Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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フロントリップの加工

2019-01-10 21:25:51 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は曇りで寒い一日でしたね。
最低気温は−2°になったらしいので・・・昨夜帰宅する時に途中に道路の温度計が付いているのですがその時点で既に-1°でしたからね〜。
Cafeの外に有るグリーンカーテンのパッションフルーツもさすがに越冬出来ないみたいで葉っぱが落ちてきましたので朝一番に片付けました。
パッションフルーツはアトリエの中と外の温室に挿し木してありますのでこれらは越冬してこの春にはまた楽しませてくれると思いますが・・・

さて本日の制作です
昨日問題になっていたフロントのリップスポイラーですね・・・
どうやら599XXのでは無くオリジナルで制作された物かもしれないのでこちらもオリジナルで作るしか方法が無くなってしまいました(笑)
と言ってもミニカーのシャーシに付いているリップは邪魔になってしまいますのでカットします・・・
カットしながら考えたのですが・・・この切り出した物って使えないかな?

もう少し前に出してやればいい訳ですし・・・ボディへの取り付けも考えなければなりませんのでカットしたリップの部分にボディへの取り付けの為にプラ板を接着しました。
少し後まで伸ばしておかないとリップ全体を前に出した分後が短いので付け足しをしないといけないのです。
その時にこの接着用のステーが伸びていますと強度が高められますよね。

そして前に出した分だけ中央の部分は奥行きが不足しますからここもプラ板を付け足しておきましょう。
中央の凹みは無さそう・・・写真で見えないので「見える部分には無い」と言う判断で後で埋めてしまおうと思っています。

この加工でこれだけリップを前に出す事が出来ます。
ナンバープレートから6.5cm出ていましたので1/18ですと3.6mmほど出っ張る様にしておきましょう
あくまでもナンバープレートからですから少し余分を考えてバンパーの下側から4.0mm出っ張る様にしています。
差の0.4mmの中でナンバープレートが付けば寸法通りになりますね。

次はボディカラーを塗り直しました
と言うのも・・・お客様からの資料画像の中でボディカラーの赤が少し朱色に近い物や真っ赤の物が色々有るのですが・・・まあこれはデジタルカメラでもフィルムのカメラでも色々になってしまうのですが・・・ちょっとイメージから行きますと黄色みが強く感じる様になりました。
なので赤をもう一度作って塗り直しました。
リップの作業で傷が付くかもしれないと思いましたのでリップが出来たこのタイミングでの塗り直しですね。
今度は真っ赤になっています・・・実車は見た事が有りませんがこの方がそれらしい様な気がします。

ついでに・・・・
塗装ブースに入りましたのでついでにF12のボンネットにもクリアーを塗っておきました。
シルバーのままにしておきますと汚れが付いたり傷が付きやすかったりしますのでここで一度ウレタンクリアーを塗っておきました
これはデカールの段を取る為に中研ぎを入れたいと言うのも有りますが・・・シルバー地のままとクリアーをかけた後では汚れの付き具合も変わります。
出来るだけ手を尽くしておく方が良いという判断をしました。

次はリップの整形ですね
ミニカーから切り出したリップとプラ板の寄せ集めですから当然ながら酷く段が付いている部分も有りますのでその段を修正して綺麗な面にする為にポリパテを盛っています・・・
手で持つ所が無い位あちこちに盛りましたが厚みは0.7mmくらいですかね〜
研磨すれば0.5mmくらいで収まる筈ですので後で問題が起きる様な事は無いと思います。

そして乾燥機の中で硬化促進しまして研磨しました・・・
非常にざっくりですが研磨しますとこんな感じになります。
パテは結構付けていますが削りますともう余り残っていませんね〜中央の凹みの部分が一番厚い感じですね。

そしてウレタンサフを入れました
プラスチック製だからラッカーサフじゃないの?と思われるかもしれませんがウレタンサフはプラにも有効ですね。
硬くなりますし下の素材の不安定な部分もカバーしてくれます
と言うのも既にカーボンデカールを貼った後の加工だったので万が一にもデカールが残っていますと仕上げまでに悪さをする可能性が有りますから・・・ウレタンサフを使ってしっかり押さえ込んでおいた方が良いかなと思っています。


明日は全面的にカーボンデカールを貼る予定ですね・・・
これがまた大変なんですよね〜画像的には余り面白くないでしょうしね〜余り進んだ感がしないのも事実です(笑)