Studio_Rosso 1/43 自動車模型制作日記1

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ボンネットのやり直し・・・

2019-01-08 20:41:27 | Wさんの1/18Ferrari
本日の山陰は晴れ時々曇りでまずまずの天気でしたね。
休日なので取り敢えず自宅の掃除を済ませて一人で出勤しました。
家内ですか?・・・今日は所用があって一人でお出かけです。
出がけに車のエンジンがかからなかったと言う・・・オマケ付き。
私がかけたら難なくかかりましたがスマート君はシフトの部分のマイクロスイッチ!?が時々おかしくなるみたいですね。
普通のオートマではPレンジで駐車しますがスマートにはPレンジが有りません。
駐車時はRに入れて駐車しますとエンジンキーが抜ける様になっています。
この場合次にエンジンを掛けようとしますとRからNに入れてブレーキを踏むとマイクロスイッチでシフト位置を確認してセルが回る様になっているのですが・・・今日は掛からなかったみたいです。
私はいつもエンジンキーをオンにしてからブレーキを踏んでRからNにシフトレバーを動かします。
この順番の方が誤作動が少ない傾向に有ります。
まあ機械ですからたまには誤作動もするのでしょうけど・・・家内一人だと対応が出来難いので困りますね(笑)
まあ今は携帯電話が有るので連絡はつきますから何とかなる可能性が高いですけどね。


さて順調に進んでいるF12と599GTOですが・・・
実はそうでもない・・・使い慣れない物を使うとアウトになる事も有ると言う例をご報告します。
この問題で2日間位は作業がバックしてしまいました・・・(汗)

ボンネットの塗り分けですがウレタンクリアーを塗る前にまだしなければならない事が有りました・・・
ボンネットのシルバーの部分にはマスキングで付いた跡が若干有りましてねシルバーを補修する為に黄色い部分をマスキングしました
この時に旧モデラーズのハイテクマスキングテープを使いました
ボンネットのラインはなだらかな曲線なのでいつもの紙テープのマスキングテープでは浮き上がりが心配だった為です。そしてプラモデルを作っていた時にはこのマスキングテープは大変使い易かった記憶が有りましたので安心していたんです・・・

シルバーを塗ってから剥がしますと・・・紙のマスキングテープの部分は何ら問題無く剥がれましたが・・・モデラーズのハイテクマスキングテープの部分はテープに黄色い塗料が持って行かれてしまいました。
この黄色は塗装をしてから数日経っていて完全に硬化していたのですが下地のサフはウレタンサフなのに上塗りを塗装の膜厚を薄くしたかったのでラッカーを使ったから密着が悪くなってしまったのかもしれません・・・これはデカールじゃなく塗装なんだぞ!何でマスキングテープごときに持って行かれるんだと・・・心の中で叫んでももう遅いですね。
ここでガッカリ・・・(笑)
ここまで来て・・・全く補修のしようが無くなってしまいました。

どう補修するか迷う所ですが・・・
塗り直しを決定しました
でもその前にこの複雑な形状のラインをトレースして型紙をとっておきます
マスキングテープで写し取って切ったらプラ板に貼付けてそれをカットしヤスリで仕上げます。
使えなくなったボンネットでもこうすればまだ使えます・・・使えるという事になるのか?ですけどね。
転んでもただでは起きないのがプロです!

やり方を変更しました・・・
デカールで黄色い線を表現します・・・理由は剥げた事では無くシルバーの塗膜が意外と段が有って埋めるのが難しいのです。
先ほどの型紙ですが白い紙の上に置いて鉛筆で輪郭を写し取ります。
この白い紙は勿論黄色のカラーデカールですね、

切り出したカラーデカールがこれです・・・
でもこの後また大変な事に・・・(笑)
これでデカールが出来ましたので下のボンネットは御用済・・・!
剥離剤で剥がして再び塗装します。

いきなりサフまで復帰しました・・・
悔しくて写真を撮る余裕が有りません・・・(笑)

そしてシルバーを塗ったけど・・・なぜだかメタリック粒が目立っていましたので再研磨・・・・
凹むよね〜!

一旦塗料をフィルターで濾して再塗装・・・
今度は上手くいった!!

でも在庫していたカラーデカールが・・・・
ダメみたいですね〜
上の写真で型紙を作って切り出したものなのですが、水に浸けてずらしますと・・・バラバラになってしまいます。
切れてしまうのは劣化なのですが・・・ハサミで切った部分もギザギザになってしまうのはよっぽど状態が良くない証拠です
このデカールは使えないですね〜。

数年前にヤフオクで買った物です
シルク印刷とうたっていましたが・・・発色は良いけど長持ちしない・・・と言う事ですね。
まあデカールは生物ですからね(笑)

当方のポリシーとして「無い物は自分で作る」と言う事にしております
なのでシルク印刷は当然無理ですけども・・・僕が出来る範囲でと言う事になりますと
塗料にフレックスを入れて柔軟性を持たせてクリアーデカールに塗ってクリアーデカールを作ります

フレックスの説明にはこう有ります・・・
一液性の塗料にも使えると・・・
でもこのデカールは使えなかったんです・・・フレックスは20%と書いてありますのでその量を添加したら柔らか過ぎて使えなかった。
デカールを水に付けてボンネットに移す時点でフニャフニャになって使えませんでした。
では何%が適量なのか・・・
取り敢えず3〜5%で試しましたら何とか使えるデカールが出来ました。
使わなくても新しいうちなら大丈夫そうなんですけどね〜ただラッカーが完全に硬化しますと硬くてパキパキ割れてしまいます・・・やっぱりデカールは生物なのかしら・・・・

何度かのトライ&エラーの後・・・使える様になったのがコレです!
やっと何とか数日前に戻れそうですね(笑)
それを貼ったのがこの画像です・・・
デカールの段の方が塗り分けの段よりも小さかった感じがしますね
ソリッドのカラーなら塗り分けしてからペーパーを使って削れば段は小さくなりますがシルバーとかのメタリック色ではペーパーで削る訳にもいかないのです・・・色が変わってしまうので・・・。
デカールのよる表現が最良という事ですね。

この数日色々有りましたがコレが完成形と言う事ですね
スッキリ決まった様な気がします。


プロとして成功する事ばかりでは有りません、失敗もつきものなんです。
失敗の中から次の成功への方法を見つけ出す事が出来る人がプロになる事を許されるのかな〜と感じます
そうでないと失敗ばかりではご飯が食べれないのですから・・・(笑)