例年通りなら、後もうちょっとでこっち、桜が咲くんですよね。
でも今年は何となく開花遅まる気がしないでもない。
満開なるなら、4/8頃だと有難いな。
その日休み入れる予定だから。(幾ら何でも遅過ぎか…)
旅行の次は花見の計画を立てつつ本日2度目の更新。
前回レポの続きです。
猫と別れて時間を確認したら、午後3時半過ぎてました。
泣いても笑っても後ちょっとで帰らなくてはなりません。
ただ珍しく♪ 面白く♪
月日の経つのも夢の内♪
空も此処に来て漸く曇って来ました。
残り約1時間ちょっと…時間を潰すなら、あそこに寄るのが1番。
高速船乗り場に程近く、最も安らげる場所。
――それはホテルヨーロッパ館内に在る、『アンカーズラウンジ』。
自分は大抵そこか、デンハーグの『ティークリッパー』で、最後の茶を飲んで過すのが定番。
ビッケンビッケン前に建つ、壮麗な煉瓦造りのホテル。
玄関前にはクリスマスを過ぎても、トナカイがディスプレイされとりました。(↑)
きっと夜はイルミネーションも点灯してたに違いなく。(笑)
あれだ、ハウステンボスにおけるクリスマス期間って、11月~2月なんだよ。
でも本式なクリスマスの定義を考えるなら、それは間違った感覚じゃないと思う。
重厚な玄関を潜って館内へ。
そこは美術館と見紛う様な、セピア色のクラシック空間。
18~19世紀にタイムスリップした様な気持ちになるでしょう。
天井高く、広々としたロビー。
照明は柔らかで目に優しい。
たち込めるポプリの香りが、日常で荒れた心を癒してくれます。
↑そんな広々優雅なロビーに、でん!と鎮座して、客を出迎えてくれる花。
名の有るフラワーコーディネーターが、毎金400~500本もの花を組合せて表現するロビーの花は、このホテル・ヨーロッパの顔の1つ。
初めてホテルに訪れた方は、大抵此処で記念撮影をして行くよう。
確かにこれは目立ちますよ。
ヨーロッパだけでなく、デンハーグもアムステルダムも…ハウステンボスホテルは何処も花に包まれてるのが良いやね~。
大輪の花の後ろを御覧下さい。
アンカーズラウンジはそこに…
ロビーから数段低い箇所に、内海と向き合う形で存在します。
午後3~5時はチェックインタイムで、ロビーでは宿泊客を迎える為に、ピアノやヴァイオリン等の生演奏を聴かせてくれます。
それ目当ても有って、自分はこの時間に寄るんですが…ラウンジのケーキが売り切れてる事が多いという問題も有りき。(汗)
でも今回はケーキが目当てじゃないから、別にいいんだ~。
階段下りてスタッフと目が合うと、にこやかに席まで案内して下さいました。
↑案内された席から観た内海。
船着場にホテル専用クルーザーが発着する風景をぼんやり見守る。
↑今回頼んだのは『栗の洋風ぜんざい(840円、税金&サービス料別)』。
いや
ぐらさんの記事読んで、美味しそうだな~と興味持ってたんすよ。(笑)
マーチさんの記事でも紹介されてます。
「ぜんざい」と言うより、ミルク粥っぽい様な、違う様な。
栗の風味を残しつつも、「あれ?何で作ったんだろう??」と、一口では解らない様にしてある辺り、プロの技を感じます。
餅の代わりにラビオリが入ってる。
ラビオリの中にはチョコと…プラムですか?
甘い中に酸っぱ味が隠れてて、アクセント付けてます。
ラビオリがモチモチ食感しっかりしていて、そこにもプロの技を感じられる。
薄い網目状の煎餅風クッキーが付け合せ。
そのままパリパリ食べても美味しいし、ぜんざいの中に砕いて入れても美味しい。
いやぁ大変美味しかったですv
満足しました!
お椀の載った皿も趣き有って良いですねv
…しかし食べた後、やはり口の中が甘い。
水が欲しいな~と思った所で、タイミング良く水をサービスして下さいました。
「渇水中だから頼まれない限りお冷サービス致しません」と断ってたのに、こういう気の付き加減が心憎い。
有難う、スタッフの方。
愛してます。
↑御礼の積りで『ロイヤルミルクティー(840円、税金&サービス料別)』も注文した。
キメ細かい泡に注目。
シナモンスティックで掻き混ぜて戴きます。
そうするとシナモンとミルクの香りが、口中で絶妙にミックスされまする。
ひたすらぼ~んやり夢の時間に浸りつつも、しかし現実の時間は待ってはくれず。
午後4時半頃、後ろ髪を引かれる思いで、席を立ちました。
んでホテルショップ『カルフール』をフラフラ覗いたり…
したら何時の間にか試着室が出来てて驚いた。
試着を疎かにする者は試着に泣く。(漫画家中津賢也氏談)
便利になったと思う。
ホテルを出たら、今にも雨降りそうな空具合。
「重たい思い覚悟して傘送らずに居たけど、漸く苦労が報われるのか」と心中で喜ぶ。
残り後20分も無かったけど、港街の店をあちこち巡り歩きました。
↑美味しいクッキー&バームクーヘンの店、『ヘクセンハウス』。
ビネンスタッドに移転後、此処には何が入るのだろう…?(『ラフレシール』跡地も…)
ちなみにこの写真は朝撮った物です。(汗)
↑その近所に建つ港街の花屋、『キューケンホフ』(は写真に写ってないが…)。
店前には春を待ち侘び眠って育つチューリップがズラリ並んでました。
今頃はどんな風だろうか?
↑マリンターミナル前の日本酒&和物中心土産店、『ゼーランド』で売ってた『あご煎餅』。
試食したら仄かな塩味が結構イケる。
次回土産に買って行きたい。
……後…後10分。
雨は未だ降らず。
おお~い、降るんじゃなかったのか?(汗)
いいの?もう中に入っちゃうよ??(汗)
ジタバタ焦る自分の頭に――ポチャン!と、一滴の雨粒が。
――おお、待ち侘びたぞ!!
しかし後10分もせずに出港だってのに、
しかもマリンターミナルは目の前だってのに、
傘を広げる必要が有るでしょうか?
どうもね…私が去った夜~数日、雨降りだった模様。
シトシト恵みの雨が降り続けたそうです。
ホント…送っちまえば良かった…傘。
諦めてマリンターミナルに入り、予約した高速船のチケットを買う。
↑中はガラガラ、自分以外1組しか客が居ませんでした。
そのせいか何時も点いてる場内放送もかかっておらず。(笑)
所でこれは前回の入国時気付いた事なんすが…マリンターミナル内にもトイレって実は在るのな。
但しハウステンボス着側…帰りの長崎空港行きサイドには無いんです。
行きたかったら外のヘクセンハウス隣迄行かなきゃならない。
正直逆の方が良かったんじゃと。(汗)
いや、どっちサイドからもトイレ行ける様にすれば良いんじゃ…そうすりゃ便利だと思うのだが。
腰掛けて待つ事約5分、案内されて高速船に向かいます。
桟橋を渡る私の目に映ったのは、波間で儚げに揺れる
ラブ・ボート・キャンドル。
…来年はもう観られない気がするけど、この位置に繋ぐなら、工夫のし様が有るかもしれず。
ハウステンボスには船が沢山有る事だし…そういう船にライト点して、漁火みたいな演出が出来れば良いですねと。
午後5時10分、予定通り出港。
切なくも遠ざかる街並。
結局私と他1組客の計3人だけで、船はほぼ貸切状態でした。
この頃は微妙に時間を外れてたんで、残念ながら夕焼けは観られず。
まぁ曇ってたから、晴れてても観られんかったでしょうが。
波飛沫蹴立てて進む船の中、音楽聴きながら眠ってました。
起きたら長崎空港前の大橋を潜る所で。
夕陽は落ち、空はすっかり紺色。
↑長崎の夜景もまた美しかった。
↑高速船乗場~空港迄を繋ぐ通路。
一点透視図法に見える程、距離はかなり有りますが、動く歩道が敷かれてるんで、歩くのはそんな苦じゃないでしょう。
遅れた場合は他交通機関も待ってくれますし。
↑長崎空港待合ロビーで念願だった(?)『
ぷりんどら』を1個購入、機内で食べました。
冷凍してあるので買ったばかりの時はカチカチ。
1時間位置いてから食べると良いらしく。
しかしそれ位置いても、未だ少し凍ってた。
プリンと言うより、アイスサンドって感じがしたです。(笑)(不味くはなかったですが)
高度のアレで、袋がパンパンに膨らんでて、びっくりした。
後少しで爆発してたんじゃと…ちょっと恐かったです。
次買った際は、少し袋を破いておくとしよう。(汗)
飛行機は午後7時発。
東京行便な為、満席でした。
したがって残念ながら、窓際席は取れんかったです。
見知らぬ客に囲まれながら、機内放送観てました。
や、何かね…JALとジブリが提携して、『空想の空飛ぶ機械達』なるTV未放映ジブリアニメが流れてましてな。
ジブリアニメに今迄出て来た飛行メカを、豚になぞらえた宮崎氏が解説するっつう。
途中出て来たラピュタ等の映像が懐かしかったっす。(笑)
午後8時半、羽田空港に着。
午後10時前、今回は
トラブル無く家に帰り着けました。
心配してた発作も控え目で、楽しい旅でしたよ。
次の日の仕事はかなりハードに感じたけど(汗)…つくづく気晴らしは必要だな~とね。
私にとってハウステンボスは心の故郷。
辛い時、苦しい時、哀しい時に思い描く、避難場所なのですよ。
現実を乗越えるのに、そういう場所は必要だと思う。
夢だけに生きたら暮しが荒む。
現実だけに生きたら心が荒む。
夢と現実を行ったり来たり出来てこそ、人間らしい心が保てると思うのだ。
長い時の中、ハウステンボスは変って行くでしょう。
働く人達も移り変って行くでしょう。
でも多分、自分はこの街が好きで居続けると思う。
千年後には必ず、理想の街で在る事を信じて。
【完】…と書きたいトコだけど、お土産紹介編が未だ残ってたんで、後1回続きます。(汗)