紀州新聞 THE KISYU SIMBUN ONLINE

和歌山県の御坊市と日高郡をカバーする地方紙「紀州新聞」のウェブサイトです。主要記事、バックナンバーなどを紹介。

和歌山県知事選・元衆院議員の岸本周平氏が初当選 〈2022年11月29日〉

2022年11月28日 08時30分00秒 | 記事


万歳三唱で初当選を喜ぶ岸本氏(中央)ら


 12月16日の任期満了に伴う県知事選挙は27日に投票を行い、即日開票された。自民、立憲、国民など幅広い政党から推薦を受けた無所属新人で前衆議院議員の岸本周平氏(66)=和歌山市=が、県下全市町村で得票を伸ばす圧勝で初当選を飾った。仁坂吉伸知事(72)=当選4回=の後任を選ぶ選挙で、16年ぶりに新しいリーダーが誕生した。共産党新人で県常任委員の松坂美知子氏(66)=和歌山市=、無所属新人で会社役員の本間奈々氏(53)=札幌市=は及ばなかった。当日有権者数は78万7349人(男36万8110・女41万9239)。投票率は39・86%で、4年前の38・33%を1・53ポイント上回った。

 和歌山市内の選挙事務所には開票前から多くの支持者が詰めかけ、午後8時に当確が出ると「やったぁ!」「よっしゃー!」と歓声と拍手がわき起こり、初当選の喜びにあふれた。
 笑顔で支持者らと握手を交わした岸本氏は「広い県内を2巡、3巡し、和歌山は素晴らしいと改めて実感でき、4000枚の名刺を配り、新しい出会いもたくさんあった。17年間私を支えてくれた仲間、そして新しい仲間と一緒に戦えたことに感謝し、お礼を申し上げたい。新しい仲間から『和歌山が一つになった』『オール和歌山で頑張ろう』と言っていただき、涙が出るほどうれしかった。これからはチーム和歌山としてともに頑張りたい。選手は市町村長さん、監督は県議会の皆さん。マネージャーの私が職員とともに皆さんが働きやすい環境を必死につくります。私が目指すのは仁坂知事の16年間を継承し、一歩前へ進めること。和歌山が最高だと、子どもたちが思う未来をつくりたい」と決意を述べた。
 選対本部長の尾花正啓・和歌山市長は「県と市町村が一体となり、和歌山の新時代を築こう」、二階俊博代議士は「和歌山をさらに発展させるため、みんなで頑張ろう」、仁坂吉伸知事は「素晴らしい後継者ができ、さわやかな気分」、鶴保庸介参院議員は「一緒により良い和歌山をつくろう」、世耕弘成参院幹事長は「人口を増やしていく岸本県政を期待している」とあいさつ。バンザイ三唱や花束贈呈で当選の喜びを分かち合った。


 その他の主なニュース

「第8回タイガースカップ」開幕、糸原健斗、北條史也両選手(阪神タイガース)が登場、子どもたちと交流深める

印南町でミニトマト「優糖星」「赤糖房」の出荷始まる

御坊ライオンズクラブ・日高地方子ども暗唱大会で木戸優衣さん(個人)川原河小(群読)優秀賞

日高地方中学駅伝・由良男子が優勝、大成女子2連覇