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待望の有田~印南(30キロ)4車線化完成 12月18日朝6時供用開始、26日式典 〈2021年11月25日〉

2021年11月25日 08時30分00秒 | 記事


12月18日完成、供用開始が決まった有田~印南間(写真は川辺IC付近)


 近畿自動車道紀勢線有田~南紀田辺間の有田~御坊(湯浅御坊道路)19・4キロと御坊~印南(阪和自動車道)9・8キロで行われている4車線化工事が12月18日午前6時に完成し、同時刻から供用開始されることが決まった。22日に国交省幹部から二階俊博自民党国土強靱化推進本部長に連絡があった。二階本部長は「待ちに待った一歩。ともに喜び合いたい」、地元の三浦源吾御坊市長は「こんなにうれしいことはない」と朗報を喜んだ。

 有田~御坊は平成25年に国から事業認可を受け、川辺ICのフルインター化とあわせて4車線化事業に着手。地元説明や測量・ボーリング調査など必要な手続きを進め、用地取得は関係機関や沿線地域、地権者の協力で予想以上のハイペースで進み、28年8月にはすべて完了。トンネル掘削や橋梁、土工など各種工事も予定通りに進み、現在は最終段階。御坊~印南は平成28年に事業認可を受け、有田~御坊との同時完成に向けて施工中。
 工事は12月18日午前6時に完成し、同時刻から4車線での供用を開始する。川辺インターについても田辺方面への流入ランプ、田辺方面からの流出ランプが同時刻に完成、供用開始。26日午前10時から田辺市のガーデンホテルハナヨで4車線化事業完成式典を行い、二階本部長ら県選出国会議員、知事、国交省関係者、県・市町関係者、NEXCO西日本関係者らが出席し、鋏入れ式やくす玉開披で完成を祝う。
 二階本部長は「4車線化事業は仁坂知事をはじめ地元の首長、議会の皆さまから幾度となく熱心な早期完成の要望をいただいてきた。私は国土幹線軸から離れた半島、和歌山県の地理的ハンデを克服し、豊かな郷土の将来像を描いてきた。高速道路の交通量が当初想定より増大した今日、和歌山県の飛躍発展にとって重要な今回の4車線化工事完成は待ちに待った一歩であり、地元の皆さんとともに喜び合いたい。さらに印南~南紀田辺(延長17キロ)の4車線化についても早期完成に尽力したい」と話した。
 地元沿線の日高、有田両地方、田辺市の3市9町で構成する近畿自動車道紀勢線有田南紀田辺間整備促進協議会長の三浦源吾御坊市長は「年内完成が実現し、こんなにうれしいことはない。二階先生をはじめ県選出国会議員、県、NEXCO西日本など関係者の皆さまに改めて感謝申し上げます。4車線化を生かし、それぞれの市町が地域活性化に向けて掲げた整備効果目標を実現できるよう、みんなで力を合わせて頑張りたい。印南~南紀田辺間の早期完成にも努力したい」と話した。


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