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御坊市長選出馬の柏木征夫氏(現職)後援会事務所開設 〈2016年4月6日〉

2016年04月06日 08時30分00秒 | 記事

事務所開設に当たり、あいさつする柏木市長


 5月15日告示、22日投開票の御坊市長選(任期満了6月10日)で、7選を目指す現職の柏木征夫市長(75)=保守系無所属・当選6回、薗=の後援会事務所が5日、島645の1(大洋化学(株)北側駐車場)に開設された。吉田擴会長、上西一永副会長、幹事長の西本和明市議会議長、選対本部長の向井孝行、同副本部長の山田勝人両市議ら関係者30人が出席して神事を執り行った。事務所開きのセレモニーは行わなかったが、柏木市長は「これからスタートだ。大変厳しい選挙になるが、一歩一歩、最後まで一生懸命頑張りたい」と決意を述べ、必勝を期した。

 柏木市長は「私が行ってきた『しがらみのない堅実で誠実な市政運営』が続くかとの危機感を持った方々から、厳しい時代を守り抜いた『ふるさと』を次の世代により良い形で引き継ぐ責務があると背中を押していただいた。多選へのご意見なども重く受け止め、就任以来、信条としている『ぶれない・偏らない・いばらない』のもと、市民の皆様に焦点を当てた『市民目線』の行政を進めたい。良識ある市民の皆様に真心を持って訴えていきたい」と述べた。
「安心して子を生み育て、年を重ねることができる安全なまちづくり」をスローガンに(1)ひとが集い、にぎわいが生まれる「まち」(2)いきいきと笑顔で暮らせる「まち」(3)安全で、安心できる「まち」(4)オール御坊の「まちづくり」-の4本柱を掲げており「なんとか御坊市を守りたいとの思いで、市民サービスの低下を招かない行財政改革を断行し、32億円の経費節減を行った。既に蒔いている種を育てて実らせ、重ねてきた実績や経験を生かし、行財政改革の手を緩めることなく市民のため、御坊市のために何が必要かを精査しながら『しがらみのない堅実で誠実な市政運営』を守り、市民の皆様のご期待とご信頼に応え、御坊市の発展に身を賭して頑張りたい」と決意を新たにした。
 吉田後援会長は「出遅れているが、これから後援会、地区役員を先頭にスピードアップを図り、ミニ集会や地区懇談会などを重ねていきたい。現職と新人のどちらが市長にふさわしいか、市民の皆様に選んでいただく選挙。私たちが信じる柏木市長をもう一度、市長に押し上げるため全力で頑張りたい」。西本幹事長は「柏木市長は24年間の市政運営で赤字再建団体に転落しそうだった市の財政を立て直し、しっかりと守ってくれた。どちらが市長にふさわしいか、市民の皆様の良識に訴えかけたい。相手は巨大だが、絶対に負けられない選挙だ。必死で頑張りたい」と述べた。
 市長選は、二階俊博自民党総務会長の長男で政策担当秘書の新人、二階俊樹氏(50)=無所属、自民県連・公明県本部推薦、島=との一騎打ちが確定的。保守を二分する激戦が予想され、両陣営とも「草の根運動」で支持拡大に全力を挙げている。


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