Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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トランクフード製作とボディ中研ぎしました

2019-01-29 20:18:26 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は雨がパラパラしながらも曇りでしたね。
定休日なので少しゆったり・・・
午前中には近くの清水寺に厄払いのお参りに行ってきました。
昭和35年2月生まれなので今年は前厄と言うのかな?
あまり信心深くないのでよくわかりませんがお寺で表がありまして見たら今年から3年間厄年が続くらしいですね。
同級生はお正月に同窓会をしまして同じお寺にお参りをしたはずですから・・・少し遅れてやっとお参りです。

お参りが終わったら・・・隣街まで映画を見に行ってきました。
もう随分古い映画になるのかもしれませんが「こんな夜更けにバナナかよ」を見てきました。
まあ少々大げさに脚色はしてあると思いますが、自分の生きたい様に生きると言うのは確かに共感する部分はありますね。
ただボランティアの方々にも感謝を忘れずに・・・と言うのは大事な部分かな。
私もお客様に感謝ですね、自分の好きなことで生計を立てていますから私を頼っていただくお客様には感謝です。
ただ仕事量が多すぎて大変長い間お待たせしているのが大変気になります。
今作っている2台のご依頼を頂いているのは前回2013年にFerrariのSAアペルタをご依頼頂いたお客様なのでもう5〜6年お待ちいただいています。
ご迷惑をかけて大変申し訳ないです、何せ自分で作らないと納得できないタチなので・・・


トランクフードの加工を始めます
と言うのも実車では599GTOのトランクではなく599XXのトランクフードを取り付けているみたいなのです。
実際には599XXの物なのかフロントのリップの様に作られたものなのかよくわかりませんが・・・
写真を見る限り少し違う様な気もするのです。

とりあえず599XXのスポイラー部分を3Dプリンターで作ってレジンで複製したところまではご紹介をしておりますが今日はその取り付けを行います。
このミニカーではトランクフードはダイキャスト製で開閉できる構造になっておりますのでこれはなるべく生かしたいと言うところからこのダイキャスト製のトランクの一部分を削り取ってから作ったレジン製のスポイラー部分を取り付けて一体化しようかと思っています。
まずはフライス盤で599GTOの小さなスポイラー部分を削り落としましたら・・・両サイドは残して簡単に穴が空いてしまいました・・・ダイキャストは薄いですね。

トランクをボディに取り付けてからスポイラー部分を載せて見ました・・・
まずまずですね
ほとんどいい感じですが両サイドのスポイラー部分とボディの間の隙間が少し広いですね〜。

後ろから見る限り後ろ側はあまり問題がない様に思います。
意外とトランク面の後ろ側との繋がりも良さそうですね。

ボディとスポイラーの間の隙間や段差を埋める場合にはこんなパテを使います
ファイバーグラスが混じったパテになります。
繊維が入ることで後で収縮が起きても隙間が出にくいですし割れにくいこともありますね。
繋がる部分もできるだけ広い面に薄くつけてスムーズに繋がる様にしますと段ができにくいですね。

黄色い硬化剤を混ぜて使います
なるべく広く薄く広げておきましょう
硬化しますとかなり硬くなりますから削る部bんはなるべく少ない方が良いですよ(笑)

スムーズな面になる様に研ぎました。
やっぱり硬くて研ぐのは少し大変ですね。
まあそれでも耐久性が良いので我慢します。
豊富な知識でいろいろな素材を駆使して作ると言うことも大切なことですね。

スポイラーの隙間を埋めましょう
やはり隙間が気になりますのでプラ板を使ってボディとのすき間を埋めてゆきます
これくらいですとそれこそファイバーパテを使ってすき間を埋めても良いのですが左右を同じ様にしようかと思いますとプラ板の方が同じ様に成形しやすいですかね〜。
薄板を何枚か重ねて成形してゆきましょう
積み重ねるポイントは無駄な部分には積層しないことでしょうかね〜
削るのも確実に大変になってきますから。

積層したプラ板を削ってリアスポイラーの形状に合わせましょう
左右をよく見比べて同じ形状になる様にするのが大変かもしれません。

次はボディとの接触面を削ってトランクが本来の位置に収まる様にします
ボディとのすき間は0.5mmくらいが適正値ですかね〜!?
実車でも当たってはいませんから・・・当たれば当然傷がつきますからね。

トランクの高さも元どおりの高さに収まって、スポイラーの端もボディに当たらず・・・と言う状態になりました
これなら良い感じになりますね。

ファイバーパテはどちらかと言いいますと接着剤の様な役目をしておりますので今度はもっと削りやすく面を出しやすい普通のポリパテを盛ります。
後ろの面は少し溝の様になっていますのでこのパテで形状を決めましょう。
入隅のRはこの時点で決めなければならないのです。

上面もこのパテで面を決めなければなりませんね。
多少の気泡はグレージングパテでなんとかなりますから大体の形状が決められたら良いですね。

トランクがなんとか目処が立ったのでボディのクリアーを中研ぎしましょう
トランクが一つの山場だったので・・・少し気が楽になりました(笑)

ドアの部分も中研ぎます
デカールの厚みも気にならないくらいですので・・・デカールを削ることもなく綺麗に研げました。

ボディの方も中研ぎをします
フェンダーの峰の部分はペーパーが当たらない様に気をつけて研ぎましょう。
理想は細い線が一般残る位にしておきたいですね。
これはまだ残しすぎですね。

これくらいで良いのかな??
もう一度クリアーが乗りますのでここの角は鋭い方が良いのです。
なかなか難しいですな〜

そして全体の中研ぎを完了です。
すでに外も真っ暗になりましたね。


明日は畑の玉ねぎに肥料をするのと、急ぎの修理物件が入っていましてね〜
お休みにしか対応できそうにないのです。