kotoba日記                     小久保圭介

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熊野/春

2013年05月29日 | 熊野


広い海
海の音を
聞いている
「きましたよ」
「ああ」
はじめよそよそしかった海は
風に吹かれて
いっしょになって
この場所にわたし、
なじんでゆくのがわかる
一番好きな場所

この場(四角)で、
あの交差点で、
柵がなくなり、
左側のみの流れになっていた
テトラャbト、右側に積まれていた

子ら3人、
遊ぶ、
海の、
春の、

小石は子らに投げられ、
移動し、
夜にとどまる
陽光
海の前で母と子の
言葉が飛んで、
消える
小石の音、足音、

膝を立て、
座って、話す、
人と子
この地の言葉(方言)

茶のテトラャbト
騒がしいというより、
鳥が来てさえずるよう
全部、
海に溶ける、混ざる

僕はnakagami kenji

白い石をさがす
丸い石をさがす
ペンは青色
不思議な石がある
こんな石を見つけた
へんな石をみっけた
空、豆石

言葉がそばで生まれ
聞こえ、
消え、
風が吹く
このまるいらしい星の、
ここに(今)いる
他星(太陽)の輝きが、
ここまで来ている
その作用を受けて、
わたしたち
生きている

海と太陽
海はムチツジョで、
そこにあればいい
陸をステレバ、
海に生まれるけれど、
わたし、
陸生まれ、
陸育ち
海の中では生きられない
だからただ見る
HAは海だ
声は「ふつう」
または、なし
それでもわたし、聞く
海に聞く

生きている
それ以外は、
どうでもいい
「希望」とか
「失望」とか
どうでもいい

生きている
それ以外のコトが
あるだろうか

生きている
それだけで
あとはどうでもいいのだ
「より良く生きる」
なんて贅沢だ
生き「方」を求める必要は、
ない。
生きていることを
忘れてしまったんだよなあ、
ここに来れば
それが判る
熊野。

生きている。
「生き方」は
必要ない。

新しい図書館、
そこで彼は。

4月28日午後12時42分 井戸川突堤にて


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