kotoba日記                     小久保圭介

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欅に見るもの

2020年03月24日 | 生活
  

懐かしい方々に会う
強い風
葉っぱが飛んでゆく
看板が唐黷

欅(けやき)の木が切られ
根こそぎ
取られる

以前も書いたけれど
最近
木が切られても
ほぼ
心が痛まなくなった
何故だかは判らない

命あるものは
必ず
果てる
それがどんな理由であるにしても
死生というものは
日常にあって
蟻が踏まれて果てるのには
あまり心痛くないのに
木であったら
心痛む

大小の差と
人類の愛着の価値によって
左右される生命たち

蟻と木と人が
わたしの中で
ほぼ並列になってきているのかもしれない
わからない

ただ
木が切られることに
目を背けなくなった

木は以前より
さらに美しい
それは確かだ
切るのは人間だ

欅は人間が植え
欅は人間が切る

欅並木
他の欅たちも
草も
全員
前頭葉が発達した
人間
地球上の生物の頂点に君臨する
人間
生態系の中で
一番力を持つ人類の
することを
見て
いる


コメント
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