瀬戸際の暇人

今年も偶に更新します(汗)

08年、ハウステンボスで冬休み その12

2008年03月06日 21時03分55秒 | ハウステンボス冬の旅行記
部署異動願いを出そうとリーダーの元へ行ったら、「良くやってくれてるね。これからも頑張ってね」と機先を制されてしまい、結局10月迄部署を異動出来そうも有りません。
そんなやり手のリーダーはSBの虚弱(っつか何つうか…)スラッガー多村選手にそっくり。
でも1度も仕事休んだ事が無いんで、丈夫スペと自分はこっそり呼んでいる。(←ジョーブスペとお読み下さい…なんかデーブ・スペ○ターみてぇ)
「『スペ』なのに『丈夫』とは激しく矛盾を孕んだ表現」と指摘されそうだが、本当によく似てるんだこれが。
世の中3人はそっくりな人が居ると言うが…なら後1人は今何処?(別に捜しちゃ居ないが)

なぞと珍しくオフ事情語った所で、前回の続きです。



ホテルに戻り、部屋で帰り仕度を整える。
チェックアウトは午後1時、これはカスタマーズ会員の特権。
入ってて良かったカスタマーズ。
でも何か色々変更予定らしいっすね。
取敢えずはチェックアウト1時を取止めないなら、自分的にはOKです。

今回は土産が多かったんで、荷物纏めに難儀した。
これはもう宅急便で送るしかないなって感じ。
いや余程少なくない限り、宅急便使って送る人ですが、自分は。
行きはヨイヨイでも構わんが、帰りは楽々なのが最善。
休む間も無く明日は仕事なのを考えたら、自力で荷物運ぶなんて出来ない有得ない。
その最中悩んだのが、傘を送るか、送らないか。
予報では「雨降るでしょう」と太鼓判。
けど空は晴れて、クリアな青さ。
自分は晴れ女、自分1人で来た場合、今迄降られた例無し。
でも降るって言ってるし…折角持って来といて、降られるのは悔しいなぁ。

かなり葛藤したんすが、持前の慎重さから、やっぱ送らず持って帰ろうと…。


後 で こ の 時 の 選 択 を 激 し く 後 悔 し た。


ジンクスは馬鹿に出来ねぇ。
そして予報は信じられねぇ。


無理矢理鞄に詰込み終了。
午後1時まで残り約2時間。
体に余韻を残そうと、ベッドにゴロンと転がる私。

嗚呼、現実が足音響かせ忍び寄って来る…!

往生際悪く非現実に縋ろうと、TVで場内放送を観る。

ハウステンボスが出来るまでのドキュメントとか、オリジナルアニメの宣伝とか、まどろむ脳に流れて来る情報。


構想3年、建設3年、近代稀な大工事だったんだなぁと。
理想の街を実現しようと、様々な専門家が意見を出し合い、創られた場所。

前に友人の知り合いから「ハウステンボスって何?」と問われた時、私はかなり考えてから「新しい街だよ」と答えた。
するとその人は、「街造ったから何なの?」と返してくれた。
失礼ながら私はそれを聞いて、『想像力の希薄な人だな』と感じた。
その人の中で街とは「有触れた物」、「在って当り前の物」なのだろう。


――新しい街を創る。


この事に限り無い浪漫を感じられない人は、ハウステンボスを楽しめやしないだろう。

此処はそういう場所だ。


「殿、某が一夜にして、城を建てて御覧にいれましょう!」
「ほう、面白い!…出来るものなら建ててみよ…!」


かくして見事建てられた城は、後に「一夜城」と呼ばれ…ってそれは別の話。(汗)(ちなみに後世出来たフィクションくさいが…本当だったら楽しいな~)

閑話休題、現代に話を戻して。


アニメワールドのアニメ『コムタチン・コムタチン』って、1作25分の動画枚数1万6千枚だそうで。
(作品の詳しい情報はこちらを→http://www.huistenbosch.co.jp/komutachin/top.html)
ぶっちゃけ子供向きなんで、あんま興味持ってなかったんすが(失礼)、枚数聞いてちょっと観たいかなって気が…。
今日びTVアニメの作画枚数は、約25分で3千枚も有ればマシ。
単純に比較するなら、物凄い滑らかな動きなんではなかろうかと。
小柳ルミ子氏が悪い魔女役ですか…それはイメージぴったりかも。(重ねて失礼)
3月は無理だろうが、5月に行けたら寄りたい。
アニメファンなら観た方が良いらしいので…ねぇ、Uさん?(笑)


午後12時50分頃、最後の煎茶を飲干し、部屋を出ました。
フロントでチェックアウトを済ませ、荷物を送る手配を頼む。

記事上の写真は、別れの朝に撮った中庭。(↑)



↑さよならアムステルダム。
また来るからね。
てゆーか3/18に、またお世話になる予定ですから。(汗)

ホテル正門を出た所で、丁度バス停に赤いバスがやって来た。
ラッキーと思い、パスを翳して停める。

「スパーケンブルグまで!」

運転手さんに行き先を告げ、乗り込んだ後で気が付いた。
そのバスは何時ものバスでなく、場内宿泊者送迎バスだという事に…。(汗)

赤いバスはですね~、各バス停を巡る物じゃないんです。
陸と海の入出国口と各ホテルとを繋ぎ、場内ホテル宿泊者を送り迎えする為に有るのですね~。
微妙~に巡る先が違うんですよ。

しかし運転手さん、親切にもヨーロッパを経由した後、スパーケンブルグ停留所で降ろしてくれました…クラシックバスじゃないのに。
有難う運転手さん。
この御親切は忘れません。
てゆーか早とちりして済みませぬ。(汗)

港街に寄ったのは、D.P.Eに依頼したCDを受け取り、フラッシュカードを返して貰う為。
でなきゃ存分に撮影出来ない。

無事受取った後、今度はちゃんとクラシックバスに乗って、ビネンスタッドにとんぼ返りしたのでした。

この後雑技団の演技を観に行く予定だったので、昼食は会場であるユトレヒトに近く、そして直ぐに食べられるカフェテリアレストラン『グーテン・アペティート』で取る事に決める。

グーテン・アペティートはベーカリーも兼ねている。
ホテルメイドのパンは此処で買える。



↑ドア飾りにもパンが描かれてる。
ホルン(?)から湧き出してるのはパン…だよねぇ?
違ったらすいません。(汗)



↑店内はこんな感じで広々。(ランチ時なのに閑散としてるのは、ぶっちゃけ周囲が工事してたせいも有ろう)
ナイフフォーク類なんかはセルフですが、片付けは店員さんがしてくれるので、テーブル置きっぱにしてOKらしい。

カフェテリアなんで、並んでる中から好きな物を選ぶ。



↑という訳で自分が選んだサイドメニュー&ドリンク。

・アイスティー(310円)
・プリン(250円)
・パン1個(70円)
・バター(30円)

…パンは横のベーカリーコーナーで選んだ方が良いと感じた。
いやこの丸パンもシンプルな美味しさだけど、冬場は温められたパンのが良いなと。
以前食べた中ではアップルパイが美味かった。
他にクリームパン、カレーパンも美味しいよ。
まぁ皆美味しいって事で。
ちなみにジャムは選ばなかったけど、バターと同じく30円です。
カフェテリアらしいバター&苺ジャム。
らしいと言えば、プリンがまた生クリームの上に缶詰チェリーが載っかってたりと、ノスタルジィを運んでくれまする。(笑)
台形っぽい青のトレイが可愛くて好きだ。(てゆーか向き逆だ…)
青い花柄のお皿も店のイメージにぴったり。



↑そしてメインに選んだのは『ダッチソーセージ(1,000円)』。
写真では判らんでしょうが、かなりデカいソーセージです。
U字型してるのは蹄鉄を模してるのだとか。
噛んだ途端飛び散る熱い肉汁、美味なる物には音が有ると呟きたくなる美味さ。
四角いレバーソーセージも美味い。
個人的に店の看板メニューの1つだと思ってる。
これだけでも満腹になりますよ。

ビネンスタッド内で貴重なファミリー向けレストラン。
幼い子供に好かれ易いメニューを揃えているんで、パパ&ママには有難い店かと。
寄り易さから、自分は気に入っている。

詳しいメニューはまったりさんの記事を御覧下さい。
ダッチソーセージについて、別ブログでレポも発表しておられます。

食べてる最中、店内に雀が飛び込んで来たらしい。
「らしい」と言うのは、自分は残念ながら見てないので。
他のお客さんがはしゃいで居るのを聞いて知った事です。
店員さんは謝っておられたが、お客さんは喜んでいた。
そりゃ雀は可愛いし。
暫く居たらしいが、自分が席を立つ頃には居なくなっていた…残念。

さて食べ終り、雑技の会場ユトレヒトプラザへ移動します。



↑ユトレヒトプラザへ続くトールン橋には、宣伝用の旗(?)と赤提灯が飾られていた。
ちなみに真直ぐ行けば、ドムトールン展望台に昇るエレベーターに向う。



↑強風に煽られて今にも飛びそうな赤提灯。



↑チャイナ風に飾られたユトレヒトプラザ出入口。

雑技団の演技はハウステンボス毎冬恒例。
1月~2月頃にしか観られない出し物なのです。
今年は有料(4歳以上の一般は500円、場内ホテル宿泊者やモーレン会員は300円)でしたが、結構賑わっとりましたよ。
入って正面に有る自動券売機で入場券を買い、スタッフに渡して入るシステムでした。

ユトレヒトプラザは体育館に似た趣。
椅子がまた畳み式だから、尚更卒業式にでも参加してる気分。
チャイナ~なBGMが大音量でかかってる中、前方の席に座って開演を待つ。
時間が来て落とされる照明、自動で引かれる暗幕。
登場した校長…あいや司会役のチャイナドレス着たお姉さんが、演技者や行われる演目のガイドを始めます。

今年演じたのは中国大連雑技団の皆様。
華麗かつダイナミックな演技で魅せて下さいました。

演目は以下の通り。

1)開演式(各演技者が総出で顔見世)



↑その中での中国独楽を使った演技。
軽々やって観せるが、素人は回す事すら難しいらしい。

2)雑技バレェ



↑中国版白鳥の湖と言った風情。
優雅さの中で醸す力強さ。
男性の体は見事な逆三角形してました。

3)中国独楽(糸と独楽がくっ付いて見える滑らかさ)

4)男2人のバランス体技(頭の上で倒立したり、寝そべったり)

5)傘回しの技(逆さで手足全て使い、何本もの傘を回す!廻る傘は花の様に綺麗でした)

6)ローラースケートの回転技(演じてた少女は若干10歳!)

7)ピエロのマジックコント(ゲスト参加有、参加したゲストはプレゼントが貰える)

8)輪潜り(虎縞の衣装着た青少年数人が、幾つも積み上がった、しかも回転してる輪を次々と潜って行く。観た中で最もダイナミックな演技に感じた)


…3番目の演目からは、正直見蕩れてて写真撮影出来んかったです。(笑)
兎に角凄い…1,000円以上払っても損は無く思える。
力技だけでなく、爆笑コントを混ぜたりと、組立も巧かったと思う。

自分の写真じゃちっとも臨場感伝わらんので、マーチさんの記事をリンクさせて戴こう。(汗)
回によって演目は変ります。
何泊もしてるなら、全部の回を観ようとしたでしょう。

…つくづく1泊2日は余裕が無い。(汗)

全ての演技終了後、再び出演者総出でカーテンコール。
舞台から降りて中央を通り、観客と握手を交わします。
そして拍手止まぬ中舞台に戻り、幕内へと帰って行ったのでした。



【続】

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2 コメント

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Unknown (みー)
2008-03-07 10:48:53
去年雑伎を観て「これは旦那が好きそうだ。見せてあげられたらいいな」と思っていたんです。
で、今年ちょうど雑伎のシーズンに帰国することが出来て良かった良かったって思っていたら・・・。
なんで私達が行く日休演なの!?しかも2日共!
という結果でした(泣)。
多分普段の行いでしょうね~・・・旦那さんの(笑)。

びよりさんは「晴女」なのですね。
私は長崎・ハウステンボス限定の「雨女」なので羨ましいです。
春夏秋冬関係なく。
しかも暴風雨も時々(--;)

あ、朝陽を拝むデートいいですね!是非是非♪
寝坊したらごめんなさい(笑)。
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デートの誘いを (びより)
2008-03-07 22:08:12
お受け下さり有難う御座いますv
その時はメールで事前に起こしますんで、メルアド教えて下さい。
そしてマナーモードを解除しておいて下さい。(笑)

2日共とは運が悪い。
自分も今回の旅行1日目は休演だった為、2日目に回したんですよ。
しかしそうか…「旦那さんの」行いのせいでしたか!(爆笑)

長崎・ハウステンボス限定の「雨女」って、それって今正にハウステンボス側に求められてる存在かと!
渇水に悩むハウステンボスを救えるのは、みーさん…貴女だ!
という訳で早々に帰国の御用意を。(笑)

晴女なんすが、無駄に用心深い気質故、傘を忘れた例無いんですよ。
毎回使わないのに、重い思いして持って来てる事考えると、損してる様な。(汗)
かと言って、家に置いてった途端に降られたりしてな~。(苦笑)

コメント戴き、有難う御座いました!
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