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kotoba日記                     小久保圭介

言葉 音 歌 空 青 道 草 木 花 陽 地 息 天 歩 石 海 風 波 魚 緑 明 声 鳥 光 心 思

2011年05月15日 | 生活
スーパーの中に
休憩所がある
道路に面して
窓際に席がある
紙コップで買う自動販売機がある
僕は本を読む
本の中に
「棒」という言葉と
「言葉の溺死」という言葉が
あった
向かいの椅子に
靴を脱いで
足を放り出し
スーパーの休憩所で
本を読んでいると
ここでしか感受できないだろう
ものもあるに違いない
音楽と同じように
言葉だって
場所を変えれば
違う感受の仕方をしてくる
それは脳のことではあるのだか
フィットということを思う時
この場所でこの本は
ジャストフィット
場所が本とぴったり寄り添い
きれいな言葉を交わす
恋人になってゆく
僕はそれを見ている

手押し車の老婆が休憩所にやってきて
自動販売機で何かを買うとき
何かを呟いた気がした
そして何も飲まずに
手押し車の杖とともに
姿を消した
本を読む
「本日の特売品ミックスみそ80円はただいま完売しました」
僕はそれが目当じゃなかったが
80円なので買ったから
知ってるしバッグの中にそれはある
ミックスみそ
「言葉の溺死」なんて
まったく今の今のことじゃないか
誰もが言葉を失って
生き残った言葉が
やっと立ってまわりを見渡す
我が身の服の汚れを手で叩く
埃が風に舞い
校舎を超える






風を吸って

2011年05月13日 | 生活

朝になって
ひりひりは
治っていたけれど
ネットで調べた
「日光に当てないように」
バスの運転手がする白手袋をして

良い風が吹いてくるもんだから
風を吸った
たくさん吸った
涼しい風は
北から吹いて
誰にも彼にも
吹いてきて
吸ったよ
風を
盲人の年配女性
白杖を持って
来る
その前を
黒めがねをした年配男性
ご夫婦だ
早い歩行で
彼らは北からやってきて
足下注意と
僕は声鰍ッ
けつまずいても
支える位置でスタンバイ
「足下注意」
とオウム返しのご婦人
少し注意
すぐに早足
彼らは急いでいた
そして南へ向かった
風と同じ方向へ
彼らも向かった


アロエティック

2011年05月12日 | 生活
往き道に
自転車がパンク
帰り道
修理
待っている間に
スーパーでおからと五色そうめんを買った
「うのはな」っていう

台所で、
熱湯が右手にかかった
冷やしたよひりひり
洗面器に水を張って
冷やしたよひりひり
キンピラごぼうを作ったよ
左手で箸を動かし、
右手は洗面器の中
器用なもんだ
ドラマーになれる
なれない
問題は
パンクとやけどだ
これは今日はついてない
だからってこれで済んだ
と思う性分は得。
そんなこと言ったって
冷やしたよひりひり
家庭の医学で治療法を調べたよ
ひりひり
冷やせと書かれてあったよひりひり
榊原さんに電話して
智恵を授かるは
アロエ
お風呂に入って
右手だけ上に出して
出てから
アロエを塗ったよ
ひりひりにねばねば
ひりひりは
ねばねばに
ねばねばされて
息を静かにしていった
「自己批判せよ!」
ねばねばがひりひりに言った
するか馬鹿野郎
ひりひりは
ねばねばに
ねばねばされて
すやすや
枕の右側で
夢まで飛んでゆきました


雨雨雨

2011年05月11日 | 生活
お寺の桜の木は
葉をたくさんつけていた
雨が降って
ハナミズキの花が散る
花、
歩道に落ちて、
インターロッキングにへばりついて不動

雨は、
首に降る
マフラーをする
フードを被ったり
とったり
終日動き回ってへとへとで
家へ帰って、
玄関に水たまり
ずぶぬれって、
たまには良いよ
だって
変でしょ、
玄関に水たまりなんて
カッパは裏返しにして干して、
明日の雨に備えて夜
まだ降るぜ
雨は
誰にも彼にも
降ってくるぜ

雨雨雨
あんこだ。


カモメの歌い方

2011年05月09日 | 生活
週間ブックレビューで、
紹介されていた浅川マキの本。
評者は引用する。

「『カモメ』は感情すべてを捨てて歌った。『そんなこと知りませんよ』、
 と、放り投げて歌う時、詩は生き物のように一人歩きする」

この本と、
この引用と、
評者に拍手と感謝。
「これだ」
と胸がざわめき、
忘れていた感覚を、
呼び起こしてくれた、
週間ブックレビュー万歳。
カモメの思想。

フジタさんに
京都のお菓子をもらい
すぐに食う
大量の草花に水をやる男
の前を、
清流が流れる
鮎がいる
沢ガニがいる
苔が生え
さえずりが聞こえる
マンホールの中から、
耳が聴く音から
渓流へ旅をする
自由じゃないか!
何が?
何でも。
言葉遊びじゃないか、
何だってできるさ、
構造主義って、
言葉遊びじゃないか、
それだったら、
僕は知ってる。


5人の天使たちを
若い母親たちが連れて通る
それぞれに、
親子は手を繋いでいる
人間は
笑い、言葉を持ち、泣くし、祈る

「オハグロトンボです、秋以降に瑠璃光橋でね」
と、陽光の中でフジタさんは言う。
黒いトンボの群れを見ることができる、
野鳥保護区から北東に位置する橋、瑠璃光。

GLA、
草にくしゃみを飛ばしてしまった、
失礼。

夏日
私たちは
回遊魚の話をした
鰻は謎である
出世魚とは変な言い方、
まるっきり、
魚に失礼でしょ、
ハマチ→メジロ→ブリ
成長過程で名前を変えるなんて。

創作に行き詰まった中国の書家は、
そのたびに名前を変えるという、
でも、
魚に失礼でしょ、
彼らは行き詰まることはないのだし、
魚に失礼でしょ、
魚っていう名前も失礼でしょ、
僕らが区分けするためだから

食べます
ああおいしい
セシウム入りなら
なおさらでしょ人間様
魚よ
クロール!
人よ
クロール!
海も
クロール、クロール!



鳩と戦う

2011年05月08日 | 生活
もう夏なので、
こたつや温風ヒーターをしまった。

八百屋八景、
カボチャ高くて、
ネギ安し、
いろいろ買って800円、
ネギは4束100円で、
せっせ、せっせとネギを食べ、
安い野菜を食べたなら、
恋しいのはカボチャ。

鳩がベランダにやってくる、
糞をたらす、
困ったとホームセンターに走り、
買ってきた網。
網を買うは生まれて初めて。
何に使うかと問われれば、
鳩に使う。
オレンジ色の網を鰍ッたなら、
CDのピカピカなんて、
今の鳩は驚かず、
嫌いだ、鳩は。
うう、うう、
と鳴く鳩を、
誰かが調理してくれたら、
絶対食う。きっとうまい。
網を張るのが、
一番の効果、
と、
まだ糞害に憤慨するに至らぬここ一番、
今が鳩との勝負だ、
ネットで調べた、ネット情報。
後日、
効果絶大。
鳩との勝負に勝ったのだ、
今度来たなら、
必ず、食う。嘘。

ソファーに寝そべり、
本を読む、
睡魔が来るので、
ケータイで、
15分だけの睡眠、
アラーム鳴って、
本を読む、
睡魔が来れば、
また眠る15分、
まだ眠いので延長します、
「15分だけ」。
ほどよく眠った後に、
読書は進む、
言葉を追う、
そして忘れる。

滋養

2011年05月07日 | 生活
たくさん寝たのにまだ眠い午前11時半、
マンホールの中から聞こえる清流の前で、
睡魔のスイマー、クロール、クロール!

震災後、
被災地で、
図書館が開館したというニュースを、
見た時、
図書館に集う常連の年配男性は、
「助かります。この歳になると滋養だから」
本を読むのは、
滋養なのか、
と思い、
滋養といえば、
「強壮」を加えて、
リャrタンDと連想できたが、
まさか読書が滋養とは。
本の静かと男の歓喜、
「滋養」と言ったその時の、
破顔。

天皇皇后両陛下が被災地を訪れる映像を見て、
涙がでそうになるのは、
何故だろう、
そんな話をフジタさんとしていると、
フジタさんの目が赤くなっていた、
感動がフジタさんを包み、
それが伝染する、
発したのはこっちだが、
僕は泣かない、
フジタさんの揺れ動きに、
注目。


クロール、クロール!

2011年05月06日 | 生活
マンホールの中から、
水が流れる音、
が、
聞こえてくる。
それを、
聞いて、
安らかな気分になるのは、
思い勝手な、
清流を空想できるからだ。
水の実は、
暗渠の如くであっても、
解釈はあくまで、
清流である。

帰路に沿って、
セザンヌ先生が住む階段を上がると、
先生は執務室にいた。
原発について、
「これから先、病気が多発する」
と言った。
「東京は放射能が高いですね」
と僕が言うと、
「(名古屋より)近いから」
と返す。
「何を食べたら良いのか」
と訊くと、
「名古屋の野菜を食べていたら良い」
と返る。
魚の食物連鎖、
「花粉でも、体は異物として排除しようとするのに、
 どうして放射能は異物として体は認識して、排除しないのですか」
と僕は訊く。
「放射線だから」
セザンヌ先生の言うことは、
簡単。
「これ」
と言って、
以前、僕が渡した同人誌の代金を、
もらった。
500円で、
買ってもらった。
「件p家はお金がないから」
と言われ、
僕はその時、
件p家になる。

弁天通りを西に行くと、
途中、
ヤスオさんに会った。
青のネルシャツを着て、
連休明けから仕事だという。

夕から夜になって、
浜岡原子力発電所が、
止まる、
というニュースが飛び込む。
その驚きに僕が飛び込む。
クロール、クロール!

51

2011年05月06日 | 生活
昨日は、
眠りから醒めた夕、
自転車で歩いていた、
銀色の五十円玉だ、
と胸打ち、
少し戻って、拾った、
すぐ近くに、
銀色の1円玉も。

八百屋まで行った、
休み、
そうか、
まだ連休か、
と、
我、何してる、、
と問うて、
帰路、
そうか、
51円を拾うためだったか、
と解。

乾燥した「ショウガ」を、
「ベランダ」から集め、
「ミキサー」で「パウダー」にして、
「タッパー」に入れ、
台所仕事で、
考える「アレコレ」。


駒沢裕城

2011年05月05日 | 音楽
駒沢さんの貴重な動画を、
発見しました。

美しいです。

一度は、
生演奏を、
聴いてみたい、
音楽家の一人です。
こんな音楽です。 (5月10,11日 記)


 http://www.youtube.com/watch?v=cLboCHBcNcA&feature=related



 http://www.youtube.com/watch?v=g7ssPICa-8s&feature=player_embedded


 http://www.youtube.com/watch?v=-fwBlkHoSOE&feature=player_embedded


 http://www.youtube.com/user/dlpkawai#p/a/u/1/30LBMZmdwcs 



ハルイチ

2011年05月04日 | 音楽
p<Jン。
今日は、T夫妻も大阪に。
で、先に入ってもらっているTから、
「ペケがもう演奏してるよ」
とメールが来る。
げ、と思って、
外から見ても、
見えない。
音は聞こえる。
ハルイチって、
開場とともに、
演奏が始まるから、
なんだか、すんごい。
去年は、長田タコ和承が、
オープニング。
すんごい見たかったから、
かなり、がくっとした。
途中からしか、
見られなかったから。
で、
今回は、
ペケ(といっても、小椋HOZUのサメ[トなんですけど)。
のんびりした感じで、
今日は客席もかなりの人。



今日は見たい人ばっか。
そうそう、
昨日は、渋谷毅オーケストラで、金子マリが出た。
うれしかった。見たかった、ホント、金子マリ。
で、
今日は、
小川美潮! 凄い。やっぱり、凄い。
で、ペケでしょ。小椋HOZUとタコヤキさんと、
三人でやるのを聴いてると、
これって、アンビエントだよなあ、なんて思。
滅茶苦茶凄かったのは、
坂田明。明ああああ!っていう感じ。
っていうか、
フリージャズ。
っていうか、
昨日の渋谷さんのクールも良かったんだけど、
今回の坂田明は今まで見た中で、
一番、滅茶苦茶だった。
定型なんてあほくさくて、って。
で、前の前の席の人が、
「これやったら俺らでもできる!」
って言ってた。
そう言わせるのが凄い。
阿部さんに捧げたのだろう、
クラリネットの悲しい音色。
それは、坂田明なんて、
どっかおもしろくて、
偉いお坊さんみたいなところがあるから、
阿部さんに音を飛ばして、
繋がっていたのかもしれないな、
と思った。
「これが阿部ちゃんが愛したジャズです!」
と演奏を終えたあと、
風太さんが言った。



リクオが出てきて、
かっこいいオープンニングと、
「胸が痛い」を歌った。
涙が出そうだった。
リトルキヨシトミニマム!gnk!の、
元気さんの震災のMCには、
胸が熱くなった。
その人が、
あの方のご子息ときいて、
驚いた。
藤井裕、有山じゅんじ、石田長生と、
ここらのひとは、
みんなキヨシロー関連と思った。
それにしても、
石田長生とか有山とか、
ギター上手だなあ、
かっこいいなあ、
って。

中島さんにまたコロッケと巻きずしを頂く。
ありがとうございました!!

ハルイチの会場に、
白いハンチングを被った盲人様がいた。
ステージに手を置いて、
自身の身を安定させていた。
でも、その手は、
リズムを打って、
体は揺れていた。
重度障害の車椅子の人や、
足の悪い人、
もし、これが名古屋だったら、
それぞれに、
ボランティアが張り付くような気がする。
けれど、
大阪、ハルイチの会場では、
誰もがぐちゃぐちゃになって、
混ざっている。
「酔ってる人は酔ってない人が助けましょう」
みたいなことを風太さんが言う。
音楽のジャンルだけじゃなく、
いろんなコトが、
これもあれもどれもあり。
それが、本当に素敵です。
この二日間、
楽しかった。
Tも、
「今日はたくさん遊んだ」
と言う。
そうだよなー、
これだけの出演者が出て、
安いし、弁当食って、酒飲んで、
って、
こんなコンサート、他にない。
それでなくとも、
外で音楽を聴くのは、
僕にとって、
大変な喜び。

祝・春一番2011

2011年05月03日 | 音楽


やってきました、春一番。

朝、労働に行くのと同じように、
保温ジャー弁当箱を持って、
手弁当で、みそ汁、ずずって、会場で飲んだった!

近鉄電車で大阪へ。
アーバンライナー。
バラちゃんと話していると、
僕の足下に、
100円硬貨。
バラちゃんが発見。
「お、ついてる」
と。

服部緑地へ着き、
早速、中島さんにメール。
僕らは、
並ぶのが面唐ネので、
入り口前の、
木の下で座って待つ。

開場とともに、
東京ローカルホンクの演奏。
渋谷毅オーケストラが凄く良かった。
そして、
サニーデイサービスの時は、
ステージ前に人だかり。
坂田明のクラリネット、
中川五郎の強いエナジーの演奏、
友部正人の、新曲の詩は、
ダイナミックで、凄く良かった。
ハルイチ、最高。

今回は、中島さんと面会。
CDとDVDを頂き、
巻きずしも頂く。
ありがとうございました!
で、
江坂で、
3人で飲食。焼き鳥。
格安ホテルで、
何故か、
ホテルの人から、
サービスでビールとおつまみをもらう。
明日、会場で頂こう。
僕はこれ一本で十分。

今年のハルイチは、
阿部さんへ送る曲を一曲、
全員が捧げるという主氏B
風太さんが、
阿部さんの似顔絵のお面をつけて、
阿部さんの口調を真似ていた。

ハナミズキ

2011年05月02日 | 生活


こないだの、路上にて。
この吸盤型の路が好き。



これもこないだの路上にて。
で、最近、
ハナミズキが多い。
白とかピンクとか。
ねえ、花です。

ーーー

まだくしゃみ。花粉・・・。

飛行機、
雲を作って、
東から西へ向かった。

あー、緑がきれいだなあ。

アゲハチョウ、陽気。

C130が北へ向かった。

昼。むうーっと、暑い。

ショウガ

2011年05月01日 | 生活
雨、
八百屋、
スーパー。

八百屋で、
ショウガが大量で、
しかも、
安かったので、
買いました。
天日干しにする。
週間天気予報では、
ずっと晴だから、
これでスーパーショウガの、
ストックを作っておける。

少し眠って、
高橋源一郎の震災対談を、
もう一度見てみる。
まだアップされていて、良かった。
かなり、重要なことを言っている。

これから暑いけれど、
夏でも体は冷えます。
なので、
ショウガは常食で。