紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

夏の高校野球 日高、和高専、紀央館が同ゾーン 〈2015年6月22日〉

2015年06月23日 08時30分00秒 | 記事


 7月9日に県営紀三井寺球場で開幕する第97回全国高校野球選手権和歌山大会の組み合わせ抽選会が20日に行われ、出場39チームの対戦相手が決まった。日高勢は、昨秋の近畿大会出場、春季大会準優勝校で優勝候補に挙がる日高中津が初芝橋本と初戦で激突する好カード。主力選手が多く残り、ダークホース的な存在の日高は、ここ数年夏の大会で好ゲームが続く和高専と日高勢対決となった。紀央館も同じゾーンに入り、順当に勝ち上がれば3回戦で日高勢同士の対戦も。一昨年準優勝の南部は耐久とぶつかる。

 参加校は昨年と同じ39チーム。抽選会は、春季近畿地区県予選でシード権を獲得した智弁和歌山、日高中津、田辺、紀北工の4校がゾーン別に振り分けられ、残る35校の主将がくじを引いて対戦相手が決まった。
 日高勢は、智辯和歌山と並んで優勝候補に挙げられる日高中津が、初戦で初芝橋本と対戦する屈指の好カード。初芝橋本は昨秋の新人戦優勝校で、中津は準々決勝で2-3で惜敗したが、県2次予選3位決定戦では3-0で快勝して近畿大会出場を決めた。初戦の相手としては難敵だが、勇退の決まっている垣内邦夫監督最後の夏に悲願の夏の甲子園初出場をめざす。
 日高は、中学時代に日高中津の増田、岡崎らとともに、日高オールスターズで全国3位のメンバーだった大山、関本、福田、大前らが昨夏からのレギュラー。攻撃力は県下でもトップレベルで、投手陣の踏ん張り次第ではダークホース的な存在に。初戦は和高専との日高勢対決。和高専は昨夏も優勝校の市和歌山を苦しめるなど、ここ数年は夏の大会での活躍が目立っており、好ゲームが期待される。同じゾーンには紀央館が入って初戦で高野山との対戦。1年生からバッテリーの楠岡-久保が最上級生となり、31年ぶり4強だった昨夏以上を目指す。2年前の準優勝校南部は耐久とぶつかる。3年生が少ない若いチームだが、夏に強い南部が有力校に立ち向かう。
 開会式は9日正午から行い、11日と12日は4試合。公立校終業式の17日と準決勝前日の22日が休養日で、順調に進めば24日に決勝戦の予定。準決勝の組み合わせ抽選は大会12日目の第1試合後に行われる。

100年の記憶に残る宣誓に
選手宣誓務める大山主将(日高)


 選手宣誓は高野連会長が「33番」を引き当て、日高の大山直矢主将が大役を務めることが決まった。決定の瞬間はガッツポーズで選手宣誓を任されることを喜んだ大山主将。「高校野球100周年に選手宣誓を出来ることは本当にうれしい。選手宣誓をしっかりと果たし、試合にも勢いづけたい。記憶に残る印象的な宣誓をしたい」と話し、県下でも有数の長距離ヒッターとして注目される打者としても活躍を誓った。


その他の主なニュース

 日高川町の土生八幡神社で氏子の2人が古式ゆかしく神前結婚式

 第4回美しの里・日高川まつり 家族連れが満開のアジサイ、ハーブ楽しむ

 JA紀州、合併後初総会 組合長に久保秀夫氏再選

 県小学生バレー日高地方予選 女子6チームが県大会出場へ