kotoba日記                     小久保圭介

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河童 有頂天

2015年08月28日 | 生活
晴れた朝
天気予報に惑わされ
空を見て
いくらコンピュータが進化しても
まだ
天気予報に誤報が出る
あと少し
もう少しで
確率が100になる時が来る
いずれにしても
にんげんはずっと前から
雨降れば
傘を手に持ち
その形状は変わることなく
傘をさしても
服は濡れ
いつまでたっても
雨に負けている
それが正しい

雨に負けていないのは
往来の川にいる
河童だ
やつら
今日も有頂天
水が三割増せば
河童 有頂天
水鳥も有頂天
川沿いの草も
川も
全部
有頂天
人間たるや
雨の用具をしたり
しなかったりで
情けない

ところてん男
登場

たった一人の女の子の
通学路
毅然とし
しかも
しなやかな
笑み寸前
までの表情を
出し
見事
おそらく駅まで闊歩してゆく
道行く人は
ランドセルの
その子の姿を見つけては
見入る
たいした存在感




雨のあとの
晴れた日の
路に降りては
餌を探す



帰り道
川はわずかに増水
やっぱり!
河童
有頂天
俺を見て
ニヤッとしやがった




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3 コメント

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Unknown (サイセイ)
2015-09-08 19:41:08
河童…芥川龍之介がニヤリと笑ったら、寒そう。
返信する
Unknown (小久保圭介)
2015-09-09 20:47:35
今朝も増水した川を見ながら、自転車を漕いでいて、この川にはカッパがいるんじゃないか、って思えて、今日は土手にあがろうとしてなかなかあがれずに、四苦八苦しているカッパを想像していました。やつは一生懸命で、それをこっちから自転車停めて、警報が出まくってる中、見ていると、カッパはこっちをばっと振り返り、キッと睨んでくる、そんな妄想。あと、子供のカッパと親のカッパの連れとか、妄想は膨れるばかり。風が川面をさーっと走り、川面に絵を書く。楽しくてしょうがないです(笑)
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Unknown (サイセイ)
2015-09-10 22:07:29
その昔、怪獣映画花盛りの頃、業績不振の日活がブームにあやかろうと制作した映画が『大巨獣ガッパ』…確か親子連れの設定だったかと。映画館で見ましたが、今でも覚えているシーンはヒロイン、山本陽子さんの"水着姿"…だけ。
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