唐突ですが、以前デンハーグに10月、12月と連続して宿泊した時の話…
ホテルスタッフの方に部屋まで案内されてる時、「実は今年の10月にも泊ったばかりで…」と照れ笑いしつつ告白したらば、
「宜しければ他ホテルにお取替え致しましょうか?」等とあっさり言われてしまった経験が有る。
即座に「いえそんな…別にこのホテルに不服が有る訳じゃなし…」と焦って断ったのだが。
…今考えると、どんな風に替えて貰えるか試してみりゃ良かったかな~~と。(笑)
何が言いたいかっつうとですねぇ…どうやらハウステンボス場内ホテルは、当日部屋だけでなく、ホテルまで替えてくれる程、融通が良いよという事です。
場内ホテル4つは殆ど繋がってます。(場所がでなく、ホテルのサービス部分で)
宿泊者の中には各ホテルに1泊づつして廻るって方も居るらしい。
その際荷物はちゃんと次の場内ホテルまで送ってくれるらしく。
客はただ身1つでホテルを移動するだけ。(移動の足も手配してくれる)
混雑してる日だったら無理でしょうが、もしも充てられた部屋の具合が悪いよという事であれば、来た当日でも相談してみると良いんじゃないかとね。
部屋が空いてれば、多分あっさり替えて貰えますよ。
ホテルを替えて貰う場合、アムステルダム⇔デンハーグなら宿泊料金はそう変らないですが、ヨーロッパ・フォレストヴィラ⇔アムステルダム・デンハーグの場合は、生れた差額分だけ払わされたり戻されたりしますんで。(各ホテルともスタンダードルームで宿泊した場合の話です)
昔の話をし終えた所で、昨日の続き。
部屋に入って先ず何したかっつうと、カメラの電池の充電。
撮影大分控えてた積りでも、結構枚数撮ってたんでね~。
そして中に着てたセーターを脱いだ。
…暑かった…暑かったんだよ…本当。(汗)
上着は薄いナイロン地のコートだったけど、セーターはオーバー過ぎたかもしれない…。(汗)
「長崎は九州なんだし、暑くて当り前」と言われそうだが、東京と比較した場合、気温にそんな差は無く思います。
ハウステンボスなんか海の側だから、むしろ海風で涼しく感じたりな。
この頃東京も暑かったんで、全国的に暖かかったんでしょう。
旅行中会う人会う人に「此処んトコ異常な暑さだよね~」なぞと言われてました。(笑)
結局セーターは夜に花火観に行く時くらいしか着なかった。
厚手の上着も持って来てたけど、全く使わなかった。
薄手のコートの下にはTシャツでした。(汗)
Tシャツ…実は下着代りに持って来た物だったんすが…。(汗)
不眠での移動は流石に疲れたんで、暫しベッドにぱったり倒れてた。
しかしプログラムに「17:40~アレキサンダー広場にて『愛の点灯セレモニー』」と載ってるのを見て…体力残ってる1日目の内に観とくかと。(笑)
アレキサンダー広場なら目の前だしね。(窓から降りりゃあ直ぐですよ…勿論降りないけど)
充電を切り上げ、カメラ持って広場へ。
広場は既に沢山の人で賑わっておりました。
未だイルミネーションは灯されていない。
通りを照らす街灯は灯されてましたが。
開始の合図を告げる重々しい鐘の音。
スタッドハウス左端の壁から、白い外套着た人が出て来る。
イメージとしては聖ニコラウス??
この人がサンタクロースかと、周囲から声が聞えて来たり。
サンタクロースはショーの最後で別に登場します。(「聖ニコラウス=サンタクロースじゃないの?」という疑問は置いといて)
この聖ニコラウスさん(←便宜上そう呼ばせて頂きます)がショーのナレーション役を担ってます。
今年は『ラブ・セイント(セイント……星矢??←オタク思考)』なる愛の聖者達が、場内に愛の火を灯すというコンセプトで御座います。
『愛の点灯セレモニー』…『Love St. Stella(ラブ・サンステラ)』…『あなたに伝えたい Love Message』…
メインショーの名前3つに『愛』が入れられてるんだな。(笑)
いや…大事だと思いますよ…愛……捻くれてる人間にはちょっと眩しいだけで。(笑)
最初に現れたのは火の聖者『ファイアーピクシー』、昼間ワールドバザールのステージで観た、アメリカからのファイアーパフォーマンスグループです。
3人揃って火を振り回しての迫力有るパフォーマンス。
パフォーマンスに合せてスタッドハウス壁面に巨大で美麗な映像が映される。
や、素晴しく美しい映像でしたよ。
04年クリスマス企画『光の壁画』のグレードアップバージョンと言いますか…あの頃はただ映像が壁に映されてるってだけで、色も鮮明でなかったけど。
それとは比較にならない程クリアな映像で、しかも音響効果付。
技術の進歩を感じましたです。
2番目に登場したのは踊りの聖者、モルドバ共和国から来た民芸舞踏団『フルエアラーシュ』。
最初「コサックダンス?ロシアから来た方々かな??」と思ったんですが、後でインフォメーションセンターに問合せたら「モルドバ共和国から来た方々ですよ~」との事…済みません、無知だから『モルドバ共和国』って何処に在るのか見当も付かなかったんすが。(汗)
ブルガリア共和国の側らしい…今回ブルガリア・モルドバ・ハンガリーと、どういった繋がりからか、東欧の国々からの御参加だった様で。
ロシアとも近い訳だから…コサックダンスに似てるのも然も有りなんっつうか。
メンバーは8人位…だったか?
早いテンポに乗って足踏鳴らし、クルクル線や円を描くようにして踊る。(見た目「かごめかごめ」か「花いちもんめ」か)
一糸乱れぬ足捌きが見事、踊りに合せて壁にも円が描かれる。(↑記事上写真を御覧下さいませ)
3番目は去年に引き続いての御登場、ゴスペルグループ『ハーレムメッセンジャー』の皆さん。(歌の聖者?)
歌うのはこれも去年同様『ハッピーディズ(御免、正式歌名かは知らない…)』。

↑写真小さくて済みませぬ。(汗)
花弁が舞い落ちて来る様な映像が美しく。
今年はメンバーが去年より少なかったのが寂しい…歌うのも精々1曲位…だったし。
去年も観に来てたお客さん結構居たみたいで。
観客のノリが1番良かった。(笑)
元より観客をノセるコツを知ってる方達だってのも有るでしょうが。
「あ、この歌知ってる~♪」って声もちらほら聞えて来たし。
相変らずの歌唱力、マイク要らずの声量に聞惚れました。

↑クライマックスは光の馬車に乗ってサンタクロースの登場。
一気に沸き上がる歓声。

↑そして広場のイルミネーションも一気に灯される。
これがハウステンボス伝統のクリスマスセレモニー。
いや~実に感動的ですよ~~v
ショー終了時に丁度日が完全に落ちるってのも有ってね。(←私が行った11月上旬の時点で)
暗闇の冥府から光の極楽浄土へ…この瞬間が味わいたくて、毎年冬に何時も行ってるという。(照笑)
この『愛の点灯セレモニー』、実際の挙式が組入れられるパターンも有るらしい。
残念ながらそれは観られなかった…観た方いらっしゃいますかねぇ?
想像するなら…2人のカップルがサンタと共に街の灯りを点灯するクライマックス。
その後皆で祝福の歌を歌うって感じかな~と。(歌は主にゴスペルグループがメインで…『アメイジング・グレイス』辺りが歌われたりしてな)
さて…ショーが終ると同時に、広場から人が流れます。
大抵の人が次のショー会場のパレス方面向ってました…日帰りの方は今夜しかショー観られないですしね。
私は…夕食取る事にしました。
18時過ぎると途端にレストランの多くが混雑するんで。
18:30~パレスハウステンボスで『光の宮殿コンサート』が開催されるとの事でしたが、それはまぁ明日に見送るかと。
という訳で広場~港街スパーケンブルグへと移動。
この時間を過ぎた場内は星屑の街。
何処振向いても光で満ち溢れてる。
夜の海の暗さがそれを引立たせてるんですなぁ。
北海道函館の夜景が何故綺麗かっつったら、前に夜の海が広がってるからというのも有るんじゃないでしょうかねぇ。
ライトアップされたホテルヨーロッパの横を過ぎて(去年より今年は大人しめなカラーでした…「紅白イルミは派手だ、ヨーロッパらしくない」とでもクレームが来たか?)、天婦羅が美味しいと評判の『花の家』へ。
元は『真藍』と言う名の割烹料理屋さんだったんですが、今年夏にリニューアル致しましてね。
和食料理屋なのは変らずなのですが、お座敷その場で天婦羅の店では無くなった。(残念)
以前は客の目の前で天婦羅揚げる形だったのですが…店の特徴として残して欲しかった気もする。
出入口前の板塀が無くなってたのも寂しかったな~、周囲の景観とミスマッチで好きだったのに…。
しかし内部の和調は濃くなってたかも…外観は煉瓦造で洋なだけに、ギャップが生れて面白い。
店内入ると既に結構な賑わいで御座いました。
洋のカラー濃い場内に於いて、和食の店は希少価値。
しかも結構美味しいとの評判が人を呼ぶのでしょう。

↑私が案内されたのは、入って右のテーブル席でした。(写真の席は違いますが)
畳の席も有るそうなので、畳席が良い方は訊いてみて下さい。

↑サービスでお茶が出ます。
以前は鮨屋で出て来る様なビッグサイズの湯飲み茶碗だったんすが、リニューアル後は普通サイズとなってました。(笑)

↑頼んだのは『天婦羅定食(1,800円)』。
…や…凄い量なんすけど…。(汗)
決して小さくない海老天が2ヶ、イカきす南瓜レンコン茄子シソ海苔天が1ヶづつという、天婦羅だけでも充分な量。
それに加えて和え物茶碗蒸し漬物まで有る。
土瓶で温めてあるのは茶漬用の茶です。
店員さん曰く「先ずは天つゆで食べて頂いて、その後ご飯に載せて天茶漬として召し上がって下さいよ」との事。
ご飯も2杯分有った…昼に結構食べてた身には堪える。(汗)(←なら頼むなよ)

↑天婦羅は昔と変らず美味しかったですv
さっくりしてて、何より素材その物が美味しく感じられた。
実は私、そんな海老好きな方じゃないんですが…好きでない人間でも美味しく食べられるのが凄い。
この質と量でこの値段なら、お得感持てるんじゃないかと。
1つだけ気になった点が有りまして…時々店内に「ピンポーン♪」と音が響く。
何かと思ったら、キャッシャーに置いてあった呼び鈴だったんですな。
食べ終った客がお勘定お願いする時、キャッシャーに人を呼ぶ為に押してた音だったんですよ。
…呼び鈴としては音が悪いような。(汗)
「チリリン♪」と音を鳴らす様な…そんなのに変える訳にはいかないんだろうか?
それじゃ聞えないとか…?う~~ん…。(悩)
腹が苦しいとか言いながら、全部食べました。(恥笑)
最後は茶漬にして、山葵の辛さで誤魔化して掻っ込んでたような…。(笑)
けど本当美味しかった、此処の天婦羅食べるのもハウステンボスに来る楽しみの1つだなぁと感じたり。
食べ終ってお茶の追加を頼むと、直ぐに持って来てくれた。
しかし持って来てくれたのは、頼んだのとは別の店員さんでして。
後で直接頼んだ店員さんからも茶を貰ってしまった。(笑)
店員さん、お手間取らせちゃって御免…んで御馳走様でした。(笑)
席を立ちキャッシャー向うと、出入口に用意された待合席が間に合わない程混雑してました。
もちょっと遅く入ってたら、かなり待たされてただろう…タイミング良かったな~と思う。
土日にハウステンボス行く時は、夕食を取る場所を予め決めといた方が良いです。
んで決めたら18時には店入るようにした方が良い。
ニュースタッド~ビネンスタッド地区に在るレストランは、19時過ぎると早々クローズしてしまう店が多い。
花火を観賞しようと人波が港街方面に移動してしまうからなのですが。(汗)
よってユトレヒト~スパーケンブルグに在るレストランだけに絞られる。
中でも人気店は直ぐにいっぱいになり易いです。
『花の家』は場内珍しい和食店で、味の評判も良く、手頃な値段メニューが有り、加えて花火会場に程近いという事で、総合点の高さから人気が有るのかもしれない。
店を出る頃には19時過ぎてました。
今からアレキサンダー広場戻れば丁度『ラブ・サンステラ』やる時間になるな~と考え、再び広場に戻る事に。
…着いたら何故かアレキサンダー広場は真っ暗でした。(汗)
不思議に感じてたら、また鐘の音が重々しく鳴り響く。
そしてスタッドハウス左端の壁から、ナレーション役の聖ニコラウスおじさん(?)が御登場。
次に現れたのは火の聖者『ファイアーピクシー』。
さっき観た時同様、ド派手な映像をバックに、音楽に合せて迫力のパフォーマンスを繰広げる。
…この時点で「何だか『愛の点灯セレモニー』と似てるな~」という感想が頭を過ったり…。(汗)
音響や映像の効果はこっちのが重々しくド派手でして。
この時間になると場内真っ暗だから、映像もより鮮明に観えるんですな。
写真を撮影するにも、こっちのがお勧めです。
で…私も写真を撮影しようとして――
――カメラがバッテリー切れ起しました。(泣)
無理すりゃ撮れなくも無いんですが、直ぐに切れちゃうもんで…このままじゃショーを集中して観られないと、結局撮影諦めました。(涙)
そんな訳でこっからは殆ど文章で説明。(汗)
2番目に登場したのは歌の聖者、ブルガリア共和国シンガーの皆様。

↑…これだけは撮れた。(苦笑)
今回観て聴いた中で、自分が1番感動したのは、この方々の歌声でした。
素晴しく声量が有って、透明で神秘的な歌声。
教会の聖堂をイメージした映像が背景として映されたんですが、ぴったりだと感じられましたね。
クリスマスのイメージにも合うかと。
18:30~パレスで行う『光の宮殿コンサート』はこの方々のソングショー。
歌声に感動された方は是非聴きに行こう。
3番目に登場したのは旋律の聖者、ハンガリーミュージシャンの皆様。(余談ですが紹介された時「何が戦慄だと言うのだろう??」と不思議に感じた…後で「ああ『旋律』か」と…馬鹿で御免)
曲目はブラームス作曲『ハンガリー舞曲第5番』。
多分ホテルロビーでチェックイン客を出迎えて下さったヴァイオリン演奏者の方々かなぁと。
4番目に登場したのは踊りの聖者、モルドバ共和国から来た民芸舞踏団『フルエアラーシュ』。
この方々も再びの御登場ですな。
またも息の合った踊りを披露して下さった。
あげな早いテンポで踊っても足が縺れないのが凄い。
太鼓の上乗っかって足で踏み叩いて演奏したのには感動した。
最後は全員登場してサンタクロースを迎え入れる。
汽車もどき(?)な形した車に乗って、サンタクロースがステージの左後方から御登場。(ビネンスタッドバス停方面から来るようです)
皆の踊りや歌声で打ち砕かれる闇。(といった映像が映される)
再び一気に点灯される広場のイルミネーション。
そして感動のフィナーレ。
ショーの概要を伝えるとこんな感じ。
……正直点灯ショーは2つも行わなくて良いんではと感じた。(汗)
2つ合せて観ると、2度同じショーを観た気分になるんですよ。(汗)
どうして同じ様なショーを行ったのか?…これはあくまで想像なのですが…「より暗闇の中で行った方が今回のショーは映える」と考えた所から始まったんでないかな~と。
「しかし夜遅くまでイルミネーションを灯さないというのも…」って声が上って、「それなら点灯ショーを2回やりましょう」となったんでないかなと。(あくまで想像ですよ)
『愛の点灯ショー』やってた時間は未だ暗くなったばかりで、『ラブ・サンステラ』と比較すると映像がはっきりしてない。
今回は真っ暗闇の中でこそ映えるショーだった訳で。
だけど2度行う為に一旦点けた灯りをまた消すというのはどうかと…。(汗)
19:15~20:00迄、広場が真っ暗闇に包まれてるというのは……夜景観に来た人にとっちゃ、結構困り事だろうと思うのですが。
ショーは観たくないって方も居るでしょうからねぇ…そういう方は、この間は夕食取るようにするとか…ホテルに戻って休んでるとか…夜のパレスを眺めてるとか。(汗)
『愛の点灯ショー』も『ラブ・サンステラ』もとても綺麗なショーなんで、1回は観る事をお勧めします。
出演者の方々の歌や演奏や踊りはどれも素晴しいですし。
…ただ重ねて観ると同じ物を観たよう感じちゃうんで、連泊される方なら日を分けて、日帰り&1泊だけの方ならどっちかに絞られた方が良いかなとも思う。
それとプログラムに演目の説明が有ると嬉しかったかなと。
何処の国の踊りで歌か、事前に説明有るともっと楽しめたような気がします。
子供から観たら今回の出し物は良く解らなくてつまんなかったかもと…。(汗)
馴染の有るクリスマスソングを歌って踊った方が、子供には解り易くて楽しかったんでないかな~。
てゆーか「鐘の音が怖い」とか、いきなり暗闇に包まれて怖がってた子も居ないでも無かったんですよ。(苦笑)
まったりさんのブログに今回のショーを写した美しい写真が載ってますんで、御参照下さいませ。
以前話したパサージュのイルミネーション写真も載せて下さってます。
こちらも綺麗なんで是非御覧下さいませ~♪
ホテルスタッフの方に部屋まで案内されてる時、「実は今年の10月にも泊ったばかりで…」と照れ笑いしつつ告白したらば、
「宜しければ他ホテルにお取替え致しましょうか?」等とあっさり言われてしまった経験が有る。
即座に「いえそんな…別にこのホテルに不服が有る訳じゃなし…」と焦って断ったのだが。
…今考えると、どんな風に替えて貰えるか試してみりゃ良かったかな~~と。(笑)
何が言いたいかっつうとですねぇ…どうやらハウステンボス場内ホテルは、当日部屋だけでなく、ホテルまで替えてくれる程、融通が良いよという事です。
場内ホテル4つは殆ど繋がってます。(場所がでなく、ホテルのサービス部分で)
宿泊者の中には各ホテルに1泊づつして廻るって方も居るらしい。
その際荷物はちゃんと次の場内ホテルまで送ってくれるらしく。
客はただ身1つでホテルを移動するだけ。(移動の足も手配してくれる)
混雑してる日だったら無理でしょうが、もしも充てられた部屋の具合が悪いよという事であれば、来た当日でも相談してみると良いんじゃないかとね。
部屋が空いてれば、多分あっさり替えて貰えますよ。
ホテルを替えて貰う場合、アムステルダム⇔デンハーグなら宿泊料金はそう変らないですが、ヨーロッパ・フォレストヴィラ⇔アムステルダム・デンハーグの場合は、生れた差額分だけ払わされたり戻されたりしますんで。(各ホテルともスタンダードルームで宿泊した場合の話です)
昔の話をし終えた所で、昨日の続き。
部屋に入って先ず何したかっつうと、カメラの電池の充電。
撮影大分控えてた積りでも、結構枚数撮ってたんでね~。
そして中に着てたセーターを脱いだ。
…暑かった…暑かったんだよ…本当。(汗)
上着は薄いナイロン地のコートだったけど、セーターはオーバー過ぎたかもしれない…。(汗)
「長崎は九州なんだし、暑くて当り前」と言われそうだが、東京と比較した場合、気温にそんな差は無く思います。
ハウステンボスなんか海の側だから、むしろ海風で涼しく感じたりな。
この頃東京も暑かったんで、全国的に暖かかったんでしょう。
旅行中会う人会う人に「此処んトコ異常な暑さだよね~」なぞと言われてました。(笑)
結局セーターは夜に花火観に行く時くらいしか着なかった。
厚手の上着も持って来てたけど、全く使わなかった。
薄手のコートの下にはTシャツでした。(汗)
Tシャツ…実は下着代りに持って来た物だったんすが…。(汗)
不眠での移動は流石に疲れたんで、暫しベッドにぱったり倒れてた。
しかしプログラムに「17:40~アレキサンダー広場にて『愛の点灯セレモニー』」と載ってるのを見て…体力残ってる1日目の内に観とくかと。(笑)
アレキサンダー広場なら目の前だしね。(窓から降りりゃあ直ぐですよ…勿論降りないけど)
充電を切り上げ、カメラ持って広場へ。
広場は既に沢山の人で賑わっておりました。
未だイルミネーションは灯されていない。
通りを照らす街灯は灯されてましたが。
開始の合図を告げる重々しい鐘の音。
スタッドハウス左端の壁から、白い外套着た人が出て来る。
イメージとしては聖ニコラウス??
この人がサンタクロースかと、周囲から声が聞えて来たり。
サンタクロースはショーの最後で別に登場します。(「聖ニコラウス=サンタクロースじゃないの?」という疑問は置いといて)
この聖ニコラウスさん(←便宜上そう呼ばせて頂きます)がショーのナレーション役を担ってます。
今年は『ラブ・セイント(セイント……星矢??←オタク思考)』なる愛の聖者達が、場内に愛の火を灯すというコンセプトで御座います。
『愛の点灯セレモニー』…『Love St. Stella(ラブ・サンステラ)』…『あなたに伝えたい Love Message』…
メインショーの名前3つに『愛』が入れられてるんだな。(笑)
いや…大事だと思いますよ…愛……捻くれてる人間にはちょっと眩しいだけで。(笑)
最初に現れたのは火の聖者『ファイアーピクシー』、昼間ワールドバザールのステージで観た、アメリカからのファイアーパフォーマンスグループです。
3人揃って火を振り回しての迫力有るパフォーマンス。
パフォーマンスに合せてスタッドハウス壁面に巨大で美麗な映像が映される。
や、素晴しく美しい映像でしたよ。
04年クリスマス企画『光の壁画』のグレードアップバージョンと言いますか…あの頃はただ映像が壁に映されてるってだけで、色も鮮明でなかったけど。
それとは比較にならない程クリアな映像で、しかも音響効果付。
技術の進歩を感じましたです。
2番目に登場したのは踊りの聖者、モルドバ共和国から来た民芸舞踏団『フルエアラーシュ』。
最初「コサックダンス?ロシアから来た方々かな??」と思ったんですが、後でインフォメーションセンターに問合せたら「モルドバ共和国から来た方々ですよ~」との事…済みません、無知だから『モルドバ共和国』って何処に在るのか見当も付かなかったんすが。(汗)
ブルガリア共和国の側らしい…今回ブルガリア・モルドバ・ハンガリーと、どういった繋がりからか、東欧の国々からの御参加だった様で。
ロシアとも近い訳だから…コサックダンスに似てるのも然も有りなんっつうか。
メンバーは8人位…だったか?
早いテンポに乗って足踏鳴らし、クルクル線や円を描くようにして踊る。(見た目「かごめかごめ」か「花いちもんめ」か)
一糸乱れぬ足捌きが見事、踊りに合せて壁にも円が描かれる。(↑記事上写真を御覧下さいませ)
3番目は去年に引き続いての御登場、ゴスペルグループ『ハーレムメッセンジャー』の皆さん。(歌の聖者?)
歌うのはこれも去年同様『ハッピーディズ(御免、正式歌名かは知らない…)』。

↑写真小さくて済みませぬ。(汗)
花弁が舞い落ちて来る様な映像が美しく。
今年はメンバーが去年より少なかったのが寂しい…歌うのも精々1曲位…だったし。
去年も観に来てたお客さん結構居たみたいで。
観客のノリが1番良かった。(笑)
元より観客をノセるコツを知ってる方達だってのも有るでしょうが。
「あ、この歌知ってる~♪」って声もちらほら聞えて来たし。
相変らずの歌唱力、マイク要らずの声量に聞惚れました。

↑クライマックスは光の馬車に乗ってサンタクロースの登場。
一気に沸き上がる歓声。

↑そして広場のイルミネーションも一気に灯される。
これがハウステンボス伝統のクリスマスセレモニー。
いや~実に感動的ですよ~~v
ショー終了時に丁度日が完全に落ちるってのも有ってね。(←私が行った11月上旬の時点で)
暗闇の冥府から光の極楽浄土へ…この瞬間が味わいたくて、毎年冬に何時も行ってるという。(照笑)
この『愛の点灯セレモニー』、実際の挙式が組入れられるパターンも有るらしい。
残念ながらそれは観られなかった…観た方いらっしゃいますかねぇ?
想像するなら…2人のカップルがサンタと共に街の灯りを点灯するクライマックス。
その後皆で祝福の歌を歌うって感じかな~と。(歌は主にゴスペルグループがメインで…『アメイジング・グレイス』辺りが歌われたりしてな)
さて…ショーが終ると同時に、広場から人が流れます。
大抵の人が次のショー会場のパレス方面向ってました…日帰りの方は今夜しかショー観られないですしね。
私は…夕食取る事にしました。
18時過ぎると途端にレストランの多くが混雑するんで。
18:30~パレスハウステンボスで『光の宮殿コンサート』が開催されるとの事でしたが、それはまぁ明日に見送るかと。
という訳で広場~港街スパーケンブルグへと移動。
この時間を過ぎた場内は星屑の街。
何処振向いても光で満ち溢れてる。
夜の海の暗さがそれを引立たせてるんですなぁ。
北海道函館の夜景が何故綺麗かっつったら、前に夜の海が広がってるからというのも有るんじゃないでしょうかねぇ。
ライトアップされたホテルヨーロッパの横を過ぎて(去年より今年は大人しめなカラーでした…「紅白イルミは派手だ、ヨーロッパらしくない」とでもクレームが来たか?)、天婦羅が美味しいと評判の『花の家』へ。
元は『真藍』と言う名の割烹料理屋さんだったんですが、今年夏にリニューアル致しましてね。
和食料理屋なのは変らずなのですが、お座敷その場で天婦羅の店では無くなった。(残念)
以前は客の目の前で天婦羅揚げる形だったのですが…店の特徴として残して欲しかった気もする。
出入口前の板塀が無くなってたのも寂しかったな~、周囲の景観とミスマッチで好きだったのに…。
しかし内部の和調は濃くなってたかも…外観は煉瓦造で洋なだけに、ギャップが生れて面白い。
店内入ると既に結構な賑わいで御座いました。
洋のカラー濃い場内に於いて、和食の店は希少価値。
しかも結構美味しいとの評判が人を呼ぶのでしょう。

↑私が案内されたのは、入って右のテーブル席でした。(写真の席は違いますが)
畳の席も有るそうなので、畳席が良い方は訊いてみて下さい。

↑サービスでお茶が出ます。
以前は鮨屋で出て来る様なビッグサイズの湯飲み茶碗だったんすが、リニューアル後は普通サイズとなってました。(笑)

↑頼んだのは『天婦羅定食(1,800円)』。
…や…凄い量なんすけど…。(汗)
決して小さくない海老天が2ヶ、イカきす南瓜レンコン茄子シソ海苔天が1ヶづつという、天婦羅だけでも充分な量。
それに加えて和え物茶碗蒸し漬物まで有る。
土瓶で温めてあるのは茶漬用の茶です。
店員さん曰く「先ずは天つゆで食べて頂いて、その後ご飯に載せて天茶漬として召し上がって下さいよ」との事。
ご飯も2杯分有った…昼に結構食べてた身には堪える。(汗)(←なら頼むなよ)

↑天婦羅は昔と変らず美味しかったですv
さっくりしてて、何より素材その物が美味しく感じられた。
実は私、そんな海老好きな方じゃないんですが…好きでない人間でも美味しく食べられるのが凄い。
この質と量でこの値段なら、お得感持てるんじゃないかと。
1つだけ気になった点が有りまして…時々店内に「ピンポーン♪」と音が響く。
何かと思ったら、キャッシャーに置いてあった呼び鈴だったんですな。
食べ終った客がお勘定お願いする時、キャッシャーに人を呼ぶ為に押してた音だったんですよ。
…呼び鈴としては音が悪いような。(汗)
「チリリン♪」と音を鳴らす様な…そんなのに変える訳にはいかないんだろうか?
それじゃ聞えないとか…?う~~ん…。(悩)
腹が苦しいとか言いながら、全部食べました。(恥笑)
最後は茶漬にして、山葵の辛さで誤魔化して掻っ込んでたような…。(笑)
けど本当美味しかった、此処の天婦羅食べるのもハウステンボスに来る楽しみの1つだなぁと感じたり。
食べ終ってお茶の追加を頼むと、直ぐに持って来てくれた。
しかし持って来てくれたのは、頼んだのとは別の店員さんでして。
後で直接頼んだ店員さんからも茶を貰ってしまった。(笑)
店員さん、お手間取らせちゃって御免…んで御馳走様でした。(笑)
席を立ちキャッシャー向うと、出入口に用意された待合席が間に合わない程混雑してました。
もちょっと遅く入ってたら、かなり待たされてただろう…タイミング良かったな~と思う。
土日にハウステンボス行く時は、夕食を取る場所を予め決めといた方が良いです。
んで決めたら18時には店入るようにした方が良い。
ニュースタッド~ビネンスタッド地区に在るレストランは、19時過ぎると早々クローズしてしまう店が多い。
花火を観賞しようと人波が港街方面に移動してしまうからなのですが。(汗)
よってユトレヒト~スパーケンブルグに在るレストランだけに絞られる。
中でも人気店は直ぐにいっぱいになり易いです。
『花の家』は場内珍しい和食店で、味の評判も良く、手頃な値段メニューが有り、加えて花火会場に程近いという事で、総合点の高さから人気が有るのかもしれない。
店を出る頃には19時過ぎてました。
今からアレキサンダー広場戻れば丁度『ラブ・サンステラ』やる時間になるな~と考え、再び広場に戻る事に。
…着いたら何故かアレキサンダー広場は真っ暗でした。(汗)
不思議に感じてたら、また鐘の音が重々しく鳴り響く。
そしてスタッドハウス左端の壁から、ナレーション役の聖ニコラウスおじさん(?)が御登場。
次に現れたのは火の聖者『ファイアーピクシー』。
さっき観た時同様、ド派手な映像をバックに、音楽に合せて迫力のパフォーマンスを繰広げる。
…この時点で「何だか『愛の点灯セレモニー』と似てるな~」という感想が頭を過ったり…。(汗)
音響や映像の効果はこっちのが重々しくド派手でして。
この時間になると場内真っ暗だから、映像もより鮮明に観えるんですな。
写真を撮影するにも、こっちのがお勧めです。
で…私も写真を撮影しようとして――
――カメラがバッテリー切れ起しました。(泣)
無理すりゃ撮れなくも無いんですが、直ぐに切れちゃうもんで…このままじゃショーを集中して観られないと、結局撮影諦めました。(涙)
そんな訳でこっからは殆ど文章で説明。(汗)
2番目に登場したのは歌の聖者、ブルガリア共和国シンガーの皆様。

↑…これだけは撮れた。(苦笑)
今回観て聴いた中で、自分が1番感動したのは、この方々の歌声でした。
素晴しく声量が有って、透明で神秘的な歌声。
教会の聖堂をイメージした映像が背景として映されたんですが、ぴったりだと感じられましたね。
クリスマスのイメージにも合うかと。
18:30~パレスで行う『光の宮殿コンサート』はこの方々のソングショー。
歌声に感動された方は是非聴きに行こう。
3番目に登場したのは旋律の聖者、ハンガリーミュージシャンの皆様。(余談ですが紹介された時「何が戦慄だと言うのだろう??」と不思議に感じた…後で「ああ『旋律』か」と…馬鹿で御免)
曲目はブラームス作曲『ハンガリー舞曲第5番』。
多分ホテルロビーでチェックイン客を出迎えて下さったヴァイオリン演奏者の方々かなぁと。
4番目に登場したのは踊りの聖者、モルドバ共和国から来た民芸舞踏団『フルエアラーシュ』。
この方々も再びの御登場ですな。
またも息の合った踊りを披露して下さった。
あげな早いテンポで踊っても足が縺れないのが凄い。
太鼓の上乗っかって足で踏み叩いて演奏したのには感動した。
最後は全員登場してサンタクロースを迎え入れる。
汽車もどき(?)な形した車に乗って、サンタクロースがステージの左後方から御登場。(ビネンスタッドバス停方面から来るようです)
皆の踊りや歌声で打ち砕かれる闇。(といった映像が映される)
再び一気に点灯される広場のイルミネーション。
そして感動のフィナーレ。
ショーの概要を伝えるとこんな感じ。
……正直点灯ショーは2つも行わなくて良いんではと感じた。(汗)
2つ合せて観ると、2度同じショーを観た気分になるんですよ。(汗)
どうして同じ様なショーを行ったのか?…これはあくまで想像なのですが…「より暗闇の中で行った方が今回のショーは映える」と考えた所から始まったんでないかな~と。
「しかし夜遅くまでイルミネーションを灯さないというのも…」って声が上って、「それなら点灯ショーを2回やりましょう」となったんでないかなと。(あくまで想像ですよ)
『愛の点灯ショー』やってた時間は未だ暗くなったばかりで、『ラブ・サンステラ』と比較すると映像がはっきりしてない。
今回は真っ暗闇の中でこそ映えるショーだった訳で。
だけど2度行う為に一旦点けた灯りをまた消すというのはどうかと…。(汗)
19:15~20:00迄、広場が真っ暗闇に包まれてるというのは……夜景観に来た人にとっちゃ、結構困り事だろうと思うのですが。
ショーは観たくないって方も居るでしょうからねぇ…そういう方は、この間は夕食取るようにするとか…ホテルに戻って休んでるとか…夜のパレスを眺めてるとか。(汗)
『愛の点灯ショー』も『ラブ・サンステラ』もとても綺麗なショーなんで、1回は観る事をお勧めします。
出演者の方々の歌や演奏や踊りはどれも素晴しいですし。
…ただ重ねて観ると同じ物を観たよう感じちゃうんで、連泊される方なら日を分けて、日帰り&1泊だけの方ならどっちかに絞られた方が良いかなとも思う。
それとプログラムに演目の説明が有ると嬉しかったかなと。
何処の国の踊りで歌か、事前に説明有るともっと楽しめたような気がします。
子供から観たら今回の出し物は良く解らなくてつまんなかったかもと…。(汗)
馴染の有るクリスマスソングを歌って踊った方が、子供には解り易くて楽しかったんでないかな~。
てゆーか「鐘の音が怖い」とか、いきなり暗闇に包まれて怖がってた子も居ないでも無かったんですよ。(苦笑)
まったりさんのブログに今回のショーを写した美しい写真が載ってますんで、御参照下さいませ。
以前話したパサージュのイルミネーション写真も載せて下さってます。
こちらも綺麗なんで是非御覧下さいませ~♪