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由良町長選は畑中雅央氏(現職)だけ表明、連続無投票か 〈2016年4月13日〉

2016年04月13日 08時30分00秒 | 記事


 任期満了(5月18日)に伴う由良町長選(4月24日投開票)の告示まで1週間を切った。これまでに出馬表明しているのは3選をめざす現職・畑中雅央氏(71)=当選2回、衣奈=だけ。19日の告示に向けて3月末に後援会事務所を開設、立候補届け出書類の事前審査も済ませ臨戦態勢を整えている。対抗馬の声はなく、前回同様、無投票の公算が大きくなっている。

 畑中氏は「ふるさとに誇りと活力を!」をスローガンに掲げ、平成20年5月に新人同士の一騎打ちを制し初当選。以来、防災対策、県道の整備促進や下水道事業などインフラ整備はじめ、保育料の負担軽減や紙おむつ購入助成など子育て支援、シルバー人材センター設置や招待旅行など高齢者福祉対策にも力を入れてきた。
 3期目は、これまで通り「誠実・公正」を旨とし、行政改革の推進、財政規律の厳守に努め、町民の目線に立った町政運営を基本方針とし、町民にいつまでも住み続けたいと言ってもらえる町づくりに全力投球で取り組みたい-としている。
 具体的には、婚活支援・妊婦医療費の助成・不妊治療の支援、乳幼児の育成支援、学童保育の充実、心身健全で心豊かな子どもの育成など子育て支援や教育施策を充実させるほか、農漁商工業の育成・強化、創業支援や観光振興など活力ある地域産業の育成、防災・減災対策・幹線道路の整備や健康づくりの推進、地域コミュニティの強化を公約に掲げる。
 人口が減少し財政状況が厳しいながらも、2期8年、やるべきことはやってきたと一定の成果を実感するとともに、これまでの施策を発展・充実させたい考え。町民すべての要望に応えるのは難しいが、住民が幸せを感じ、豊かさを実感できる活力ある町づくりを柱に3選に挑む。
 畑中氏は、町内各種団体からの相次ぐ出馬要請を受け、12月町議会定例会で立候補を表明。対抗馬の声はなく、無風状態が続いている。3月末の後援会事務所開きで、相手の見えない中での選挙戦に向け一致団結を呼びかけたばかりで、19日の告示が待たれる。
 町選挙管理委員会(湯川直宣委員長)は町内89カ所に立候補者ポスター掲示板を設置。3月2日現在の選挙人名簿登録者数は5246人(男2493・女2753)


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