入港しやすく、紀伊半島中央部の立地条件等から高評価を得ている。市は今年から全国クルーズ活性化会議に入会し、情報収集やポートセールス強化に力を入れており、今後も大型客船の定期入港が期待される。


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