黒竹などを使い、黒を基調にしたインスタレーション作品
第36回国民文化祭・わかやま2021第21回全国障害者芸術・文化祭わかやま大会の日高町実行委員会は、町農村環境改善センターロビーに町特産の黒竹に県内特産品を組み合わせて黒を基調にし、空間全体を創作する芸術「インスタレーション」作品を設置。文化祭へは20、21日に同センターで小中学生や保育園児、障害者らの文化作品も展示する。
開催前にムードを盛り上げるため、(有)金崎竹材店=原谷=が黒竹を使ったモニュメント設置をと考え、知り合いを通じて計画したところ、(有)ヒカル・オーキッド=有田市=、(株)島安汎工芸製作所=海南市=とで県内特産でコラボレーションすることが決定。
横縦約2メートル、高さ約3メートルの農改センターロビー一角に、特産の黒竹とともに紙の管へ紀州備長炭を吹き付けたものや、黒色の紀州漆器を使って白や紫などの胡蝶蘭を置いた空間を創出。21日まで飾る予定で金崎竹材店の金崎昭仁代表は「この機会に特産を使った芸術を見てもらえたら」と話した。
同文化祭へ向けては、例年行う、ふれあい祭に合わせて文化作品を展示する予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け、舞台ステージやゲームコーナー、産品販売などの催しを取り止めて規模を縮小。来場者へのマスク装着、手指消毒、検温など対策を施した上で20日午後1時~4時、21日午前10時~午後4時に開催する。
子育て支援センター「クエっこランド」や町内保育所の幼児、小中学校の児童生徒、文化協会所属団体、生涯学習学級、公民館教室らが、書や水墨画、日本画、切り絵、写真など約700点を展示。産品販売所「原谷黒竹工房ぴかいち」が作る十二支の黒竹民芸品や黒竹製造工程写真もあり、太陽福祉会の通園「あこう」らの共同作品を出品予定という。
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