kotoba日記                     小久保圭介

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緑のすごさ

2015年08月13日 | 生活
4時半にめざましをセットしたので
4時半に起きた
お弁当を作って
赤いカッパを着て
自転車でゆく

柵の内側に自転車を停め
電車に乗る



濡れたズボン
ほどなく渇くだろう
と雨をしのげる
車内でコーヒーを飲む

兆し
希望の歌
聞こえ

バスに乗り
山を抜けてゆく
突然
稲穂の緑が出現
その鮮やかな緑の平に
驚いて

川をいくつも渡る
川に点在する白
それはシラサギ
ゴイサギもいる

緑緑緑
の中に
ひっそり
流れる

灌木は水面まで垂れ



山を吸う
マンボウ

見え

山の杉が菩薩に見える
そう思うと
もっと菩薩に見える
数々の緑の菩薩

不思議だったのは
緑のことだ
山の木
田の稲
道端の草
生い茂る草むら
街路樹に
庭の木々
側溝と道路の隙間から
上へ伸びるわずかな草の芽
廃墟のぐるりの蔓
植木鉢の緑

そんな緑のすべて全員が
雨と光を栄養としていること
もちろん土はある
それにしても
雨がたくさん降る場所は
緑 繁殖する
光が加わり
彼ら
旺盛になる

当たり前のことは
当たり前じゃない
彼らは
いつ降るかも判らぬ雨を
全身で受け
根元に貯水する技術も持っている
葉はフラクタルに全方向に向かって
どこからの光も
採光する仕組みを持っている
生きるため

雨はざああ
っと降る
すべての平地に降る
移動する雲
その下に
雨が降る
緑が待ち構え
水を飲む
蓄える

緑のすごさ
自然の精巧な仕組み
生命の営み

水と光で
彼らは生きているのだ
本当だ


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