kotoba日記                     小久保圭介

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学習の靜か

2016年11月15日 | 生活
雨あがりの朝
大きな部屋にいた
白い机
空調の音
人の声
ドアが開く音
閉まる音
外から聞こえる
車の音

おはようございます

リノリウムの床を
靴が歩いてゆく
Gyu
Kyu
その音を
背中で聞いている

時は過ぎてゆく

定型詩を書こうと思ったら
案の定 二行で終わった
でもまあ
こうして言葉と
遊んでいる

青い羽の首振り扇風機が
黙って立っていた
その脇で
ヤスオさんが立っていた
黙って




父の散歩道
母のcoffee Shop

外に出ると
木に電飾が巻きつけられている
木は雨に濡れて
湿っている
そんな季節になったのだ

人は歩いている
言葉で話している

足悪き人
目見える人
車椅子の人
ごめんなさい
と心で言う
いつも無言で諭される
そんな人たちに

人は生まれて
文化の中で生きている

カフカ先生の机の上には
フランス語で書かれた
ホロコーストのテキストがあった
それを鉛筆で訳している最中の
ノートは開かれ
柿とリンゴが脇に置かれていた
I have a pen
I have a apple
ピコ太郎の音楽は
流れてはいなかったけれど
冬の日差しが
窓からカフカ先生を
明かるく照らしていた

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