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印南漁港拠点 「かえるの港」24日にカフェ開店 地域活性化Pで賑わいを 〈2021年11月17日〉

2021年11月17日 08時30分00秒 | 記事


近く完成、24日にカフェを先行オープンする「かえるの港」

チラシでイベントをPR


 印南町印南、印南漁港内ケ浜埋立地の印南浜公園前の漁師小屋を改修・整備し、地元の農産物や魚介類魚が食べられる飲食店や地元で取れた魚や収穫の農産物、加工品を販売する産直市場が入る施設「かえるの港」は近く完成し、24日にカフェが先行オープンする。27日には活性化イベントを計画、12月には産直市場もオープン予定で、来春3月末のグランドオープンをめざす。

「かえるの港」は、和歌山市で不動産業「(株)和み」を経営する同町印南在住の古田高士さん(40)が印南漁港を拠点に地域活性化を図ろうと「住民参加型まちづくりの仕組みで印南漁港に賑わいを創る~かつお節発祥の地・印南漁港を起点に、印南町の活性化をめざします」と銘打って、かつお節発祥の地である印南漁港活性化プロジェクトとして企画。(株)いなみの里梅園=印南町西ノ地、藁科秀一代表=と共同で、渡船業者が使わなくなった仮眠所や倉庫として使用していた建物(漁師小屋)11戸を購入し、8月から改修・整備に着手。建物の整備は完了し、現在進めている芝生を張ったり植樹など外構工事も近く完了する見込みとなり、24日にカフェ「Orangeキッチン」を先行オープンすることに。16日には印南漁港活性化のための包括連携に関する協定書を締結している印南町、紀州日高漁業協同組合の関係者らを招いて試食会を開いた。
 12月3日にオープン予定の産直市場「なごみ」のほか、芝生の広場で食事を楽しんでもらえるテイクアウトを中心とした飲食店2店、地元住民らが交流し憩えるコミュニティースペースなども設ける計画で来春3月末の全面オープンをめざす古田さんは「地元で取れた野菜や果物、魚をできるだけ使ったメニュー、地元の人たちに教わりながら郷土料理も提供していきたいと考えている。地元の人たちと一緒に賑わいのある施設にしていきたい」と話している。

活性化イベント

27日に第1弾


 27日に計画している活性化イベント第1弾は、芝生広場で「印南かえる港まつり」と銘打って開催。キッチンカーやメダカすくいが出店するマルシェのほか、町体育センターでアニメ映画を上映する。
 マルシェはキッチンカー2台が出店し、たこ焼きや焼きそば、たい焼き、ホットドッグ、チーズケーキ、コーヒーを販売。町商工会青年部が射的やダーツゲームなどでちびっ子らを楽しませるコーナーも。
 アニメ映画は「かえるのシアター」としてチェコのアニメ9作品を上映。6分~12分の短編物で午前(10時~11時30分)と午後(2時~3時30分)の2回行う。入場無料で、ともに定員100人。参加申し込みはPRチラシにあるQRコードから受付中。定員になり次第締めきる。


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