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和歌山県知事選、選挙運動きょう(26日)限り 〈2022年11月26日〉

2022年11月26日 08時30分00秒 | 記事

 27日投開票に向け、知事選の選挙運動も残すところきょう26日限り。自民党など幅広い政党から推薦を受けた無所属新人で前衆議院議員の岸本周平氏(66)=和歌山市、自民・立憲・国民推薦=が県下全域で支持を広げてリード。それを共産党新人で県常任委員の松坂美知子氏(66)=和歌山市=、無所属新人で会社役員の本間奈々氏(53)=札幌市=が追う展開となっており、岸本氏にどこまで迫れるか。最終日は各陣営とも和歌山市を中心に最後の訴えを行う。
 
 岸本陣営 「和歌山が最高!だと、子どもたちが思う未来を!」をスローガンに衆院和歌山1区で5期連続当選した国会議員の経験を生かし「県民に開かれた、あたたかい県政」をめざす。自民、立憲、国民各党、社民党県連、連合和歌山、県市長会、県町村会をはじめ多くの各種団体から推薦を受け、無党派層を含めて県下全市町村で着実に支持を広げており、圧倒的な勝利を目指す。投票率にもよるが、4年前の現職得票24万6303票を上回れるか。26日は和歌山市内で最後の訴えを行う。

 松坂陣営 告示後、和歌山市を中心に県内各地で精力的に活動。各地での連日の街頭演説をはじめ、個人演説会やミニつどいなど展開。命と暮らしを大切にする県政へ▼物価高騰から暮らしを守り家計を応援▼子育て・医療・福祉を守る▼農林業を大切にした経済振興▼ジェンダー平等の4つのチェンジとカジノ誘致完全消滅への一貫した訴えが浸透。「よく立候補してくれた」「二階かいらい候補はダメ」などの声も聞かれ、「日毎に有権者の反応は高まっている」と手応えを感じている。最終日は大票田の和歌山市で全力を注ぐ。

 本間陣営 和歌山市や田辺市、新宮市などで表通りを中心に街宣、演説を重ね、SNSでも積極的に掲げる方針を発信し、カジノ誘致反対や、太陽光メガソーラーによる環境破壊への危惧、農林水産業の保護育成の必要等を訴えてきた。24日は管内入りし、美浜町役場前等で街頭演説を行った。
「政治家同士が話し合いで候補者を決めてしまう、選挙になるまでにほぼ流れを作ってしまう」と、選挙のやり方自体も批判。
 和歌山市など紀北を中心に草の根作戦の街宣を継続しており、最終日は事務所を置く田辺市で支持を訴える。


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