kotoba日記                     小久保圭介

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大地が物量に圧し潰されている

2018年03月23日 | 生活
白木蓮

昨夜少しだけ見た
石牟礼道子さんの動画
冒頭に
おそらく東京だと思う
都会で見たことを言っていて

「大地が物量に圧し潰されていると思いました」

この言葉に
強く反応した

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今日
芝が生えた
台形のターミナルを
見ていた
あれは本来の土手ではない
石牟礼さんの目で
それを見ていた


街路樹の土について
あれはすべて
下はコンクリートで固められている
大地まで根は伸びていない
もしくは
コンクリートを突き破っているかもしれない
けれどそれはおそらく
相当の年月を費やすはずだ
あれは
鉢植えと同じだ
ほぼ1メートルもない深さ
四方をコンクリートで固められている
コンクリートにしなかったら
地盤は沈下し
根は縦横に伸び
歩道を盛り上げるだろう

大木や古い木は
その生命力で
コンクリートを突き破り
寝を地面に這わせて
歩道を盛り上げる

そういうことを
考えていた

大地が当たり前の原風景であって
コンクリートジャングルなんていう
言葉ではなく
「大地が物量(コンクリート)で圧し潰されている」
と言った方が
正確なのだ
それを
石牟礼さんは
短い言葉で示唆した

このタイミング





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