kotoba日記                     小久保圭介

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どんどん庵上飯田店

2020年02月26日 | 生活
  
  


上飯田に行ってきた
イオン(元ダイエー)が
改装工事をする
2月末までの営業

イオンの前にある
どんどん庵も
閉店取り壊し
マクドナルドも同じ

とくに
どんどん庵には
何度お世話になったことか
メニューはシンプルで自分でうどんを湯がく
そんな歴史があるどんどん庵
うどん屋のチェーン店の元祖
あたらしいうどん屋チェーンに押され消えつつある上飯田店も
おそらくイオンの敷地内であろうから
どんな改装になるのか知らぬけれど
どんどん庵が消えるのは寂しい

上飯田
ここはおそらく名古屋で一番好きな町
大須よりも今池よりも
もっと好き
この一帯は子供の時から活動範囲内にあり
自転車で川を超え
ダイエーやダイトーボウルという
ボーリング場
上飯田ボウルというボーリング場もあった

その道すがら
父と夜
ラーメンを食べながら
ボーリングのスコアを見入っては
悦に入りビールを飲む父

わたしは早く帰りたかったけれど
父はボーリングに凝った時があって
しょっちゅう付き合わされた

父と行くボーリングは
どこか教育的で
フォームが悪いと仁王立ちで腕組みされ
でかい玉を放る遊びは
遊びではなく
あくまでもスコアが伸びるための
訓練である

友達と自転車で
上飯田ショップだったかな
地下二階にある
釣り堀屋に行った
何が凄いって
まず水槽が
銭湯の湯船くらい小さい

そこに竿を持った人たちが
釣り糸を垂らすのだ
ぐるりを囲み
その輪に入る
水槽には鯉がいる
ところが水が墨で真っ黒にしてあるから
どこを泳いでいるのかわからない
魚が見えたら
そりゃあ釣りやすいですもんね
よって釣り堀って真っ黒な水というイメージしかなく
屋外の広い生け簀なんぞ実に健全だ

上飯田はあらゆるところがどこかいかがわしく
猥雑である
それは今でもそうでありどこか低収入の人たちが住むイメージがある
多国籍であらゆる国の人たちが
知らぬ母国語で話し
極彩色の服を着ている感じと
普通の人たち
お金持ちや中産階級の人たちも
たくさん混ざっている
どこか大阪に匂いが似ている

良い思い出しかない町
上飯田
ある文学賞を受賞する知らせの電話を
受けたのも
上飯田の東にある
うどん屋で
友人とうどん定食を食べていた時だった

バスターミナルの角にミスタードーナツがあり
そこで学園祭で歌うという
仕事をもらい
待ち合わせて
小牧線に乗って女子大で歌うという
幸福も上飯田からだった
 
今でもお好み焼きは安く無国籍の町が
うごめいている
生命の躍動とともに
20年ほど前
平安通から地下鉄が名鉄に連結した
矢田川と庄内川を越える鉄橋があった
川の下にトンネルができて
名鉄小牧線は地下を走るようになった
鉄橋を渡る列車が
最後の日
たくさんの人が
地上二階へあがる階段をのぼり
コンコースを渡るところ掲示板にたくさんの
「ありがとう」
の文字があふれていた
それは歴史への感謝である

最終駅が通過駅になった時
つまり上飯田が最終駅だったのだけれど
地下鉄が連結したので最終駅はなくなった

犬山
小牧から来る人たち
行く人たちは
上飯田で降りることがなくなった

さびれる町上飯田

はずだった

ところが未だ活気があるそれは低所得者たちを含む
たくさんの階級人種が
入り乱れ
猥雑さを宿しているから面白い町であり続ける

今度引っ越すなら上飯田と
以前から決めている

わたしの記憶と共に
町も記憶している

---

どんどん庵で
うどんとコロッケを
食べ
店を出て
どんどん庵上飯田店に
一礼した

ありがとうございました

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件pはファッションで良い

2020年02月26日 | 生活


夜の雨の
痕跡

木の根を持った男
東へ向かって歩き
丘をのぼって
木の根を捨てた
そして
西へ向かって
戻っていった

久しぶりに
ラムネを食べる

---

「黄金分割というんだよ。あ、出ちゃったなあ(知識が)」

ブラウン先生は笑った
「小久保さん、ちゃんと調べてください!」
と発し
「はい」
と答える

黄金分割を調べたけれど
かなり難解
さすがブラウン先生

あらゆるところで
コンサートやスメ[ツ観戦が
無観客であったり
延期中止であったり
ということが
政府から要請され
急きょ
中止になったところもたくさん

無論
わたしも同じ気持ちだから
当然と思う

ただわずかに
政府の
『成功体験』
という言葉が
くっついて離れない
のちに
悪用されぬことを
強く願う

椎名林檎さんは
自身のバンド名が
『東京事変』ですから
決行
賛否はあるだろうけれど
一番いけないのは
バンド名です
あんな名前さえつけなかったら
中止にできただろうに
無粋を嫌ったのかも知れぬ


勝手に想像して
椎名さんたちの心中を


過激な名前は
本物の過激に
対応できぬ
それでよかったのではなかろうか
件pはファッションである
それで良い

100円ショップで
名古屋市指定の
青い不燃ごみ袋が品薄
初めて思った身近に迫る
コロナウィルスの影響



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